先週の週初めから繰り返し『億男』を見ていたので、25日の
地上波初放送を見ていくと、カットしたところは即座に気付く
状態だった。
2時間枠に収めるには1時間33~34分にしなければいけない。
最初はまぁまぁ納得しながら見ていたけど、やっぱりモロッコでの
道案内のシーンがカットされていたのがショックで、感動が薄く
なってしまった。
小説から映画にするにも1つ1つのエピソードを浅く拾って
映画の尺での物語として完成されているのにその上カットされると
やっぱり深みがなくなるなぁ。
エンドロールではモロッコの映像や写真が映し出されてバンプの
「話がしたいよ」で余韻をたっぷり引き摺れるのもこの映画の
魅力のうちの1つなのだけど、エンドロールはまるまるないだろうな
とそれは覚悟できていた。
最初からカットシーンを語っていこうか。細かいカットはカットするが^^;
まず、モロッコの街並みを真上から撮影した映像から始まるが、
砂漠のサンセットからだったね。ここのカットは当然かな。
冒頭のパーティシーンも途中大幅にカット。あきらのハイヒールに
お酒を入れて、まず九十九が飲んで、「2つで1つだから、靴も
僕たちも」と言って一男にももう片方のハイヒール酒を勧めるシーンが
なかった。
原作でもパーティの描写は短いし、仕方ないカットかな。ここでの
九十九は色気あるんだけどなぁ。
だから、一男はハイヒールを見て、あきらのことを思い出したんだけどね。
百瀬のシーンもちょこちょこカットされていた。主に百瀬さんの台詞が。
「バースデー馬券やな?そういうのがいっちゃん当たるからなぁ。」
とか言うのと、2回目賭けるように説得するときにこれは北村さんの
アドリブっぽい台詞だけど、「今でしょ!知ってる?今でしょって。」
まぁこれも納得だね。
一男が九十九を探している経緯を話しているという設定で、九十九に
相談したときに、九十九が三億円どこにあるか聞いて一男が銀行と
答えると、九十九はいきなり「下ろしてきなよ、三億円」って言った
わけじゃなくて、銀行は金利が低いからお勧めしないという台詞も
カットされてた。
競馬場からあきらとタクシーで帰るところは回想までのシーンがカット、
落研入部の歓迎会のシーンでは一男が九十九に肩貸して連れて帰るところが
短くなってた。
千住のシーンでは、最初のセミナーシーンが短くなっていて、回想シーンで
バイカムの売却を巡って言い争いをしているとき、千住の「大事なところで
吃るな。お前と議論するつもりはない。」という台詞。
その後、急に万佐子とお茶のシーンだったけど、その前に娘のまどかの
バレエ練習を見に来ているシーンがあった。
十和子のシーンでは、「九十九とお付き合いされてたんですか?」の質問。
そして、モロッコ旅行の回想シーン。夜の市場のシーンからいきなり
ホテルに着くなんて!!
原作でも少年だったがお金いらないからホテルを紹介してあげるよと
道案内をしてくれて無事にホテルに着くんだ。でもホテルに着いたら
少しお金が欲しいと言われて、100円程度のお金だし一男は財布を出そうと
したら九十九が止めるんだ。「こういうときは、き、毅然としてなきゃ
いけない。」って。You said "No money." と言って断固として払わずに
いたら罵詈雑言を捲し立てて去って行った。
そのシーンが丸ごとカット。なぜ九十九が細かいお金に執着したのか、
意味があるシーンなんだけどな。
原作と映画ではこのシーンの持つ意味が逆になると思ってるんだけど
映画ではつまり九十九は大金持ちでも中身は変わっていないということを
示したかったんだと思うんだよね。
このシーンがあっての現金を靴に隠しておくという一男のアイデアだと
思うんだけどね~。原作にはない演出だ。
そして、もっとマラケシュでの市場での買い物や猿、ヘビ使いの見世物を
楽しむ姿が大幅カット・・・まぁ仕方ない。一男が倒れてから気がついた後
九十九に会って割ったお皿の件を話した後に、九十九が芝浜の音源を
持ってきていて、「モロッコにも合う」と2人して仲良く聞いているシーンも
カット。ここも仕方ない。
それから砂漠に4WDで向かうシーンとかラクダに乗って砂漠を移動するシーン
とかモロッコの景色が大幅カット~!! この大スペクタクルなモロッコの
シーンも話の筋からしたら別に要らんもんなぁ。しゃあないなぁ(;_:)
でもそのせいで九十九の起業したいという告白が唐突に思える。
砂漠での落語シーンはさすがにカットされなかったけど、余韻に浸る間も
なく、まどかのバレエ発表会の日。
この間にまどかとのデートがあったはず。あの宝くじが当たったことも
親友に相談したら親友ごと消えちゃったことも言ったんだよね。
まぁこのシーンは原作とちょっと違うしカットするだろね。
こうして見てみるとやっぱり道案内のシーンだけが悔やまれるな~。
次は原作との比較してみるね。
