Vol.29 デートの誘い方

最近、内容が抽象的でよく考えると深くなって
しまいがちだったので、たまには軽く“デートの
誘い方”と題していきましょう。

一応、“デートの誘い方”としましたが、決して
男性にだけ読んでほしいものではありません。
デートだけでなく、相手があって単純な物事を
決めるときには必ず役に立つ手法です。友達と
約束するときはもちろんのこと、仕事の上でも
同じことが言えます。

と書いたら、とても大げさに思われたかも
しれませんが、実はとても単純なことです。

例えば、あなたが男性で、ある女性を食事に誘いたいと
思っていたとします。

何らかのきっかけで
「今度、お食事でもご一緒しませんか？」ぐらいは
声を掛けますよね。

女性のほうも「ええ、是非ご一緒に。」「今度ね。」
という肯定の返事をするでしょう。もちろん、それが
礼儀だからです。女性の心の内はこの時点ではまだ
どうかわかりませんね。

“この人となら食事に行ってもいいな”と思った女性は
男性がいつ誘ってくれるのか待つことになります。
ですから、次にあなたから積極的に誘わなくては
なりません。どのように誘いますか？

「一緒に食事する話だけど、

1.今晩、仕事終わった後どう？
2.いつにしようか？　僕はいつでも空いているのだけど。
3.来週の金曜日空いてる？　　　　　　　　　　　　　」

逆に１から３までで一番女性が困らないのはどれでしょう？

もちろん、相手の女性のそのときの状況、環境、性格にも
関係するので、どの誘い方が一番いいとは言えませんが、
ここでは一般論として私が思うことです。

１は突然すぎますね。女性はせっかくの男性とのデート
なのですから、いろいろと準備をしておきたいものです。
１でYesと答えるとしたら、よほど女性があなたのことを
気に入っていたか、もしくは“どうでもよい”相手と
思っているかどちらかでしょう。また女性が好意を
抱いていたのなら、尚更特別な“気分”でお洒落して
デートを楽しみたいものなのです。

心優しい男性はきっと２をお選びになったことでしょう。
おそらくこの誘い方が一番多いと思います。相手の女性を
気遣ってのことなのでしょうが、実はこの中では一番
困る誘い方なのです。

なぜなら、まず女性はほんとに食事に行きたいかどうか、
もしくはそのお誘いに乗っていいのかどうかで悩んでいます。
さらに、都合のいい日を決めなくてはなりません。男性が
いくら「いつでもいい。」と言っていても、女性は相手が
一番都合のいい日を望むのです。その日は女性には
知りようがありませんね。

仮に、女性が既にあなたに好意を持っていたとしたら、
「私もいつでもいいですよ。」と答えるでしょうね。
その次には３番のような台詞を言ってくださいね。
「いや、僕のほうもホントにいつでもいいですから。」
と返せば日を決めるのにも一苦労。スマートじゃありません。

特にあなたとの食事を“どちらでもいい”と思っている
女性は困ってしまいますね。お互いが「都合のいいときを
おっしゃってください。」と言い合い、話が進まず
計画もポシャってしまうこと・・・ありませんでしたか？
結局、このグレイゾーンを誘い出せるか出せないかで
お誘いの成功率が変わるのではないかと思います。

もっとも食事さえしたくないという女性には（あまり
知り合っていない時点でそう思われるのは稀だと
思いますが）どんな誘い方しても、忙しい（Vol.14 時間
参照）とか何だかんだと言ってうまく話をはぐらかして
しまうことでしょう。

来週は３の誘い方について、この誘い方のどこがいいのか
お話したいと思います。