釣竿は使わなければ、ただのコレクション。
使ってこその道具である。
きのうと書いた日の次の日に早速
心身のバランスを整えにイタチくんの水路へ。
以前、書いた時には護岸工事が始まりそうで…と書いたが
その後そうはならず、ずっと様相は変わらないし
住む魚、カワセミなど生き物含めて今まで通り。
川を覗こうと岸の枯れ草を踏んだら茂みの中で
少しだけ離れていく音がする。
うんと遠くに逃げればいいのに
どうしてか、近寄ればまた姿が見えそうなところで留まる。
そう、これを昔からイタチごっこと言う。
冬枯れのこげ茶に近い濃い背中の色を見せて
イタチくんはもぞもぞやっている。
イタチごっこのイタチとヒトが迫ってきたので
枯れ草から青い鷺が飛び上がって羽ばたいた。
それに驚いてイタチが猫みたいに飛び上がって驚いた。
ヒトも同じく飛び上がるぐらいに驚いた。
澄んで、冬の釣りにはとても難しい川だけど
色々工夫もしてオイカワが良く釣れた。
ただ、あのチクチク、ズボンや靴下にくっつく
あの草(センダングサ)が気になってはいたのだが
釣った魚を外して、針を左手につまみ、右手で竿を起こした時に
地面から伸びて枯れたあの草が、実が、道糸に引っかかって竿先を
大きくたわませて穂持ちの部分が折れてしまった。
竹竿とはいえ、そんなに折れるほどの負担はかけてないから
もしかしたらたまたまそこが弱かったのかもしれない。
安く手に入れたことが嬉しかった物だけれど
これで、その修理の仕組みとお代を勉強し
それでなおさら、愛着が湧くことになるだろう。
また、仕事のついでに寄ることになるけれど
口実が出来たというか、飛んで火にいるなんとやらとでも言うか。