ホッとするという事は全くなくむしろ気持ちがヒートしている。
3日前にベーシスト井上が記したようにフライアーズ初のレコーディングをラフミックスまで終え後は最終ミックスのみとなった。
本当は新曲というよりいつもやってるパンクナンバーを収録しようと思っていた。
自分で言っちゃアレだけどシンプルでキャッチーな必殺ナンバーのつもりだったし。
ところが今年入ってある日のスタジオでドラマー亮一が
「新曲作ったからきいてみてくれ」と。
曲作りや部屋で弾いたりしたいからギターを購入したと言っていたがスタジオにわざわざそのテレキャスターを持ち込み披露した。ドラマーだし嗜む程度かと思ってたしお手並み拝見気分で聴いてみると・・
驚いた事に前途した本来のレコーディングナンバーよりシンプルで不思議な雰囲気のナンバーだった。
暗黙の了解とはこのコトか、この時以来ずっとこのナンバーを練り込むようになった。
実際こんなにシンプルなナンバー初めてだけど何だか楽しくなってきた。
これでイケるか心配になっていながら。
それでもまだ予定曲の方がイイんじゃないかと俺自身は腹が決まらないまま、いよいよレコーディング当日。
実は年が明けてから問題があった。
シンガーマサミツの生業がこの上ない激務スケジュールだったのだ。
スタジオに仕事着でやってきてスタジオ終ればまた業務に戻るという。
そりゃ調子もでない。
フライアーズのギグを観て頂いた人はわかると思うがフライアーズは何と言ってもイケイケなシンガーの歌いっぷり、シャウトっぷりが肝だ。
仕事の合間を縫っての練習練習だった。
まずい・・
やばいよ、間に合わないわ、これ・・
従来のナンバーでやっぱいこうよ
そうは言ってみたがリリックまで書きあげた亮一は大丈夫、やれるとこまでやる!
と言って聞かない。
この頃には俺は彼らを信じてみよう、以前から俺と全く違うセンス、そこに惚れ込んだのだから・・と自分に言い聞かせた。
あのね、ただ「音の趣味が合う」「仲が良い」それだけでこのバンド組んじゃないよ。
この距離を飛び越えて、非効率なやり方でも真剣に取り組める、腹を決めたはず。
だからいまこのバンドがあると思う。
ちっぽけな俺の価値観を凌駕できる何かを3人が持ってるんじゃないかって。
やはり仕事で遅れるシンガー以外のバック3人で新曲含む2曲を気持ちよくレコーディング。
予定よりやや押して到着との事でさらに既存曲をもう1曲録音。
主役は遅れてやってきた。
片手には缶ビール。
あれ?調子戻してる!
ここからはマサミツと亮一、この実兄弟2人の底力を発揮!
歌い回しのチェックを徹底、スタジオでは疲労感たっぷりでリハに身の入らなかった事がウソのように歌い方にもいつもの彼、いや初めて聴く部分もあり、にレコは進んでいく。
でも時間は残酷だ。予定時間の終わりが近づく・・
日を変える、つまり俺は帰福せねばならんから歌入れに立ち会えないのを覚悟したけど・・・なんと歌いきった!
ゴールイン!
4人で完成した!
いやそれどころか最後のボーカル被せを関野3兄弟イチの男前三男坊も遊び心で参加。
5人で完成した!!
ラフミックスを色んな角度から聴きつつ彼らを信じて良かったという気持ちとそれでも少しの戸惑いを感じた自分を恥じた。
生きてるなぁ俺。
文章にすれば軽く聞こえる言葉かもしれないが本当にそう思ったんだ。
このバンド組む前、何もかもうまくいかず劣等感しかなかった。
焦るなという方が無理だ、バンドやりたくて仕方なくてもう何年たつんよ・・
だからホッとすることなく気持ちがヒートしてるんだよ、俺。
周りからみりゃマイペースかもだけど一歩ずつ噛みしめてまた次のアクションをしよう。
早くみんなに聴いてもらいたいな。
しつこいけど最後にもう1回。
ヒートしてるよ、俺。
福岡の名所!お世話になりました!
