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誰も知らない南の島

いつか南の島にいきたい

坂の上のオリエント美術館の隣の小さな映画館でヴィスコンティ のルードウィヒを見た

2008年09月21日 | 白い大理石の床の上の演奏会
それは、シネマクレール石関町で映画が上映される最後の日だった。
朝から黒澤明の映画に出てくるような土砂降りの雨が降っていた。
ルードリッヒのプリントの色彩は経年変化していたが、感動を損ねることはなかった。
映像だけではなく音も良い。
とくに、イタリア語の美しさが際立った。
三十年ぶりの立ち見席。
この日、またひとつ、岡山の旧市内から映画館が消えた。

しかし、オリエント美術館の地下室から生まれたシネマクレールは丸の内で、これからも存続する。

シネマクレール丸の内は10月闇の子供たちを上映する。

岡山の街から映画の火は消えない。
かぼそいけれど、これからも燃え続ける。



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