K君と日ごろから仲良くしていた先輩のKさんは
駅から遠いOの家までせっせとK君を送っていった。
同僚のS君は時間があるとOの見舞いに行っていた。
事故が起こった時にはもうすでに会社を辞めていた人が
家に戻ったOの元に花を届けに行った。
お見舞いに行かない人が悪い、と言っているわけではないのは
分かってもらえると思う。
目に見える形で心配するのが最良だとは思わない。
むしろ目に見える形で心配してしまう人は
何か下心のある人か、
「都合の悪いことからうまく抜け出せない人」だと思う。
悪い意味ではなく、職場にいた大半の人は
都合の悪い事実からすっと目を逸らすことが出来た。
私はそれが出来なかったから
私に出来る事を続けていただけだ。
遠くからそっと心配できるならそうしたかったけど
私はどうしても目で確かめないと駄目だったのだ。
…Oの容態をK君に伝えるという
下心もあったから。
結果はまんまと都合の悪いことにはまり
事実がどれだけ辛くても
見守り続けなくては気がすまなくなってしまった。
お見舞いに何度行ったから偉い、
行かなかったから薄情、ではなく
遠まわしな愛情、見せかけの愛情、間接的な愛情、薄情を
私は事故を通して学ぶことが出来た。
駅から遠いOの家までせっせとK君を送っていった。
同僚のS君は時間があるとOの見舞いに行っていた。
事故が起こった時にはもうすでに会社を辞めていた人が
家に戻ったOの元に花を届けに行った。
お見舞いに行かない人が悪い、と言っているわけではないのは
分かってもらえると思う。
目に見える形で心配するのが最良だとは思わない。
むしろ目に見える形で心配してしまう人は
何か下心のある人か、
「都合の悪いことからうまく抜け出せない人」だと思う。
悪い意味ではなく、職場にいた大半の人は
都合の悪い事実からすっと目を逸らすことが出来た。
私はそれが出来なかったから
私に出来る事を続けていただけだ。
遠くからそっと心配できるならそうしたかったけど
私はどうしても目で確かめないと駄目だったのだ。
…Oの容態をK君に伝えるという
下心もあったから。
結果はまんまと都合の悪いことにはまり
事実がどれだけ辛くても
見守り続けなくては気がすまなくなってしまった。
お見舞いに何度行ったから偉い、
行かなかったから薄情、ではなく
遠まわしな愛情、見せかけの愛情、間接的な愛情、薄情を
私は事故を通して学ぶことが出来た。