1.はじめに:
去年12月からノルディックウオーキングを始めて、クラブの例会以外に週3回ほど近所を歩いています。その結果、次第に脚力が強くなり、歩行スピードが増し、歩行時間も長くなりましたので、歩行時の運動負荷が知りたくなり、その為に心拍数を計ってみようと思いました。
心拍数測定器として従来から腕時計型のスマートウォッチと呼ばれるものがあるのは知っていましたが高価なので購入を躊躇していました。Webで調査したところ中国や韓国製ですが、高性能、高機能のスマートバンドとよばれるブレスレット状のコンパクトなものが¥4000位で入手できるのが分かりました。その中でも中国のXiamio Mi Smart Band 5(略してMi Band 5とも呼びます)がAmazonの売上ランキングのトップを占めているのが目に付きました。
値段は¥4,000位と安いのでオモチャのような物かとな思いましたが、Webで機能・性能を調べると以下に述べますように物凄い優れものであるのが分かり早速、購入し使用しています。
未だ13日間ほど使用しただけですが、スマホと併用した性能・多機能は予想を遥かに凌駕し、ここ迄、進歩しているのかと驚きました。大袈裟かも知れませんが、カルチャーショックを受けました。
(注)Mi Fitと言うアプリをインストールしたスマホが必要です。
2.外観:
リストバンドはポリウレタンで、ディスプレイ部が嵌め込まれています。写真では安っぽく見えますが、通常は、ディスプレイは消えていて真っ黒なので単なる黒いブレスレットの感じです。
なお、ディスプレイの表示は35種類用意されていますので、好みで選択できます。又、バンドは別売ですが皮革、金属製など各種のものが通販で入手可能です。
3.機能:
多くの機能がありますがその中で、主なものを紹介します。
(1)月日、曜日、時刻などの表示:
私が今設定している画面を下図に示します。ここでは月日、曜日、時間、以外に電池残量、当地の天候、気温、歩数,消費カロリー、心拍数などが表示面をタッチすると、5秒(デフォルト)~10秒間表示されます。
(2)ウオーキングデータ記録:
スマホ或いはMi Band 5からウオーキングモードを選択するとルート、歩行距離、歩数、歩行時間、心拍数の時系列などがスマホに記録されます。下に伊木山付近のウオーキング例を示します。
(ルート、距離、時間、歩数etc.) (心拍数の時系列、有酸素・無酸素運動時間etc.)
(3)睡眠分析モニター記録:
就寝すると自動的に、浅い眠り、深い眠り、覚醒の各時間が時系列でスマホに
記録・表示されます。
実測した結果は、翌朝、起きた時の感覚と合っているように思います。
[睡眠時間、眠りの質(眠りの深さ、浅さ、覚醒)の時系列]
(4)着信通知:
電話、メールがスマホに着信するとディスプレイ部が振動して、1秒程、内容が表示されます。
スマホを離して置いた時、マナーモード設定時でも通知してくれるので返信に遅れず、忙しい人には
大変に便利です。
(注)LINE受信の通知も可能のようですが現時点では機能しません。
(5)その他の機能:
上記以外にも色々あるようですが、取説が添付されていないので詳細は不明ですので省略します。
4.性能:
主な性能を下に示します。
(1)ディスプレイ部のサイズ:47mm×18mm
(2)ディスプレイの輝度:調整可能、MAXにすれば晴天時、屋外でも大体見えます
(3)全重量:23 g、小型軽量のため装着感がありません
(4)電池:一度充電すれば14日~20日持つようです。只今、13日使用して残りは40%です。
(5)防水:水深50 m
5.所感:
2週間、使用して感じたことは次のとおりです。
(1)使い勝手、機能、コストパフォーマンス:何れも申し分のない優れものです。
(2)時間が瞬間的に分からない:普段は、画面は消えているので、時刻を見るためには
画面をタッチして起動する必要があります。
電池の充電間隔を伸ばす為の処置で仕方ないでしょう。多分、慣れれば問題には
ならないかと思います。
(3)野外、晴天時で画面が判読しにくい:輝度を最大にしても見にくい。
これも電池の充電間隔を伸ばす為の処置で仕方ないでしょう。
(4)取説が無い: 中国製品には往々にしてあることですので諦めましょう。
無くてもスマホなどを使っている人ならば初期設定も問題ないと思います。
ただ使用法の詳細、インフォメーションに内容など分からない所もあります。
実用上問題はないかもしれませんが改善すべきでしょう。
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