夏が来れば思い出してね。
by |2009-08-08 20:41:21|
今日は淀川花火大会。
残念ながら行けなかったのですが、家に帰るとどこからか花火の音が。
それはいつか遠い日のような、くぐもった夏の響き。
ベランダから覗いてみると、ちょっと離れてはいるけれどあざやかな花火たちが、ビルの向こうに小さく咲き競っているではありませんか。
ネットで調べてみたら、茨木市で行われている「辯天宗夏祭奉納花火大会」の花火だということが判明。
時刻は間もなく8時半、そろそろクライマックスです。
BGMはUAの新譜。
プリミティブな感覚とレトロスペクティブな回帰を呼び起こす、花火の夏。
川西中央霊園のイベント「夏の送り火キャンドル・ナイト」もまた、きっとそうありたいなと思います。
夏が来るたびに、まるで血流のように体内をめぐる記憶。
原風景、夏。
蝉の声、浴衣の裾からやわらかく延びた白い腕と線香花火、蚊取り線香の鼻を突く匂い。
そんな水彩の和に仄かな風を添えるような、繊細だけど深遠な記憶を形成したいなあなどと目をつむり、
冷たいビールを僕はごくり、喉が鳴る。
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