これリビングでギター弾いてるんじゃないよ、絶賛音録り中。
自分の音をいちばん持っているベース井上!しかもほぼノーミス。
今回の使用マイギター。広島・福山から発送したよ。
ここでこのリリックを彼は歌いきったんよ。
ラフミックスをチェックする4人。
終ってしまえばこの表情の俺とマサミツ。
3日前にベーシスト井上が記したようにフライアーズ初のレコーディングをラフミックスまで終え後は最終ミックスのみとなった。
本当は新曲というよりいつもやってるパンクナンバーを収録しようと思っていた。
自分で言っちゃアレだけどシンプルでキャッチーな必殺ナンバーのつもりだったし。
ところが今年入ってある日のスタジオでドラマー亮一が
「新曲作ったからきいてみてくれ」と。
曲作りや部屋で弾いたりしたいからギターを購入したと言っていたがスタジオにわざわざそのテレキャスターを持ち込み披露した。ドラマーだし嗜む程度かと思ってたしお手並み拝見気分で聴いてみると・・
驚いた事に前途した本来のレコーディングナンバーよりシンプルで不思議な雰囲気のナンバーだった。
暗黙の了解とはこのコトか、この時以来ずっとこのナンバーを練り込むようになった。
実際こんなにシンプルなナンバー初めてだけど何だか楽しくなってきた。
これでイケるか心配になっていながら。
それでもまだ予定曲の方がイイんじゃないかと俺自身は腹が決まらないまま、いよいよレコーディング当日。
実は年が明けてから問題があった。
シンガーマサミツの生業がこの上ない激務スケジュールだったのだ。
スタジオに仕事着でやってきてスタジオ終ればまた業務に戻るという。
そりゃ調子もでない。
フライアーズのギグを観て頂いた人はわかると思うがフライアーズは何と言ってもイケイケなシンガーの歌いっぷり、シャウトっぷりが肝だ。
仕事の合間を縫っての練習練習だった。
まずい・・
やばいよ、間に合わないわ、これ・・
従来のナンバーでやっぱいこうよ
そうは言ってみたがリリックまで書きあげた亮一は大丈夫、やれるとこまでやる!
と言って聞かない。
この頃には俺は彼らを信じてみよう、以前から俺と全く違うセンス、そこに惚れ込んだのだから・・と自分に言い聞かせた。
あのね、ただ「音の趣味が合う」「仲が良い」それだけでこのバンド組んじゃないよ。
この距離を飛び越えて、非効率なやり方でも真剣に取り組める、腹を決めたはず。
だからいまこのバンドがあると思う。
ちっぽけな俺の価値観を凌駕できる何かを3人が持ってるんじゃないかって。
やはり仕事で遅れるシンガー以外のバック3人で新曲含む2曲を気持ちよくレコーディング。
予定よりやや押して到着との事でさらに既存曲をもう1曲録音。
主役は遅れてやってきた。
片手には缶ビール。
あれ?調子戻してる!
ここからはマサミツと亮一、この実兄弟2人の底力を発揮!
歌い回しのチェックを徹底、スタジオでは疲労感たっぷりでリハに身の入らなかった事がウソのように歌い方にもいつもの彼、いや初めて聴く部分もあり、にレコは進んでいく。
でも時間は残酷だ。予定時間の終わりが近づく・・
日を変える、つまり俺は帰福せねばならんから歌入れに立ち会えないのを覚悟したけど・・・なんと歌いきった!
ゴールイン!
4人で完成した!
いやそれどころか最後のボーカル被せを関野3兄弟イチの男前三男坊も遊び心で参加。
5人で完成した!!
ラフミックスを色んな角度から聴きつつ彼らを信じて良かったという気持ちとそれでも少しの戸惑いを感じた自分を恥じた。
生きてるなぁ俺。
文章にすれば軽く聞こえる言葉かもしれないが本当にそう思ったんだ。
このバンド組む前、何もかもうまくいかず劣等感しかなかった。
焦るなという方が無理だ、バンドやりたくて仕方なくてもう何年たつんよ・・
だからホッとすることなく気持ちがヒートしてるんだよ、俺。
周りからみりゃマイペースかもだけど一歩ずつ噛みしめてまた次のアクションをしよう。
早くみんなに聴いてもらいたいな。
しつこいけど最後にもう1回。
ヒートしてるよ、俺。
福岡の名所!お世話になりました!
これリビングでギター弾いてるんじゃないよ、絶賛音録り中。
自分の音をいちばん持っているベース井上!しかもほぼノーミス。
今回の使用マイギター。広島・福山から発送したよ。
ここでこのリリックを彼は歌いきったんよ。
ラフミックスをチェックする4人。
終ってしまえばこの表情の俺とマサミツ。