毎日いい天気が続くが気温は低く、その所為もあって、最近は
図書館へ足を向けることが少なくなり、つい自室で静かに(?)
映画(Amazonプライム)を観る時間が多くなった。
先日来、いくつも観た映画の中で下記の作品が私の胸にじんわりと
拡がり、「ほっこり」や「感動」に繋がった。
一つは京都の魅力や人々を描くドキュメンタリーともいえるのような
ドラマの「ちょこっと京都に住んでみた」
そしてもう一本は「吟ずる者たち」
「ちょこっと京都に住んでみた」の解説の一部をお借りすると・・・
東京で暮らす主人公の江東佳奈(27)は、怪我をした大叔父の世話で
しばらく京都へ滞在することに。
京都に長く住み、こだわりの多い大叔父・大賀茂(70)は、手描きの地図を
渡して、佳奈をお使いに出す。
そこは「おじさん」には懐かしく、「若い女性」には新しい不思議な京都。
笑いあえる会話、ゆったりとした時とお散歩・・・住んでみて初めて知る
京都の奥の奥。
色んな場所や人と出会い、ふれあうことで大叔父の真意を知り、
佳奈の心は次第にほぐれていく・・・。
「ちょこっと京都に住んでみた」のシリーズものの6話までを観て
よく言われる『100年位の歴史では老舗とは言えない・・』という
京都人の言葉の意味もわかったような気がした。
私たちが観光で訪れる名所旧跡のようなものではなく、住んでいる人しか
知らない京都の魅力などを実際の店主や店員さんなどが語る言葉や
思い入れによって引き継がれている伝統を感じるようなドキュメンタリー
を盛り込んだドラマに私は引きずり込まれ「あっというま」に6話までを
観てその後も繰り返し観ていた。
主演の木村文乃のごく自然な姿、表情や会話と零れる笑みが
私たちもその場に一緒にいるような気持ちになる。
まさに「京都の魅力は住んでみないとわからない」ということなのだろうか。
長い長い歴史の積み重ねやその重みのようなものが伝統の職人技などに
よって伝えられている様子は主人公が行く先々の店で私達にも感じ取れる。
木村文乃のごく自然な姿、表情でこの筋書きのないドキュメンタリードラマの
2話から6話までに登場する実在の店舗や人物が私たちの知らない京都の
魅力を最大限に教えてくれた。
観終わって・・・
今度いつ行けるかわからないがあのCM『そうだ、京都行こう』の
思いが強くなってきた。
「ちょこっと京都に住んでみた。」2019年12月29日日曜午前11時25分放送
テレビ大阪開局40周年ドラマ「ちょこっと京都に住んでみた。」
そして「吟ずる者たち」の解説では・・・
“吟醸酒の父”と呼ばれる、日本で初めて吟醸酒を作った三浦仙三郎の
“百回試して、千回改める”という“百試千改”を軸にした人間ドラマ。
目標を見失った主人公が酒蔵を持つ実家で仙三郎の手記を目にし、
酒造りの道へ進む姿を描く。
これについてもあと何度か観て、いずれ感想を書きたいと思う。