昨日は新宿で仕事があって
三丁目の人の賑わいは大変であった。
昨年の初夏の緊急事態宣言の頃は
何の障害もなく歩いたが
もう、人の波に合わせて歩かないと
外れたら人とぶつかってしょうがない。
まだ安心は出来ないけれど
これがあっての経済なので。
今日は午前中は事務作業を済ませて
午後からはガスコンロの掃除など。
うちの奥さんは今日も仕事なので
私がやって、きれいにしてあげる。
一旦、郵便を出しに外に出て
近所の一軒家のお宅の窓際に
午後の冬の日差しが当たっていて
畳の上におじさんの背中が見える。
こんな日のこんな午後には
釣具のお手入れがふさわしいと思ったら
おじさんの傍に釣り竿の袋と
仕掛け巻きが置いてあって
やっぱり釣り人はそうなのだ。
そのお宅と反対側の線路に
昔ながらの赤い特急りょうもう号が
静かに、滑るように走って来る。
走行音のうるさい通勤型の電車に
比べたら、上品でカッコいい。
駅の構内に新型の特急車両が
導入されると広告が出ている。
昔のロマンスカーのきぬ、けごん。
ちょうど私たちがここに住み始めた頃から
走り出したスペーシアのきぬ、けごん。
どちらも楽しませてくれた。
今度の特急はどうだろうか。
少しだけ、普通の日々が
戻りつつあるかと感じる今日の日曜日。
