ノアが放った鳩はオリーブの小枝を箱船に持ち帰った。
箱舟が漂う大海原の彼方に、乾いた土地があり、そこでオリーブが育っているのだ。上陸できる日は近い。
しかし、およそ、希望とは稀なる望みであり、とりわけ最後の希望というのは、最初の希望よりも一層切実である。
たとえば、第一志望校というのが最初の希望であり、第五志望校というのが、最後の希望である。ところが、第五志望校に落ちたときには、第六志望校が、ちゃんとあり、しかも、それすら落ちることもあるのだ。
しかし、この作品は、もちろん、そのような低次元の問題を扱ってはいない。
13 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この映画の最後の希望, 2009/2/7
By 坊くん白さん - レビューをすべて見る
封切り三日目に見に行きました。
私は、マンガも読んでいないし、第1章も見ていません。
でも、この2章の内容は理解できました。(そんなに難しい話ではないです)
良い点は、話や映像のスケールが日本映画としては大きいこと。
悪い点は、エピソードの挿入が多すぎて、人物の「心」が描けていないことでしょうか。悲しみ、恐怖、勇気を描きたいのだと思いますが、それらが「形」だけになってしまっていて、リアリティーを感じませんでした。たとえば、別れや死というのは悲しいものですが、同じ悲しさでも一つ一つは違うものです。それらを細やかに描いておらず、出来事の羅列になってしまっているように感じました。物語展開の面白さを大事にする映画とは言っても、その部分はやはり必要かなと思います。
それと、カンナを軸に話が進められていますが、もっとそれを明確化し、余分なエピソードを切り、必要なエピソードを加えたりした方がよいように感じました。(原作は原作、映画は映画と別に考えます。)
豊川さんや常盤さんの名前が「前」にありますが、ヒロインのカンナ(平愛梨さん)が主演です。
彼女の演技は評価が分かれると思います。物語に染まりきらない清純な演技とその美しい容貌は、映画の題名とは別の意味で「最後の希望」だなと思いました(笑)
物語に染まる演技という意味で評価されるのは、小池さんと木南さんでしょうか。
箱舟が漂う大海原の彼方に、乾いた土地があり、そこでオリーブが育っているのだ。上陸できる日は近い。
しかし、およそ、希望とは稀なる望みであり、とりわけ最後の希望というのは、最初の希望よりも一層切実である。
たとえば、第一志望校というのが最初の希望であり、第五志望校というのが、最後の希望である。ところが、第五志望校に落ちたときには、第六志望校が、ちゃんとあり、しかも、それすら落ちることもあるのだ。
しかし、この作品は、もちろん、そのような低次元の問題を扱ってはいない。
13 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
この映画の最後の希望, 2009/2/7
By 坊くん白さん - レビューをすべて見る
封切り三日目に見に行きました。
私は、マンガも読んでいないし、第1章も見ていません。
でも、この2章の内容は理解できました。(そんなに難しい話ではないです)
良い点は、話や映像のスケールが日本映画としては大きいこと。
悪い点は、エピソードの挿入が多すぎて、人物の「心」が描けていないことでしょうか。悲しみ、恐怖、勇気を描きたいのだと思いますが、それらが「形」だけになってしまっていて、リアリティーを感じませんでした。たとえば、別れや死というのは悲しいものですが、同じ悲しさでも一つ一つは違うものです。それらを細やかに描いておらず、出来事の羅列になってしまっているように感じました。物語展開の面白さを大事にする映画とは言っても、その部分はやはり必要かなと思います。
それと、カンナを軸に話が進められていますが、もっとそれを明確化し、余分なエピソードを切り、必要なエピソードを加えたりした方がよいように感じました。(原作は原作、映画は映画と別に考えます。)
豊川さんや常盤さんの名前が「前」にありますが、ヒロインのカンナ(平愛梨さん)が主演です。
彼女の演技は評価が分かれると思います。物語に染まりきらない清純な演技とその美しい容貌は、映画の題名とは別の意味で「最後の希望」だなと思いました(笑)
物語に染まる演技という意味で評価されるのは、小池さんと木南さんでしょうか。
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