FUJISUZUKO

藤鈴呼

スイッチ

2014-03-17 18:30:20 | Weblog






軍手もないのに
ベタベタの柱を触る作業は
非常に不愉快で

遠くを眺めると
さも気持ち良さげに飛んでいる姿が
一瞬で目に入ってしまったので
非常にムカツイタ

打ち付けるだけの雫が何度も割れて
輪になって踊った日々をも忘れた日

遠くに見える漁火が全ての合図
夕暮れのスイッチを探し始める時間帯

鳥は高いか
羽根は白いか
浪は花びらと化するのか

一生懸命 考えたのだけれど
終ぞ 答えなぞ 出ぬままに
溜息ばかりを 繰り返す

緩やかなカーブの底に
幾つもの哀しみが詰まっている

耀き始めた刹那
そは緑に
本来は 透明であるべき存在をも
凌駕した

帆が見えるから きっとあれは 船
穂が実るから きっとこれは 米
歩を進めれば きっと行ける 道

みちのりにつけるのりが見当たらなくて
ベタベタの手のままで 探す
軍手は もう 必要なくなった

北風がつぅと吹く内は
大分重宝されたものです
今では 汗を拭くくらいが関の山

その内 見向きもされなく なるんでしょう
そんなこと 分かり切った 事実ですね

五隻の漁火から
そんな話し声が響く代わりに
ポオと嘆く音が 聴こえた気がした
遠すぎて ちょっと 分からないのが残念

もう一度 夕闇のスイッチを押したら
彼等も 海の中に 隠れてしまうから
今の内に お喋りをしよう

たわいもないこと
山登りをした時の おはなし
見上げた太陽の 美しさ
そして

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

写真の1枚は今回のプロフ画像に設定したものです
撮影日は昨日 右側は日本海
国道八号線を南下しているところですね。

糸魚川から黒部に向かう途中
ここは 未だ 糸魚川かな

高架橋が見えるけれども これは高速
この高速の真下が海なんですね
高架橋の柱が立っている場所が海って言うのは
ここだけなんじゃないかな?

そもそも カラオケに行かんとす、の夕刻だったんですよ
少し前に気付いたんだけど 駅前のカラオケは
改装中なのか ずっと閉まってましてね。
だから きっと 混んでいるんだと思うんだよね
ヴィラオレッタ内の ふぅには
確か4部屋しかなかった気がするしなぁ~

二回ほど チャレンジしたんだけれども
「~時まで埋まってますよ」の看板ばかりで諦めて
じゃ、ドライブすっか♪となった訳ですな。

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

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黒部の太陽

2014-03-17 01:57:36 | Weblog






「これがホントの黒部の太陽や!!!」
と盛り上がった写真の中からピックアップ(笑)

田に映る二重取りの太陽なんて
何てお得なんでしょう♪(謎)

ついでに 黒部の月も添付
あ、でも 実質 糸魚川に帰る途中だったけん
黒部 通過していたかも(爆)

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

薬の話/藤鈴呼
コメントより


オブラートって 
薬を飲む為の魔法のフィルム ってイメージが
ありますけれど、

実際に使ったことって
余り無いような気がしています。

薬は苦いもの、そんなイメージも
同時に持ち合わせていましたから、

「それも含めて薬」と
思い込ませていたのでしょうね。

昔は 近所のお医者さんに行くのが 定番でした。
例えば 風邪薬。

その時の 症状によって
処方箋も 違うのでしょう、

昔は 医院内で 調合してくれて
受け付けで 薬も受け取り帰宅が 定番でした。

白く 薄く 透ける薬袋は
紙のようで
ちょっと ツルツルとした手触りだったような
記憶も。

その中の色合いが 毎回違うので
ちょっと 楽しみだったような
不思議な 記憶。

淡い 桃色だったり 黄色だったり、
これが お薬でなければ
どんなにか甘い粉なんだろう、なんてネ。

勿論、妄想は 妄想のままに
苦い味わいに
一瞬だけ 唇をも しかめる訳ですけれど、

如何に 薬を 舌で味わうことなく 飲み下すか、が、
幼いながらの 命題だような気も しています。

そうですね、出来るだけ沢山の水を
喉元で我慢して キープしている内に

粉を ふんわりと乗せて
「さぁ行くぞ!」と 気合を入れたら ごっくん。

なんて 大袈裟なモノじゃあ
ありませんけれど。

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

フライング・ムーン


夕暮れの町並みには グレイが似合う
赤でも青でもない
喧騒を忘れた美しい光が 交錯する瞬間

それは シグナルだったり 
少し早い 月の女神だったり
今 落ちんとす 太陽光線だったりもする

まやかしのように
響く トランペットの音

今 練習中だから
もう少し 経てば 上手くなるから

上手にハイハイできぬ 赤子のような笑顔を
ゆっくりと称えた少女が
三つ編みを ほどく瞬間

青白い雲が 横に流れた

大切な言葉を 耳から話す瞬間
ツツーッと流れる 雫の如く
振り返ってはイケナイ 瞬間がある

あの 消えそうな音の中に
どれだけの真実が
巣食っていると 言うのか

ふわふわのシュシュも
手触りの良い サテンのリボンも
美しい黒髪には 叶わない

何故 無理に 染めようとするのか
それだけが 分からなかった

遠目に眺めた 建設中の建物
完成すれば 賑やかに なるのだろう

今日の喧騒と 一体何が 違うのか
何も 違わない

互い違いのパズルを 組み立てる作業
薄い 鉄骨の下を
鳥のように 行き来する人達
その先に流れる 三つ編みの文様

一本だけ触れる 頬の先に 感じたのは
少女の髪の毛 それとも
鳥の羽根でしょうか

★,。・::・°☆。・:*:・°★,。・:*:・°☆。・:*:・°

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