米インド太平洋軍は4日までに、中国軍艦が台湾海峡を通過していた米海軍のミサイル駆逐艦チャンフーンに約140メートルの距離まで接近したと発表した。インド太平洋軍は声明で、中国軍艦の行為は危険で「国際水域で安全に航行するという海上のルールに違反する」と批判した。
声明によると、チャンフーンは現地時間3日、カナダ海軍のフリゲート艦モントリオールとともに台湾海峡を南から北に通過していた。中国軍艦は、チャンフーンの船首から約140メートルの距離を横切るなどし、チャンフーンはコースを維持しながら衝突を避けるために減速した。
カナダメディアによると、モントリオールの司令官は「明らかに中国が仕掛けてきた」としている。(共同)
産経新聞