2024年8月10日、あべのハルカス美術館開館10周年記念、広重―摺の極(すりのきわみ)―展に行ってきました。
青の鮮やかな安藤広重……じゃなかった歌川広重展を見て参りました。
13時に天王寺駅へ。目指すあべのハルカス美術館はほとんどその向かいです。
こちらのあべのハルカスは完成して10周年なんだそうです。早いですね。
16階に上がるんです。
大阪ですが、日本橋です。大阪にも日本橋がありまして、にっぽんばしと呼んだりします。
日本橋のたもとにはワンちゃんがいるのです。
切手月に雁のモチーフにもなりました。
切手では分からない群青が素敵。
あべのハルカスのキャラクター、あべのべあ。
いつもは60階の展望台にいるそうですよ(笑)
チケットを買って中に入りましょう。
一部のみ撮影可でした。ご覧下さいまし。
金沢八景の小泉夜雨。雨が降っております。
同じく金沢八景の野島夕照。
今度は木曽海道六十九次の軽井沢。
碓氷峠の西に当たり、当時は中山道最大の宿だそうです。
同じく望月。
お馬さんが荷物たくさん持っています、ヒヒーン。
同じく長久保の宿。
望月と同じく月が見えています。あ、子供が犬に乗っていますよ(八房風)
木曽海道六十九次は渓斎英泉と広重が二人で描かれています。
同じく下諏訪。
おっちゃんが飯盛り女さんから給仕を受けています。
隣りの人は足湯かな(笑)
同じく本山。
子供も働くのです。
木曽義仲の史跡が多い宮ノ越。
明るい月の夜、向う側は煙っていますか。背中に子供をおぶったお父さん、懐に赤ちゃんを抱いたお母さんと大きな娘さんですかね。詩情的です(何ちて)
雨の降る須原。
広重さんは雨の風景が多いと思いませんか。
深々と雪の降る大井。今の恵那市辺りだそうです。
鳥居本。琵琶湖を眺める旅人たち。
今この辺りからは琵琶湖は見えない気が(笑)でも後日干拓されてしまったのかもしれませんね。
江戸近郊八景から吾嬬社夜雨。
今の墨田区辺りで、現在も吾嬬神社はあるんですよ。こちらも雨( ゚Д゚)
玉川秋月。
柳の上のお月さんが真ん丸。丸子橋近辺とのこと。
池上晩鐘。
池上本願寺が描かれています。
行徳帰帆。
昔から栄えているんですね。
芝浦晴嵐。
ほとんど人が描かれておりません。
小金井橋夕照。
富士と桜とお花見。
羽根田落雁。
今の羽田神社付近ですかね。
飛鳥山暮雪。
まさかの豪雪で行きかう人も大変なのです。
飛鳥山公園はこの間行ってきました。晴れてて良かった(笑)
今の飛鳥山公園はこんな感じ。
たくさんの展示物があって、見学するのに大分時間が掛かりました。
土曜日ということもあって、人出も多かったです。
東海道五十三次の箱根、湖水図。
絵は買えないのでせめてポストカード購入です(笑)
右の険しい岩山は広重さんの誇張らしいのです。
名所江戸百景の浅草田甫酉の町詣。
外を眺める猫の背中がキュートで胸がズキューン。富士も顔を見せております。
名所江戸百景の大はしあたけの夕立(舟二艘)
ゴッホも模写したんですって。
東海道五十三次の蒲原、夜之雪。
大井と似た雪景色でこちらも深々と降り積もる雪。
ただ蒲原には雪があまり降らないそうで、広重の謎なんだそうですよ。
雪を描きたかったのかしら?
お土産に買った広重の猫ちゃんズ。可愛すぎるのです。
日本人は昔から猫が好きだと思います。私も猫派。
ふう、疲れました。コーヒーでも飲みましょう。
木苺のベイクドチーズケーキと猫のアートラテ。
ありゃ、猫が可愛くて飲めません(笑)
あべのハルカス美術館は開館10周年記念でした。
広重の青の美しさを垣間味わってきました、でわ。
私は平日に行きましたが
熱心な方がいて思うように進めなかったので
土曜日でしたら、想像以上だったと思います。
でもかわいい猫のアートラテで、疲れも解消されましたね。
>外を眺める猫の背中がキュートで胸がズキューン。富士も顔を見せております。
NHKの解説では、吉原の部屋から見た画だそうですよ。
後期にも行きたいと思っていましたが
馬鹿琴さんのブログを楽しく拝見させて頂いて
絶対に行かなければ・・・の心境です。(^^ゞ
ありがとうございます。
不思議です。
雪景色とか、雨の抒情とか、難しいものほどリアルさがあって、写真が無かった時代に貴重。
解説されないと、絵の中に込められている事がなかなかわからない、難しいところがあります。
こちらでも夏休み企画、広重、北斎が県立美術館で開催されていて、ちょっと行こうかな~って体調と相談中。
>猫のアートラテ
はい、癒してもらいました(笑)
>吉原の部屋から見た画
ああ、そうなんですね。
そう言えば艶っぽいです、何となく。
是非後期も行かれて下さい。
栗八さん
私は広重ぶるうを予習で見ましたよ。
>絶妙の青
仰る通りですね。
体調よろしければ是非行かれてみて下さい。