-写真の部屋-

奥野和彦

四角い写真

2021-03-01 21:50:11 | 写真


現在は福島在住の一つ年上の先輩の
写真展に行って来た。
やはり、歩きながら街中なり、畦道でなり
写真を撮るので、カメラはコンパクトに限ると。
でも、6X6の四角い画面を使いたくて
デジタルのコンパクトカメラで撮った物を
正方形にトリミングをしての作品だった。
割と大きいプリントだったけど
画面に少しも破綻はなくて銀塩写真に引けを取らない
プリントであった。

しかし、先輩曰く
やはり、ローライとかで撮りたい。
画素数とか解像度とかじゃないんだよね。
やっぱボケ方ちがうんだよな。
奥野くん、六本木でやった時はローライだったよね。
プラナー?テッサー?
テッサー。安いから、もあるけど
こだわって、テッサー付きのローライ。

で、いわゆるそのボケと言うのは
女の人を撮って、背景が被写体を引き立たせる様に
きれいに柔らかくボケる、のボケではないことも
おそらく一致している。
全体として、パースのあり方におけるボケと言えば良いのか。
つい、この前もこのブログに書いたけれど
ローライも、マキナも今もう手元にないのだ
暗室道具も処分してしまったのだと言ったら
そうだよね、それはもう仕方ない。

でも、欲しくなるんだよね、またローライが、マキナが
本当に今、そう思っている。
あれだけ、もうデジタルでいい。
もう、後戻りはしない、と決めても、こうなる。

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