-写真の部屋-

奥野和彦

2020-11-25 17:04:00 | 写真


バンドの自主制作カセットテープを作ることになって
それに使う写真をオレが撮り
中に入れるジャケット兼歌詞カードを
うちで印刷することになって
時々ウチにヒロシが来るようになった。

なんだ、ギターがあるじゃん
と言って自分の曲をチャカチャカ弾き始めたので、
それを真似て弾いてみた。
「そうそう、そんな感じ。オクノはもっと早くから
ちゃんと練習したら一緒にやれたかも知れないね」
と言ったのを覚えている。

しばらくして、レスポールも元の持ち主に返してしまって、
傍に置くギターも無くなったので
フェンダーの廉価版スクワイヤーのストラトをセゾンのリボ払いで買った。
なぜ、ストラトだったのか思い出せないが、
お店に置いてあった佇まいが良かったのだろう。
ちょうど自分達の世代のブルーハーツ、ユニコーン、
ジュンスカイウォーカーズなどが出てきてバンドブーム真っ最中。
アンジーが好きだった。
写真修行も始まっていたのでフイルムも買えず、
どこかに写真を撮りに出掛けるお金も無い日には
ギターを弾いて時間を潰した。
友人達が結婚するので、披露宴に呼ばれると友人と組んでギターを弾いて歌ったりした。

今の奥さんが住んでいたアパートに
しばらくストラトは置いてあったが
多分写真の何かが欲しくてお金に変えたと思う。
小さな、ジャックの接触の悪いイライラするアンプを持っていて
TONEとVOLUMEしかないのでBOSSのディストーションを
つないであった。どちらも本当に接触が悪いので
テープだらけだった。

結婚してからは近所に遠慮してウクレレに変わった。
ギターを弾きたい時には実家の弟のテレキャスターを借りた。


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