♪シンガーソングライター★近井智沙子のブログ☆彡

シンガーソングライターは趣味と言い切る近井智沙子のちょっとした日常を書き留めます。

「K-20」見てきたよ♪

2009-02-04 | アート・映画・演劇
ジャッキーとユン・ピョウ以外の映画を見に行くなんて
しかも邦画を見るなんて、私には珍しい。

今日はレディースデーということもあり、「K-20」を
鑑賞してきたよ。

いや、昨年年末に読書欲が湧いてきたとき、この怪人
二十面相の映画が公開されることを知った。中学時代に
中高年向けの児童書ではあったが、江戸川乱歩の
明智小五郎シリーズもよく読んだなぁと懐かしさに
浸りたくなったのだ。

ただレコーディングが控えていたので、人込みを避けて
いたのと、そこまで行きたいとは思わなかった。
けれど、レコーディングも無事終了し、まだ上映されて
いることを知ると、女性という特権を活かし、水曜日に
見に行くことに決めた。通常私が見に行く映画は、
チケットの半券とチラシが欲しいがために、前売り券を
購入するので、その特権を利用したことはない。

外国の、没した推理作家しか読まなかった私ではあるが、
江戸川乱歩は例外だった。私にとってはこれらの小説は
ファンタジーなのだ。

もちろん、この映画が江戸川乱歩作ではないことは
わかっていた。しかし、明智探偵はもちろんのこと、
小林少年、遠藤平吉という二十面相の本名などが出てくると
頬を弛めずにはいられない。ただ、平吉は本当は二十面相じゃ
ないのが最初は腑に落ちない。だからこそ、この映画は
本当の二十面相は誰か!?ということになるのだが。

まぁ結末は予想通りの展開で私には意外でも何でもなかったが、
平吉(金城武)がヘリから垂れ下がるロープの梯子に掴まって
高らかに笑いながら、逃げ果せるシーンなんかは昔本を
読みながらよく想像した図のようで気持ちは高揚した。

配役も明智探偵は仲村トオルで合ってると思った。それに
してもハマリ役は松たか子だったな。最近は松本幸四郎の
娘さんとは思わず、天才ギタリスト佐橋佳幸の奥さんと
して見てしまうようになったが(笑)

お松さん演ずる良家のお嬢さんのことで
「飛びたがってるぜ。自由に羽ばたかせてあげなよ。」
という台詞は印象的だった。

思えば・・・私は良家ではなく下町の都会っ子(!?)で
育ったが、窮屈で飛べていない時期---高校時代の
ことだが---があった。そう思うと、今の自分は
羽ばたいている。空を飛んでいる。あ、でもまだ羽は
動かして上昇している途中だけどね。

そんなことを想像したらとても気持ちよくなった。

やっぱり私にとってはファンタジー。
そして今後もレディースデーは大いに利用していきたい。
コメント
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