G.G.の徒然山遊録

岐阜各務原市周辺の低山の山行記録、折々の雑感、書評などの雑文を記し、山に関する情報を提供します。

歌声喫茶へ行ってきました ~犬も歩けば・・・~

2016-02-17 | 日記

 コーラスの生涯学習講座の最終日に、伴奏の先生が、ご自分が活躍しているコンサート、
教室などの他、ピアノ伴奏で出演している歌声喫茶の紹介があったので2月15日(毎月第3月曜)に
様子を見に出掛けて見た。
  コーヒー又は紅茶が一杯付いて参加費は\1,000で、時間は2時間であった。
参加者は40名位で、60~70台の高齢者が多く、殆どは女性で、男性は4人だけであり、最初は
ちょっと緊張した。
 幸い講座で知り合った女性のGさんも参加されていたので、ご一緒させてもらい、お陰でリラックスして、
楽しい2時間を過ごさせて貰った。
 全部で20曲位?、歌い、知らないのは数曲だけであったが、その中のひとつに「坊がつる讃歌」という
山男の歌があり、山の愛好者のひとりとしてこの歌に遭遇したのはラッキーであった。
 帰宅してからWeb.で調べたら、この歌は山の歌では一、二を争う名曲だそうである。
又、「坊がつる」とは九重連山に囲まれた湿原でラムサール条約に登録されているそうである。
 1番の「人みな花に酔う時も 残雪恋し山に入り 涙を流す山男 雪解の水に春を知る」から
9番の「三俣の尾根に霧飛びて 平治に厚き雲は来ぬ 峰を仰ぎて山男 今草原の草に伏す」まであるが、
各小節の歌詞が文語調で、格調高くとても気に入った。
 特に、2番では「・・・峰を仰ぎて山男 花の情けを知る者ぞ」、3番では「・・・夜空を仰ぐ山男
無我を悟るはこの時ぞ」、6番では「・・・佇み聞くは山男 もののあわれを知る頃ぞ」などの文言は
実感として男心が擽(クスグ)られる気がする。
 もう一つの収穫はGさんの知り合いの男性Aさんが来ていて、彼も山の愛好者であることが分かり
知遇を得たのも何か因縁めいている。
 大収穫があったひと時であったが、「江戸いろはかるた」で言う、「犬も歩けば棒に当たる」と云うのは
こういう事かと変な感心をした次第でもある。
 ついでながら、今回に味を占め、次回も参加する予定である。

 
 今日は今年一番の寒さである。風にはためく焼き芋の幟が、寒さを一層感じさせる今日此の頃である。