地上波初放送を見ていくと、カットしたところは即座に気付く
状態だった。
2時間枠に収めるには1時間33~34分にしなければいけない。
最初はまぁまぁ納得しながら見ていたけど、やっぱりモロッコでの
道案内のシーンがカットされていたのがショックで、感動が薄く
なってしまった。
小説から映画にするにも1つ1つのエピソードを浅く拾って
映画の尺での物語として完成されているのにその上カットされると
やっぱり深みがなくなるなぁ。
エンドロールではモロッコの映像や写真が映し出されてバンプの
「話がしたいよ」で余韻をたっぷり引き摺れるのもこの映画の
魅力のうちの1つなのだけど、エンドロールはまるまるないだろうな
とそれは覚悟できていた。
最初からカットシーンを語っていこうか。細かいカットはカットするが^^;
まず、モロッコの街並みを真上から撮影した映像から始まるが、
砂漠のサンセットからだったね。ここのカットは当然かな。
冒頭のパーティシーンも途中大幅にカット。あきらのハイヒールに
お酒を入れて、まず九十九が飲んで、「2つで1つだから、靴も
僕たちも」と言って一男にももう片方のハイヒール酒を勧めるシーンが
なかった。
原作でもパーティの描写は短いし、仕方ないカットかな。ここでの
九十九は色気あるんだけどなぁ。
だから、一男はハイヒールを見て、あきらのことを思い出したんだけどね。
百瀬のシーンもちょこちょこカットされていた。主に百瀬さんの台詞が。
「バースデー馬券やな?そういうのがいっちゃん当たるからなぁ。」
とか言うのと、2回目賭けるように説得するときにこれは北村さんの
アドリブっぽい台詞だけど、「今でしょ!知ってる?今でしょって。」
まぁこれも納得だね。
一男が九十九を探している経緯を話しているという設定で、九十九に
相談したときに、九十九が三億円どこにあるか聞いて一男が銀行と
答えると、九十九はいきなり「下ろしてきなよ、三億円」って言った
わけじゃなくて、銀行は金利が低いからお勧めしないという台詞も
カットされてた。
競馬場からあきらとタクシーで帰るところは回想までのシーンがカット、
落研入部の歓迎会のシーンでは一男が九十九に肩貸して連れて帰るところが
短くなってた。
千住のシーンでは、最初のセミナーシーンが短くなっていて、回想シーンで
バイカムの売却を巡って言い争いをしているとき、千住の「大事なところで
吃るな。お前と議論するつもりはない。」という台詞。
その後、急に万佐子とお茶のシーンだったけど、その前に娘のまどかの
バレエ練習を見に来ているシーンがあった。
十和子のシーンでは、「九十九とお付き合いされてたんですか?」の質問。
そして、モロッコ旅行の回想シーン。夜の市場のシーンからいきなり
ホテルに着くなんて!!
原作でも少年だったがお金いらないからホテルを紹介してあげるよと
道案内をしてくれて無事にホテルに着くんだ。でもホテルに着いたら
少しお金が欲しいと言われて、100円程度のお金だし一男は財布を出そうと
したら九十九が止めるんだ。「こういうときは、き、毅然としてなきゃ
いけない。」って。You said "No money." と言って断固として払わずに
いたら罵詈雑言を捲し立てて去って行った。
そのシーンが丸ごとカット。なぜ九十九が細かいお金に執着したのか、
意味があるシーンなんだけどな。
原作と映画ではこのシーンの持つ意味が逆になると思ってるんだけど
映画ではつまり九十九は大金持ちでも中身は変わっていないということを
示したかったんだと思うんだよね。
このシーンがあっての現金を靴に隠しておくという一男のアイデアだと
思うんだけどね~。原作にはない演出だ。
そして、もっとマラケシュでの市場での買い物や猿、ヘビ使いの見世物を
楽しむ姿が大幅カット・・・まぁ仕方ない。一男が倒れてから気がついた後
九十九に会って割ったお皿の件を話した後に、九十九が芝浜の音源を
持ってきていて、「モロッコにも合う」と2人して仲良く聞いているシーンも
カット。ここも仕方ない。
それから砂漠に4WDで向かうシーンとかラクダに乗って砂漠を移動するシーン
とかモロッコの景色が大幅カット~!! この大スペクタクルなモロッコの
シーンも話の筋からしたら別に要らんもんなぁ。しゃあないなぁ(;_:)
でもそのせいで九十九の起業したいという告白が唐突に思える。
砂漠での落語シーンはさすがにカットされなかったけど、余韻に浸る間も
なく、まどかのバレエ発表会の日。
この間にまどかとのデートがあったはず。あの宝くじが当たったことも
親友に相談したら親友ごと消えちゃったことも言ったんだよね。
まぁこのシーンは原作とちょっと違うしカットするだろね。
こうして見てみるとやっぱり道案内のシーンだけが悔やまれるな~。
次は原作との比較してみるね。
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