もう10年ほど前になります
自転車がパンクかなにか故障しましたので
何となく以前から知っていた
自転車屋さんに寄りました
おばあさんが出てきて
「もう店はやってませんのですよ」と
言いまして
「こんな年寄りが生きて、
若いもんがおらんようになって、本当に・・・」と
言って
情けなそうにされていました
確か40代位の男の人が以前いましたが
不幸があったようです
店内はまだ営業しているように思えるほど工具もあったように思います
私にもおばあさんの気持ちがよくわかり
頭を下げて出てきました
最近
その前を通る機会がありまして
何処だったかと思い見回しましたが
もう看板もなく元自転車屋さんの店の
面影はどこにもありませんで
あの時の
おばあさんとの
光景だけが思い出されました