我家の庭には、娘の記念樹である樹齢三十年程の桜の木が一本ある。
園芸店から購入したのが花が散った後であり、花の状態を確認せずに植えたものである。
日本海の潮風にもめげずに花をつけるが、残念ながら花の数も疎らで淋しい花であった。
そこで、昨年、赤みかかった沢山の花を付ける「ソメイヨシノ」の新芽を戴いて接木をすることにした。
接木は初めての挑戦であり、園芸本2冊購入、さらにネットで調査し、必要な機材を調達して万全を期した。その甲斐あって接穂は見事に融合し成長した。
花が見れるのは二年目の来年からであろうと思っていたが、三月の下旬になり、葉芽の膨らみとは異なり、桃色を帯びた大きな膨らみが一箇所見られた。
観察を続けると、一つの膨らみが段々大きくなり赤みも増してきた。そうこうするうちに一つと思っていた蕾がが三つに分かれ、最終的に四つの蕾に分かれた。
昨日の開花を予想していたが、寒気が南下した影響か完全には開かずにワイングラス状であったものが、今日の暖かさと陽光が幸いし四つの蕾の内三つが開花した。
来年は沢山の花を咲かせて呉れるであろうと期待が膨らむ。
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