FRIARS'N'SNIFFERS

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山口・大阪ギグを終えて③

2014-05-24 03:28:00 | ucchhy
ハイこれでラスト!

5月11日

bite and divide 2
@心斎橋pangea


ついにきた、この日が。
寝起きの悪い俺だけどさすがにすんなり目が覚めた。
窮屈なカプセルホテルは逆に俺を集中させてくれたし。
飛行機でメンバーはやってきて今日のハコ近くのスタジオで最終調整。

そもそもなぜこんなに緊張してるかといえばこのイベントは主旨がハッキリしていてイベント製作が密に行われて大抜擢な雰囲気での出演となり熱のこもったイベントだからだ。
もちろんcasualsやpunkといったキーワードはあるにしても意味はもっと深くに俺にはあったのだ。

出演するバンドは先輩ばかり。名うてのバンドばかり。
いそいそと機材搬入しながら考えた。

この中で俺がもし・・・すっげーいいギグすれば・・・
チャンスをモノにできるかどうか、試されてる・・・
俺たちは・・・やれる、イケる、ブチかます!
ていうか今日いちばん楽しんでやるわい!

武者震いしていた。
リハも気持ち良くて完璧な鳴り!
(ここパンゲアは音もスタッフもハコ自体全て素晴らしいとこ!)

もう雑音は入らなかった。集中力のない俺だけど緊張とは別にこんな時はアルコール入っても酔わない事がわかってる。

フライアーズシャツを着てくれている人が数人。
出番直前、家族とCRIKEY CREWのシンガーに「行ってきます!」メール。
返信はいずれも俺のことをわかってくれてるであろう優しく勇気をもらえるものだった。

オープニングSEを楽屋で聞きながらメンバーで成功を約束するグータッチ。

い・く・ぞ・ぉ!!!
(↑ほんといつもこんな感じ)

客は黙ってこちらをジッとみてるけどリズムをとってて好意的にみてくれてる!(はず)
宇部ギグがそうだったように。

「そのままそれで観ていてくれ!無理にノってこなくても!そのままだ!こっちずっと観ててくれよ!カッコイイもんみせるから!」

・・と強がれた。

一瞬すぎてほぼ覚えてないけど精一杯楽しませてもらったね。

知らない人が前に出てきてくれた!
元相方は奥さんほっといて演奏に夢中になってくれた!
尾道&岡山久世のプロのSKINHEADは俺の支えだ!
名古屋からきた先輩は画像まで撮ってくださってる!
神戸のタメ歳ジェントルはニコニコしてみてくれた!
まー兄は文字通り優しく見守ってくれた!
DJブースでノッてくれてるHard Manがなんと心強いんだろう!
ホール後方で先輩達が腕をあげてくれている!





新曲のあれでラスト。
胸を張ってステージを降りたよ。

ギグが終わりハイライトは・・・
主催者dead氏の無言のサムアップだった。
こちらも無言で両手を合わせ最大級の感謝のポーズをとらせて頂いた。

全く知らない方々、出演者の方の称賛の言葉をいっぱい言って頂けた。有難く受け取ります!

全てのバンドの観戦を楽しみにしててほんと素晴らしかった。

主催者deadさんお世話になりました!



5月12日

アフターギグ。
いつもこの時間が、ね・・・

イベント翌日に居酒屋こんびで昼食。

4月から始まったフライアーズn3ギグシリーズ終了。

4月6日/広島BORDER
5月6日/宇部BIG HIP
5月11日/心斎橋pangea

ギグの少ない俺らにはどれも大事にして気合いいれて立ち向かった。

きた、この時間が。
ギグの後にいつも感じるのは「俺達だけの時間」
が終わって日常に戻される。
そして遠距離のメンバー達とまたしばらくお別れする事。

楽しさ、緊張、興奮が支配してその前には笑いがある俺達だけの時間。
最高の時間が現実に奪われる。

こんなの文章にすりゃハズカシイ。
実際いま気持ち悪い。(笑)


彼ら福岡組はいつもまとまって帰って行く。
俺はそれを見送る。
今回は天王寺駅でお別れだった。

いつまでも昨日の想い出に浸りたいけどそうもいかない。
彼らを見送ったところで俺は夢から覚める、いつも。

だからこの時間が苦手。

特に今回のアフターギグの寂しさはたまらない。

facebookに11月の発表が一部されたけど他は未定です。

ギグ前後って忙しい日だねー?
興奮したり感謝したり寂しくなったり。

またその感情豊かになれる濃厚な日に向かって日々を過ごすよ。


この空気を作ってくれたギグに来てくれたお客さん、各イベント主催者の方々ありがとうございます。

40歳の長かったゴールデンウィーク最高だったよ、ほんと。

山口・大阪ギグを終えて②

2014-05-23 20:42:00 | ucchhy
ハイ、続きを。

5月7日~5月9日

連休明けの業務をこなしつつ宇部でのギグの余韻に浸る。
思い浮かぶのは宇部、というかROZWELLSサポーターたちのなんとピュアなことよ。
楽しみ方を心得てて各自勝手に盛り上がる。噂では聞いてたけどかっこいい客が多い。決してその人数は多くなくともあんな雰囲気でギグできたことが今後に活きるはず。
そう考えたその後は必ず大阪でのステージにファイティングポーズをとる気持ちになる。
この繰り返しの3日間。

