-写真の部屋-

奥野和彦

シュガー・シュガー1

2013-08-20 23:14:45 | 写真
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写真をしっかり撮り進めなくてはならない。
書いて、語っている場合ではないのである。
昔を懐かしがっているヒマがあったら撮りなさい。
なのである。
が、今しばらく仕事が続くし、夏休み恒例の?
読み物特集に入る。

仕事が続くという事は、移動の時間も増えるという事で
例の坂本龍一のサウンド・ストリートの今度は
デモ・テープ特集 '84年を引き続きYouTubeで聴いている。
80年代の中・高・大学生はたまた社会人が自作の音楽を
作りカセット・テープに録音して番組に送るというもの。
選ばれれば紹介してもらえる。
ちょうど、YMO全盛期だったので送られてくる曲も
そんなような曲が多かった。
まだ、パソコンも制作ソフトももちろんなく
楽器も高かったし、使える人は使っていたが
口やピアノやマイクで拾って来た音などで工夫して
曲を作り、応募した。

高校の合格が決まった時に父が
ステレオが欲しいか、楽器が欲しいかと聞くので
楽器、つまりシンセを買ってもらった。YMOが好きで
毎日弟の鍵盤ハーモニカを吹き鳴らし、ほとんどの曲の
メロディラインが弾けるようになった自分を見て
入学の祝いに親父が買ってくれたのだ。
でもピアノ教室でちゃんと教わった事はないので、
我流だし左右の手で違う旋律を弾く事は出来なかった。
すぐに、弾けない人でもアーチストになれる時代が
コンピューターの音楽によって来ようとしていたのだが。

高校は家から近くだったし
野球部の練習も遅くまでやったが
家に着いてからは、ヘッドホンでキーボードを
鳴らすのが生意気にいい気分転換になった。
五厘と呼ぶバリカンに長さの当てを何も付けずに刈る
その青々とした頭でシンセを弾く気持ちの悪い高校生。
近所にもずいぶん迷惑をかけたと思う。うるさくして。

自作のテープももちろん作った。
コピーもあったし、一応オリジナルもあった。
のちにこれを きんしゃちくんやみってぃも 無理矢理
聴かせられた事と思う。 貴重だね。
小遣いを貯めてリズムボックスも買った。
キーボードは音楽をやる友達に貸し出されたり
オレの部屋に日々、弾きに来る奴がいたりして
なかなかに活躍した。
自分のテープをNHK-FMに送る事はなかったし
そのつもりもなかったが、今番組をこうして聴くと
オレの方がいい。 友達の数人は絶対送った方がいい
と言ったものだ。 甲子園に出るのとどっちが
確率が高いのだろう…と思ったりした。

有名な話だが
このデモ・テープ特集で紹介された中に
のちに有名アーティストになった人達が何人かいる。
槇原敬之もそうであるし、テイ・トウワなんかも。

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