♪シンガーソングライター★近井智沙子のブログ☆彡

シンガーソングライターは趣味と言い切る近井智沙子のちょっとした日常を書き留めます。

Vol.46 体験レッスン

2006-03-01 | Wed:フミナの恋愛哲学&心理学
英会話学校のチラシやパンフレットを集め、当時、
英会話学校としてはNo.1のステータスを誇っていた
(少なくとも私はそう思っていました)ECCへ、まず
母親が電話をかけてくれました。

話を聞き、ある程度のレベルに分けられたクラス制で
春クラスと秋クラスがあり夏ごろに電話をかけたので、
秋クラスに入るのにちょうどよい時期でした。また
500円で体験レッスンもあるので入校されるかどうか
それで決めてもらってもいいということだったので、
とりあえず体験レッスンに申し込みました。

その体験レッスンで初めて私は外国人と話すことに
なるのです もう何十年も(?)昔のことですので
体験レッスンの詳細を覚えてはいませんが、とにかく
外国人と1対1で話すコーナーがあったことはよく
覚えています。「何でもいいから英語で会話して
みましょう」という趣旨だったのだと思います。

中学生レベルの英語しか、しかも会話なんてしたことも
ないのに外国人といきなり話すなんて・・・。けれど
夢のようでした。初めて外国人と話す場が例え英会話
学校だったとしても、こんなチャンスがあるなんて
夢のようでした

私のお相手してくださる先生は、風貌はもちろんのこと
欧米人で、よく聞くと英国人でした。
簡単な自己紹介の後、「なぜ英語を勉強したいのか、
話せるようになりたいのか」などありがちな質問をされた
のを覚えています。

先生がイギリス出身だということを聞いて「イギリスに
行ってみたい。」と言うと
「なぜイギリスに行ってみたいの?」
「・・・。」すごく考えてしまいました。英文をではなく、
本当の理由を言うべきか・・・。
「ロンドンがとても好きだからです。」

(なぜロンドンが好きなの?)
ああやっぱりそう聞かれると思った! 恥ずかしいけど
この際、言っちゃおか!と決心し、顔を赤らめてこう
答えました。
「シャーロック・ホームズが好きだからです。」

(どんな風にシャーロック・ホームズが好きなの?)
ああ、やっぱり痛いところついてくる!そんなの答えられない!
ものすごく悩んでいるうちに外国人との会話コーナーの時間が
終わってしまいました。

何ヶ月もあとでこのときのことを考えると、私はあまりの緊張と
パニックで自分で勝手に相手の質問を想像していたのかもしれない、
本当は先生が話題を途中で変えてくれていたのかもしれないと
思いました。ただとてもいい経験になりました。

家に帰って、この体験レッスンのことを両親に話しました。
両親が未だにそのときの私をこう言うのです。
「あのときほど智沙子の瞳がキラキラ輝いているのを
見たことがない。」と。

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