-写真の部屋-

奥野和彦

1995

2015-11-20 20:13:25 | 写真


EIZOUくんの昨日のブログに
私の最初にやった写真展と印刷物の『File』の事が書いてある。

http://20thcargo.jugem.jp/

EIZOUくんは今日の同じ日付で何年にどんな写真を撮ったか
を今綴っているので2度奥野氏が登場する。
思い出しついでにその写真展のことを書いてみる。

その時のテーマは、「分かってなかった。」けれど
今思えば、目の前にあるものを写真にカチャッと撮って
平面にペロンと置き換えて、で、ちょっと自分風にプリント
してみた時に、つまり写真になった時との差異、では無かっただろうか。
写真を発表する人間でありたいと思って知恵を絞って
先達の仕事を見、歴史も勉強して写真の業界の中に
自分の居場所を探す、そういう時期であった。
だから、何か前衛的な方へ方へと実験をし
出来た写真がこんな感じなのだ。川面を撮っている。
ウズラみたいな豆に寄って撮ったもの、石をひっくり返して
裏にへばりついているダンゴムシを撮ったもの。
こんなようなのが30枚、全紙で並んでいた。
行き過ぎれば、解らないと否定され、
解り易く撮れば、旧態然と否定された。
この頃に出会ったEIZOUくんにもさぞや自分の考えを吹聴し
同様の否定を押し付けた事であろうと思うと、大変恥ずかしく
申し訳なく思うけれど、今でも付き合ってくれていて
その頃の事をおぼえていてくれるのは有り難い。

下の写真は長男がよちよち歩きで
雨が降って来たよと言っている。
看板はユニクロの旧マークじゃなかったかな。
子供が出来て、お金も蓄えなければならないし
自分が病気を繰り返し始める頃で
印刷物の『File』は終わってしまった。






水やっと換えてやる。
元気よく泳いでどんよりしていない。
エサも欲しがる。
よかったね。




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