6日午後11時10分頃、東京都練馬区豊玉北のコンビニ店から「包丁を持った男が女性を追いかけている」と110番があった。警察官が駆けつけたところ、外国籍とみられる女性が腹部を刺されており、病院に搬送された。命に別条はないという。男は逃走しており、警視庁練馬署が行方を追っている。 捜査関係者によると、被害者の女性がコンビニ店に逃げ込み、助けを求めたという。 現場は西武池袋線練馬駅から南西に約100メートルの繁華街。 読売新聞
沖縄県糸満市沖の無人島・岡波(おかは)島で米国製の不発弾約580発が見つかり、自衛隊の不発弾処理専門部隊が回収した。1回の数としては異例の規模。陸上自衛隊第15旅団(那覇市)が6日、取材に明らかにした。 第15旅団によると、自衛隊の専門部隊が5日に約420発、6日に約160発の不発弾を回収。りゅう弾が中心で、作業中に黄リン弾から白煙が出て、危険を除去する対応を行ったという。 岡波島では約20年前にも大量の不発弾が回収されている。糸満市の担当課職員は「不発弾は毎年のように見つかっているので驚かないが、(戦後78年経っても)まだ回収作業が続いていることを実感します」と話した。 1945年の沖縄戦では約20万トンの爆弾類が使用され、約1万トンが不発弾として残ったと推定される。県によると、72年の本土復帰前に住民などが約3千トン、米軍が約2500トンを処理。復帰後、自衛隊が2100トン以上の不発弾処理を行ったが、全ての処理にはなお100年はかかると言われる。(渡辺丘、棚橋咲月)読売新聞
名古屋港運協会は6日、サイバー攻撃によるシステム障害で停止していたコンテナの搬出入作業を同日午後6時過ぎに全面再開したと明らかにした。朝のシステム復旧後、データの復元を手作業で行い再開にこぎ着けた。貨物取扱量が全国トップの名古屋港の物流機能がまひする異常事態は4日朝の発生から2日半で解消した。重要インフラのセキュリティー強化が一層重要となりそうだ。 障害は名古屋港にある五つのターミナルのコンテナ作業を一元管理する「名古屋港統一ターミナルシステム」で4日朝発生。身代金要求型のコンピューターウイルス「ランサムウエア」への感染でシステムが使えなくなり、コンテナを搬出入するトレーラーが港に入れなくなった。 攻撃はロシアが拠点のハッカー犯罪集団「ロックビット3・0」が仕掛けたとされ、協会に「金銭を払えばシステムを復旧する」との趣旨のメッセージが届いた。身代金は支払わず、バックアップを用いて自力でシステムを復旧した。ウイルスチェックに時間を要し、5日夕を予定していた復旧は6日にずれ込んだ。
産経新聞