宇部いいとこだったなー
いつか湯田温泉オルガンズメロディでやりたいなー



5月10日

翌日に控えたギグに備え大阪へメンバーより一足先に出発。
残った最後のフライヤーを配布して前乗り目的の2大イベントのひとつめ、長い付き合いのまー兄と飲んだ。まー兄はパンクイベントLet it Rockを施す。
スタイルの違いなんて関係なく懐かしい話に花を咲かせた。
うまく説明できないけど話すと元気がでる、お互いを気遣いあう、そんな関係の友人ってそういない。
この友情が俺のバンド活動にもきっと活きてるはず。
名残惜しかったけど大好きな居酒屋こんびに行きたくて翌日ギグに来てくれる事を胸に天王寺へ。
ありがと!まー兄!





居酒屋こんびとはTHE INDEXのシンガー、キューピー氏のお店。
美味しい料理とお酒。優しいスタッフ。翌日に向けて大きな弾みができた。
こんびの暖簾をくぐって外にでると通天閣がみえる。
俺にしてみりゃ大阪のシンボルだ。

俺はついに明日、ここ浪速の街でギグなんだな。
そう思ったんだ。

山口・大阪ギグを終えて。①

2014-05-20 22:10:00 | ucchhy
遅くなったけど振り返るよ、俺の少し長めのゴールデンウィークをね。

書き記してしまえばやはり終わってしまう気がするけど忘れる事のできない日々ならば自分への記念にここに記します。

5月5日。

宇部に向かって出発。ギグは6日だけど前乗りしてリハと宇部を歩いてみたくて。
Legion Eagleのロッチ同行のもと、こどもの日らしい晴天のなか高速を飛ばす。
いつもリハを山口で行ってていまだ慣れない道中をロッチのおかげで快適に到着。
俺以外のメンバーの故郷そばの宇部。街はお祭りが開催されててゴールデンウィークに色を足してた。
夜早めに宇部アンダーグラウンドの箱SIXTY NINEを借りてのリハ。
飲み屋のビルの1Fにあってカオスな感じの空間で行ったリハはなかなかだった。




夜は明日の主催ROZWELLSかく君のマイホームにて前夜祭。
メンバーと共通の知り合いも幾らかいたみたいで楽しく飲めてその後メンバーを家まで送りに初めて厚狭へ。

5月6日
ROZWELLS主催「いつかはクラウン」
@宇部BIG HIP


この日の早朝、訃報を知る。
あともう数日後に会えるはずだった職人気質のスキンヘッド・・・
ギグの前ってどんな時もギグに絡むこと以外に頭の中にないと思ってたけど過去~現在までの故人の事が頭から離れない。
メンバーに悟られないように会場に向かう。
BIG HIPはアメリカンな趣で板張りのフロアがイイ感じの箱。
前回の広島ではリハに手こずったけどここではギターはバッチリ。
ベースはアンプのツマミが壊れたままで井上は苦戦したが最終的にはまとまる。
箱の特性からかラウドな音は難しいみたいだが俺は全く問題なくいいギグになるのをイメージできたね。
この日は早い時間スタートで俺らも陽が沈みきらぬ前にギグスタート!
ステージに出る前の恒例のグータッチでステージへ。

いつも観に来てくれる友人は三原からフライアーズシャツを着て俺をサポート。
主婦になっても変わらぬままでいてくれる友人もフロアにいるゾ。
無類のSKINHEADミュージック好きの彼は初見だからめちゃアピールしたる!
ツイッターで知り合った彼の手も足も俺らのギグで動かしてみたい!
知らない人がいっぱいいる・・・そいやこの感覚は俺は全く地元でないからだな。

そしてメンバーはここBIG HIPで10年ぶりとのことだけど全く関係ない、俺ららしいプレイでステージを降りる事ができた。



この時、ジッと観てくる客が多い時の気持ちの持ち方がこの後の大阪に活きてくれるなんて・・

訃報を悔やみ故人を偲ぶ気持ちをオープニングナンバーでシャウトしたのは
あの場にいてくれた方々が聞いてくれた事でしょう。





2ヵ月連続対バンできたROZWELLS、ありがとう!
打ち上げに後ろ髪ひかれながら帰路に。
4時間ドライブして翌日は仕事だ。
身体は40代で20代より衰えてきてもバイタリティは以前よりある気がする。
このバンドとお客さんとして来てくれる友人達がそうさせてくれてるんだ、きっと。


