一昨日(6月15日)、我家の菩提寺である専徳寺の報恩講お引上に初めて参加した。
報恩講お引上は浄土真宗の寺にとって、一年中でもっとも大きな行事だそうである。それは浄土真宗宗祖・親鸞聖人の法要だからである。
聖人は弘長2年(1262年)11月28日、90歳の生涯を京都でとじられた。そして聖人の残された徳を偲ぶ法要の集まりを「報恩講」と言うそうである。
本来11月28日に法要をすべきところ、菩提寺では農繁期を避け6月15日に繰り上げて行われることから「お引上」と言われている。
「報恩講お引上」には、昔は殆んどの檀家の人たちが参加したもので、菩提寺は檀家数が300以上あり沢山の人が集まったそうである。小生の祖母などもご近所と連れ立って出掛けていた。人が集まると言うことは、商売のチャンスでもあり、その昔は露店が開かれ、賑わったそうである。
現在、一般的に参加する人が少なくなり菩提寺には、露店も出なくなってしまっている。我が家では祖母の後、母が何回か参加しただけで、ここ20年以上参加していなかったが、小生として今回初めて参加させていただいた。
参加者の年齢層は小生より十歳は先輩のようであり、場違いのような気もした。
総勢六人の僧職の方による読経や法話があり、昼には精進料理のお斉でお酒もでたが、小生は車の運転があり遠慮した。参加者の多い地域はマイクロバスが手配されており殆んどの男の方は召し上がっておられた。
最後に、本尊さまにお供えされた紅白のお饅頭を頂いて菩提寺を後にした。
写真は我家の孔雀サボテンで、評判が良いので6月22日(夏至)に追加挿入した。