我が家の庭の片隅に径15cm位の真っ赤な大輪の花が咲いているのに気付き家内に花の名を聞いたら「モミジアオイ」と言うそうである。名前は和風であるが、容姿はどう見ても洋風である。
「名は体を表す」というが、この花の場合は真逆なのが面白い。
アオイというと高齢者の私が先ず思い浮かべるのは徳川家の家紋でお馴染みのフタバアオイやカンアオイであり、何れも花と言うには余りにも地味である。
一方、モミジアオイは北米原産の一日花でムクゲ、フヨウ、ハイビスカスの仲間であり、皆大輪で派手な花を咲かせ、フタバアオイやカンアオイとは全く別種であるそうである。
モミジアオイは一見すると、派手であるが花弁はシンプルで愛らしく親しみやすく、花言葉も「温和」、「優しさ」などであるのが頷けよう。 [モミジアオイ]
[フタバアオイ] [カンアオイ]