風さそう
花よりもなお
われはまた
春の名残を
いかにとかせん
浅野内匠頭
風に誘われて散る花も名残り惜しいだろうが、
それよりもなお春の名残が惜しい私は、
いったいどうすれば良いのだろうか
と、
浅野内匠頭の無念の思いを託しました
大石内蔵助良雄
あら楽し 思ひは晴るる 身は捨つる
浮き世の月に かかる雲なし
「あら楽し〜」の句は辞世の句ではなく、
討ち入り後
主君浅野内匠頭長矩の墓前に
吉良の首を手向けた際に詠んだ句とされている
ちなみに辞世の句は
「極楽の道はひとすぢ君ともに
阿弥陀をそへて 四十八人」
とか
何事も
命を賭けての一大事 大変です