買ってしまったものは もうどうにもなりません・・・
折角手に入れた小遣いで、レースを何度か楽しんで~
という 楽しみも無くなった青年は、 ため息を漏らしながら 作業をしつつ、
自分の買ったレースを 横目で眺めておりました・・・
ところがです
ななななんと・・・ そのレース、大観衆が予想した選手とは 全く別の選手たちが
リードしているではありませんか
そして、その予想もし得なかった選手の番号を なんと青年が手にしていたのです
しかしながら、大金を一度に使い果たしてしまった青年は 無論レースを楽む余裕もなく
レースも終わり、何となく自分の持っている券を見直してみると びっくり仰天
そうです。 大穴が大当たり していたのです
その金額、なんと 13万5000円なり~
夢のような 超大金を手に入れた青年は、
競艇場からの帰り道は なんと 護送
あまりの大金に 目をくらませて いつ、誰が襲ってくるかも分からない との事で
一度はことわったものの、警察に「そのまま帰すわけには行きません!」
といわれ 警察官と帰宅。
勿論、そんな大金を手に入れて 我が息子が帰ってくるなど 誰が想像しましょうか・・・
青年の母親は
連行されてきた?息子の姿を見るなり、すごい勢いで怒鳴り付けました。
「お前 なぁにやってきたんだぁぁ
」
「待ってください。違うんですよ、お母さん・・・!」
と 警察官になだめられ、何とか説明を聞いてもらい 母の怒りも静まり、ようやく青年の誤解も解けたのでした。
さて。
しかしながら 賭け事で手に入れたあぶく銭。
どうせならば ドーンとデカイ買い物をするぞ と 向かったのは
オートバイ売り場。
青年は そこで儲けた金額と 全くの同額で
ホンダの 『ドリーム』(250cc) をゲット
そして、青年のバイク人生も その日からはじまったのでした