化学系エンジニアの独り言

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白い恋人

2007-08-19 | 社会
白い恋人が千歳空港の売店からいっせいに消えてなくなった。買い物客の中には「白い恋人ありませんか」と店員に声をかけている人もいました。
まったく残念ですが、仕方ありません。
どこの売店も六菓亭とロイズの独壇場です。白い恋人がなくなっても代わりのお菓子があるだけ、北海道は食の王国といえるかもしれません。

それにしても北海道でこれほど有名なお菓子もそうないでしょう。あのコマーシャルも懐かしいものがあります。白い恋人を見かけると、あー誰かが北海道に行ってきたんだな、とすぐわかりましたから。

不二家に始まり、ミートホープにつづいての事件です。食品業界関係者はつくづく襟を正さなければいけませんね。
石野社長は一旦は、部下がやったことにしようとしましたが、すぐばれました。はじめから認めておけばよかったものを。ただミートホープほどぐずぐずしなかっただけ良かったでしょう。
しかし、それは銀行サイドからの強烈なプレッシャーがあったものと想像できます。

どうしてこうも、食品に関する問題が吹き出てくるのでしょうか。きっとほかにもいろいろな会社で同様のことが起こっているのではと考えてしまいます。
信用不安というやつでしょうか。サブプライムローン破綻による市場の信用収縮は、一般の人には余り現実味がありませんが、食品の安全については毎日のことですから、関心は高いですね。

いずれの事件もきっかけは内部告発なんでしょうね。従業員の待遇が悪いので不満を持ったものが告発したのか、あるいは真に正義感から告発したものかどうかわかりません。内部告発というとなんだか後ろ暗い感じもしますが、社会一般としては企業内部の不正が正されるのだから、良いことと納得できます。

ねずみ講会社のように社員の末端まで含めてみんなで悪いことをしているような会社に比べればまだまだ健全といえるのでしょう。あるいは、北海道警察のように調査謝礼を末端の警官まで含めて、組織ぐるみで着服していたことに比べれば、白い恋人には心機一転でやり直してほしいと思います。