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蒲田行進曲での松坂慶子

2005年10月09日 | 新作邦画
義経では壇ノ浦はとっくに終わったので松坂慶子の出演がなくなったのが残念だ。

松坂慶子に、初めて注目したのは蒲田行進曲だ。
平田満夫が、人気俳優の北守夫から妊娠した女優を押し付けられる。
その気のいい女優を松坂が演じていた。
決して、彼女にとって好ましい状況ではないはずが、松坂が演ずるとなぜか、作品としていい方向で明るい。

義経でも、平家にとって壇ノ浦までの展開は決して明るくはない。大変くらい。
ところが゛、平家の中心を束ねる清盛の妻としての松坂には凛とした明るさがある。この明るさが、西日本の人間としては、たいへん救いとなる。

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