-写真の部屋-

奥野和彦

Calm Days

2010-02-09 00:19:47 | 写真
100207
いよいよ低学年15人のチームでの戦いが始まっている。
昨日負けて練習試合の結果は目下三勝一敗。
うちの子は毎試合、守備に着きながらバレないように
泣いている。小ちゃい子チームの監督になった父親に
怒鳴られるのが怖いのと、退っ引きならない試合の
プレッシャーにまだ耐えられないのだろう。それなのに
1番声だけは出している。なんとかその怖さを乗り切ろう
としている。お兄ちゃんは黙々と頑張る子だったが
弟はまた違う。というように15人が本当に個性に
あふれ返っているので、楽しくて可愛くて仕方ないが
この数年の体験や記憶がこのあと、彼らの人生に
いくらかの影響を及ぼすと考えると、身の引き締まる思いが
するし、うかつな付き合いは出来ない。
昨日は、ピッチャーも1イニングに5点を取られ、泣いた。
こちらは自信もプライドもあるが故の悔し泣き。
ワンマンな奴な様でそうでない。エラーを繰り返す
チームメイトに苦言は言うが、八つ当たりにはなってない。
こんな子たちに何をかくそうメロメロで
毎日、彼らの事を考えている。

今年の6年生がもうすぐ卒業で、今季の成績がまとめられた。
なんとAチームだけで年間試合数111試合。3日にいっぺん
試合をやっている勘定。85勝25敗1分。勝率.773
個人成績の中に、長男の4勝2敗の投手としての成績を見る。
県大会に出るビッグチームの中で1番身体が小さい。
よく頑張ったと思う。

母親が学校に用事があって行ったところ、
張り出されていた息子の何かのアンケートの中に
家の親は さいてい だと書いてあったらしく、
つっこんでいる。オレは書いてないよ、と口を尖らすが
その返答ぶりでヤバいというのが解る。調子に乗って
書いたのだろう。誰が朝6時半からキャッチボールに
つき合ってやったのか、誰が毎週早朝からお弁当を
作ったくれたのか、暑い日も寒い日もグランドに手伝いに
来てくれたと思ってるのか、なんて言ったりしない。
これから十数年は、親なんてそれこそウザく、さいてい に
決まっているのだ。さいてい ぐらい漢字で書いてみろ。

久しぶりにその姿を見たくなって、というか
YouTubeが出来て初めてPretendersの動画を見る。
クリッシー・ハインドは歳をとってもカッコいい。
歳をとって、マイルドになってもなおカッコいい
アーティストはいるが、中でもかなり上のランキングである。

写真の暗室作業をしたいが、しばらく野球の写真の
まとめをしたいので、そのあとになる。
尖っていた時代からは、確かに変わった。
尖っていなきゃ人生終わりと思っていたが、
どうしても自分たちも納得せざるを得ない境地になった。
だけど、新しくなんか見えて来たものもある、
それがテーマになりそうだ。バカな鼻たれ息子どもには
このお父さん、お母さんたちの情熱はわかんねえだろうなぁ。
穏やかな日々が、どんなに熱くて、カッコいいか。



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