不来庵書房 裏庭倉庫

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雑記・雑感も少々。

『鎌倉殿の13人』実朝、甥・公暁に土下座謝罪ネット驚き「すごい展開だ…」

2022-11-21 | ドラマ
三谷幸喜さんの独自解釈が面白い今回大河ドラマ。

大筋では『吾妻鏡』『愚管抄』といった当時の史書を外していませんが、そこに触れられていない部分では色々お遊びがあったり、大胆な解釈があったりします。
お遊びの例で言えば、冒頭の北条一族による十二神将ポージングとか。

公暁への実朝の土下座は後者ですね。大胆な解釈だろうと思いますし、今作の実朝であれば実行しそうな行為です。
ただ、誰も幸せにしなかっただろうなぁ、と。

公暁も劇中で言っていたとおり、公暁視点から見たら何も知らずに恵まれた立場で居続けた実朝に、長男(頼家)の実子であるのに周囲の都合で出家を強要された公暁の気持ちがわかるかというと。
もちろん、実朝には実朝の苦労も葛藤も充分以上にあるのですが、それが公暁に分かるはずもなく。

そして、実朝が本拠を西へ、京に移そうという構想を義時に明らかにしたこと。
それまでは義時も実朝暗殺を防ごうとしていたのが、それ以降「勝手に殺されろ、ケッ」な気分となったのが「愛想が尽きた」という台詞に出ていたと思います。
源仲章のもとへトウを送り込んだのは、京の上皇から伸びる実朝への操り糸を切ろうとしたからでしょうか。

そして源仲章。義時をライバル視し、その手先の雑色(トウ)を捕らえたことで完全に首根っこを捕まえたと思っていたような描写に見えました。
その気分はラスト近く、太刀持ちの太刀を義時から取り上げて役目交代したところに出ていたかと。全然公暁がらみの情報を耳に入れていなかったんでしょうね。

来週が惨劇、ってこの大河には珍しくもないか(感覚麻痺)。
あと4回の放映がどうなるか、気になって仕方ないです。

コメント
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