Vol.21 怒り

先々週、「許し」の話をしましたが、今日はその前の
段階の「怒り」についてお話させていただきます。

実は私には怒りの感情がありません。私の友達でさえ
このことはなかなか理解しがたいようですから、
皆様にも信じていただくのは難しいと思います。

しかし、いつの頃からか・・・もともと自分で言う
のも何ですが温厚な性格であまり怒ることはなかった
のですが、二十歳くらいからでしょうか、怒ることが
一切なくなってしまいました。そのうちにその感情
までも忘れてしまったような感覚です。

怒るにはものすごいエネルギーが必要だと思いませんか？
私はあるとき思ったのです。そんなエネルギーがある
のなら、楽しむために使いたいと。

ですから、私は楽しむときはめいっぱい楽しみます
笑うときは思い切り笑います。そうすると、怒る分の
エネルギーなんて不思議となくなってきますよ。
怒ることがなくなると先週のような「許し」すら行う
必要がなくなります。

街で見知らぬ誰かと誰かが喧嘩しているのを見ると
気分悪くなりませんか？　感情にプラスとマイナスの
因子が存在するならば（もちろんプラスのほうが
心を豊かにできるとして）怒りは強いマイナスの
因子を持っていると思うのです。

その怒りを表に出してしまうと、そのマイナスの
因子が散布されるような伝染してしまうような
気がしてしまうのは私だけなのでしょうか。
そういう光景を見たり誰かが怒鳴っている声を
聞いたりするだけで私は悲しくなってしまいます。

喜怒哀楽ではなく喜楽哀楽でいきたいですね