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桜餅のかおり

2016年04月13日 07時37分13秒 | 日記

母が大好きだった
桜餅をいただいた。

桜の葉を
ていねいに外して
いつも
食べていた。

どうして
桜葉のまま食べないのか
不満に思っていた。


桜餅の桜葉は
オオシマザクラの葉だ。
伊豆の松崎町と南伊豆町で
ほぼ100パーセント
生産されている。

桜畑には背の高さほどの
オオシマザクラが並んで
植えられている。
5月に葉がつみ取られ
大きな樽の中で
6ヶ月間塩漬けにされる。

半年たつとベッコウ色になり
クマリン(揮発性の芳香物質)の独特の香りが
漂うようになる。


ソメイヨシノに
新緑が目立つようになってきた。
ソメイヨシノは
江戸時代
オオシマザクラと
エドヒガン(コマツオトメという説も)をかけあわせて
つくられたと言われている。


ソメイヨシノの若葉を
細かくつぶして
両手のひらにはさみ
1分ほどあたため
鼻先で
そうっと開き
香りをかぐと
桜餅のあのクマリンの香りがします。
ぜひ試してみてください。

長々とありがとうございました。