帰りの車中で今日どうだったかロッチに何度も聞いてみた。
でもそれ以上に5日後に大阪だ!
やったるどぉ!
そればかり言ってた、自分で言って自分に言い聞かせたのだ。

大阪ギグに向けて。

2014-05-09 21:37:00 | ucchhy
先日の山口ギグの回想は大阪ギグ後に記します。

いよいよやってきた、大阪ギグ。

bite and divide 2・・・
RETROGRESSIVE THREE CHORDS(R3C)のベーシストdead氏の計らいで出演オファーを頂いた。

本来なら客として観に行ってるかもしれないこのイベント。
燃えない訳ない。

何より大阪でギグをするということは俺にとっては特別な事を意味する。
俺が大好きなoi!/street punk、skinhead musicったら間違いなく関西だった。
わかるかなー?
東じゃなくて西。

80年代中期~90年代後期までの洗練された東日本のバンドも好きだったけど関西には特別すぎるバンドが多かった。
俺に大阪パンクの幻想を抱かせてくれた。
(この幻想というのが大事、夢を持つことなんだから)

前バンドでの大阪をいまここで振り返ろうかと思ったけど野暮だから考えない。
もうモチベーションを変えてやってみるんだ。

俺はその「西日本」のstreet punkバンドに憧れ続け実際今回の出演バンド、ほとんど音源持ってるくらいフェイバリットのシーンだ。

ビビっていた。
俺で大丈夫なのか?と。
太刀打ちできるか?とも。

しかし今なら強がれるよ。
どうであれ俺は俺だ!って。

いま静かに興奮してるよ。
幼いころ親に怒られるのわかってでも隠れて泥遊びしにいくあのフィーリングだ。

最近ステージやメンバー、観に来てくれてる友人から少しの、でも今までにない勇気をもらい続けている。
それを胸に大阪へ向かいたい。

日曜日、心斎橋パンゲアで会いましょう!

注)よく俺はこうやって物思いに耽ってるけどバンド全体の総意ではないです。
  飽くまで俺個人の気持ちというか。
  俺は抒情的なんです、たぶん。



山口・宇部ギグに向けて。

2014-05-04 01:55:00 | ucchhy
毎日、前回の広島ギグの興奮もちょっとした反省も感じつつ、
明後日は山口は宇部でのギグだ。

山口のイメージと言えば俺が屯してた界隈では岩国だったね。
STRONG CROWDがSKINHEAD、PUNKシーンを文字通り引っ張ってた事。
また下関では80s伝説のHCの白(KURO)の出身地というのも。

いつぐらいかな?
ネットが普及して宇部、湯田温泉で活動しているパンクバンド、ROZWELLSを知ったのは。友人のDREXが湯田温泉でROZWELLSと一緒にギグがあって聞いてみればカッコいいバンドだよ、と。
彼らの画像やマイスペースみて知識を得てたとこに俺の地元、福山でオイスカルメイツが来てて彼らが観にきてたとこを勇気出して話しかけてみるとROZWELLSのメンバーはウチらのメンバーを知っているよと言った。

そう、俺以外のメンバーは山口出身なのだ。
対バンしたような気が・・と言ってたな。

湯田温泉オルガンズメロディというライブハウスで彼らを観た時、ビックリした。
客がガンガン暴れてたし最後に動画貼っておくけどホントこんな感じで。
温泉街にある不思議な空間で「いつか彼等とやりたい!」と思い続けてた。

そんな御縁のあるROZWELLSが用意してくれたこの山口・宇部カード。

俺以外のフライアーズメンバーは宇部の隣町が出身みたいだが学生時代を宇部で過ごしたならば彼らのルーツであり音楽へのインスパイアがあったり・・・かは俺にはわからないが宇部には何かがあるのだろう。

実際、山口はバンド数は少なくても活動している(いた)バンドは突出したバンドが少なからずいる。例えばUS名門レーベルシンパシーからリリースもしたBANANA ERECTORSとか。またコアなパンクファンも山口各地にいる。

俺は(バンドをやる意味においては)地元を忌み嫌い、交わることも絶対なくこんな田舎にパンクのパの字もない!と思っていたが最近気付いたのだけど自分の生まれ育ったところって多少は人格形成に因果してるだろうしそう思えばこの何もない地元こそが俺の一部だなと思うようになったもんだ。

俺はひと回り歳の離れた彼らのパンクセンスに時々ビックリする。
だから彼らの地元に程近い宇部に少し感謝してギグをしよう。

このバンドをする決意を伝えに行ったのは彼らが宇部でギグがありその夜だ。

あれから俺は何か得てるか?
得てる、じゃなくて刻んでるよ。

あれから俺は変われたか?
うん、おかげさまでね。

あれから夢は叶えたのだろうか?
まだまだこれからだ!



ROZWELLS動画すばらしいー!