「名も知らぬ 遠き島より・・・・」
確か中学生の音楽の時間か、国語の時間に教わった記憶がある。
スギラビーチを歩いていたら岩場の波打ち際で、ぽっかりと浮かんでいたヤシの実を見て思わず口ずさんでしまった。今までは歌の世界でしかなかったのに、目の前にヤシの実があるのだ。
うれしくなって、さっそく拾い上げてみた、重たい! 大切に家まで持ち帰った。計ってみたら1.5kgもあった。
「名も知らぬ遠き島・・・」どこだろう。黒潮に乗ってどのくらい海の上を ぽかりぽかり浮いて来たのだろう。耳を押し当ててヤシの実に聞いてみたい。
さてこれからどうする。しばらく庭に置いて様子を見てみよう。もしかしたら眠っていた芽がでるかもしれない。
「神に従う人はなつめやしのように茂り、レバノンの杉のようにそびえます。」
(詩編 92: 13)