川沿いの桜の下
毎年こんな光景が
広がっている。
花びらが
ハラハラと散るのは
分かるが
食いちぎられたように
萼(がく)ごと
花が落ちている。
見上げると
スズメが!
花の蜜を吸うことを
覚えたスズメが
食いちぎって落としているのだ。
散歩を始めた
8年前には
気にならなかったが
最近は特に目立つ。
ウソが
桜の蕾を
食べると聞くが
「スズメよ、お前もか!」
と言いたくなる。
空き地が減り
雑草は刈り取られ
種子や虫が減っている。
スズメ界も
それだけ厳しいと
言うことなのか。
スズメ界の食文化が
どんどん広がっているとしたら
おもしろい!
チュンチュンと
伝えているのだろうか?
スズメなのに
猿まねなのだろうか?
スズメの真似をして
萼の根元を
ちぎって
吸ってみる。
刺激的な味に馴れた
わが舌にも
かすかに甘い!
スズメの気持ちが
ほんの少し
わかった気がした。
お試しあれ!