-写真の部屋-

奥野和彦

妄想鉄道 3

2011-08-01 23:57:09 | 写真
110801
東東京大会の決勝戦の結果を改めて眺め
新聞を静かに閉じて
「まぁ、来年までお楽しみにって事だ…。」
とオーナー氏は苦笑いをした。

ベランダ越しに、電柱の上にカラスがせっせと
針金ハンガーやら木の枝などを拾って来ては
積み重ね、巣を作っているのをボーッと眺めている。

鉄道のことだが、
もう少し、観光資源が欲しいと考える。
ありがちだけど、 
        「釣り」かなぁ…。

南北に長い島の、西側には島の港があり
本州につながるルートになっていて
学校も庁舎も民家もそちら側に多くあるが
これまた南北に通っている尾根の
東側は手のつけようもない竹やぶが、切り立った
崖を覆い尽くしていて島一周道路が崖に沿うように
通っている以外は住む人もほとんどいない。

そのかわり、人が来ない分
静かな入り江で沢山魚が釣れたり
町営の海水浴場とはまた違って
静かに、家族で海水浴が出来たりする
場所もある。

島の玄関口は南にあり
そこから、北の端までをその、『開けた側』を
鉄道は走る。
南から裏側を通って秘境側にずっと線路を敷いて来るのは
困難である。 費用面でも、工事面でも。

そこで、北のメイン駅となる駅から
裏側へ向かって支線を出す。

もともと、尾小屋のキハ3を走らせたいとこから
派生している鉄道なので、本線は比較的
なだらかな線だがここへ来て、このような厳しい
支線を作るとなると

「単端」の出番だな…。 

そう思うとオーナー氏、思わず口元が緩む。
単端だったら、お隣の岡山は井笠鉄道に
 ジ という可愛いのがいた筈だが。

単端についてはまた今度。







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