-写真の部屋-

奥野和彦

風立ちぬ

2023-10-22 20:10:35 | 光の籠


今日は頭がちょっと80年代に戻っているかも知れない。
YouTubeでYMOのライブ映像をみたところから始まって
今、松田聖子の『風立ちぬ』アルバムを丸々聴いている所である。
曲は6曲目の 流星ナイト になっていて、素晴らしい。

その頃のガールフレンドが
ある日、お父さんのカメラなんだけど
もう壊れたから私がインテリア用にもらったと言って
二眼レフカメラを見せてくれた。
国産のものであった。それが中判カメラを
手にした最初であっただろう。

フイルムが35ミリでは無いこと。
ファインダーで見るのと別のレンズで写真が写ることが分かった。
もう少し時間が経って
ニューカラー という分野の写真を見るようになって
レンズの歪みの無いこの写真はどうやって撮るのか
カメラが大きいんじゃ無いのか?
なんかフィルムの入るところが大きいとこうなるんじゃないか?
あながち間違ってはいない考察であった。

で、そのカメラ、いる?
と彼女が言うので、えー、いいの?
って感じでもらったのだけど
そのレンズをカメラから外してしまって
何かお菓子の箱にそれを取り付けて
理屈も何もわからないままに覗き込んだりしていた。
要するに、暗箱カメラ、大判カメラの
真似事を知らぬ間にしていたわけである。
ただ、後日彼女が遊びに来て
バラバラになっているカメラとレンズを見て
ちょっと悲しそうな顔をしていたのには申し訳なかった。
慌てて元通りの形にはしたのだけれど。

聖子ちゃんのアルバムは最後の曲だ。
そのころの空気の感じまで思い出すようだ。
人の脳というのはすごいな。

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