♪シンガーソングライター★近井智沙子のブログ☆彡

シンガーソングライターは趣味と言い切る近井智沙子のちょっとした日常を書き留めます。

なぜ読まなかったのか

2009-02-03 | Tue:推理小説と私
以前のこの火曜日のテーマで最初に書いたと思うが、私の
趣味に「推理小説を読むこと」というのが“あった”。
いや、今では趣味の欄にそう書ける(やっぱり「読書」
とはしない)。

しかし、なぜ十数年間も、このブログを書いているときで
さえ、本を読むことをしなかったのだろうと思う。無論、
それ以外にそれ以上のやりたいことが増えたというのは
考えられるがそれを除外しても読まなさ過ぎた。

推理小説とは言ってもこれまた範囲が狭まるのだが、
学生時代に好んで読んでいたのは、外国の、しかも既に
亡き者となっている作家の推理小説である。さらには、
ウイリアム・アイリッシュ(コーネル・ウールリッチ)、
E・S・ガードナーのレスター・リースシリーズ、
レスリー・チャータリスのサイモン・テンプラー
シリーズに的が絞られていた。

アガサ・クリスティやエラリー・クイーンなどの本格物は
“後回し”と言って読まなかった。読書家の先輩に
「何の後回しだ?」と尋ねられたことがあったが、
「読みたい本(アイリッシュなど)を全部読み終わって
から。」と答えたことを今でも覚えている。

後回し? 冗談じゃない!・・・未だに読んでいないではないか。

アイリッシュの作品は翻訳されたものはほぼ読み尽くして
いるはずだったが、認めたくなかったのだろう。きっと私の
読んでいない作品はまだある、訳されていない作品もある
はずだ、という当てもない希望に私は甘えていたのだ(その
実、稀に数年に1冊、未翻訳のものが出版されていたものを
発見したりするから、その希望を助長させていた)。

今ようやく気づかされたが、ウイリアム・アイリッシュを
愛して止まないのは変わらないけれどその前にやっぱり私は
推理小説が好きなのだ。昔の知らぬ間に作っていた“海外の
古典ミステリ”という柵を破ってとにかく今は推理小説を
片っ端から読みたいと思っている。

“後回し”の時期もとっくの昔に過ぎているはずだが、
今になってアガサ・クリスティ作を読んでいるよ。


どうやら、以前の火曜日テーマは復活らしい(笑)
コメント
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