韓国軍関係者が地元メディアを通し、北朝鮮指導部「除去」を狙った、韓国軍隷下に入らない米軍特殊作戦部隊の動きをリークするかと思えば、在韓米軍が北の大量破壊兵器(WMD)施設破壊を狙った秘密訓練を明らかにする。過去の事例に照らせば、朝鮮労働党の金正恩委員長への「警告」と断言するところだが、日を追って現実味を増す朝鮮半島有事を考えると、もはや「警告」の時期は過ぎた
二階俊博氏 積極的に参加する
安倍総理の検討事項が話題
2018年の韓国は、歴史問題での攻勢に本格的に乗り出す公算が大きくなった。慰安婦合意をめぐる日韓合意の検証を受け、文在寅政権は合意を前政権の「負の遺産」として棚上げする方向だ。徴用工問題も文大統領は賠償判決を出す司法判断を擁護しており蒸し返しが懸念される。さきに中国・重慶の「大韓民国臨時政府」庁舎跡を初訪問した文大統領は、日本統治時代の反日のシンボルを「韓国建国のルーツ」と再評価、2019年を「抗日100周年」で盛り上げる方針を出した。文政権が反日ナショナリズム史観を鮮明にしてきた
ユネスコ脱退を正式通知 イスラエル、米国に続き
国連教育科学文化機関(ユネスコ)のアズレ事務局長は29日、イスラエルから正式に脱退通知を受け取ったと明らかにした。脱退時期は2018年末
米国建国の父、ベンジャミン・フランクリンが描かれた百米ドル札。世界でも広く使われる紙幣の偽物が発見されるケースが相次いでいる。東京都内の外貨両替店で今年10月、偽造された百米ドル札5枚が客に渡されていたことが判明。警視庁は偽造外国通貨行使などの疑いで捜査を始めた。大阪でも外貨両替店に持ち込まれる被害が発生。韓国では北朝鮮の関与が疑われる「スーパーノート」と呼ばれる偽ドル札の新型が見つかった。専門家は、朝鮮半島情勢の不安定化や訪日外国人(インバウンド)客の増加の影響を指摘し、「さらなる流入が予想される」と警戒を呼び掛けている
松村氏は「偽札は台湾や香港の犯罪組織が大量の在庫を抱えているとされる。闇市場に流し、外国人観光客が急増している日本で“現金化”を図っている可能性がある。東京五輪まで観光客はさらに増加する見通しで、偽札の流入もさらに増える恐れがある」と警鐘を鳴らしている
日米タッグで韓国からの融資依頼を完全拒否
北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が朝鮮人民軍最高司令官に就任して30日で6年を迎える。2017年は弾道ミサイルを15回発射。6回目の核実験も強行して11月には「核戦力完成」を宣言した。18年に金正恩氏はどう動くのか。元旦恒例の「新年の辞」での発言が核・ミサイル問題の行方を占う
金正恩氏は17年の「新年の辞」で大陸間弾道ミサイル(ICBM)の試験発射の「準備は最終段階」と発言。北朝鮮はそれを実証するかのように核・ミサイル開発にまい進した。弾道ミサイルの発射回数は昨年の14回を上回り、中・長距離弾道ミサイルの開発に重点を置いた。中距離弾道ミサイル「火星12」は3回発射。9月の発射後、金正恩氏は「戦力化が実現した」と、実戦配備への準備を指示した
ICBM級の「火星14」も2回発射した。11月には「火星14」より直径・全長を延ばし、飛行距離は推定1万3千キロメートル以上と、米全土を射程に収める「火星15」も発射した。金正恩氏は「国家核戦力完成の歴史的大業、ロケット(ミサイル)強国の偉業が実現した」と宣言した
韓国政府関係者は29日、国連安全保障理事会の制裁決議で北朝鮮への輸出が制限されている石油精製品を北朝鮮船舶に積み替えて密輸したとして、香港船籍のタンカー「ライトハウス・ウィンモア号」を韓国南部・麗水(ヨス)で拿捕(だほ)したと、韓国メディアに明らかにした
ウィンモア号は10月15日、日本製の石油精製品約1万4000トンを積んで麗水を出港。目的地と申告した台湾に向かわず、同月19日に東シナ海の公海上で、石油精製品約600トンを、船から船に移し替える「瀬取り」という手法で北朝鮮船籍の「サムジョン2号」に移動させた。19日は、米財務省が、ほかの北朝鮮船舶「レソンガン1」が石油とみられる物資を国籍不明の船から移し替える現場を押さえたとして撮影した日付と同一