どぶがいの屋外アクア

コロナは茶番。世間体を過剰に気にすると権力者に搾取される。おかしいことはおかしいと主張しよう!

埼玉清流採集2

2020-02-26 07:24:54 | 野外採集

小学校時代に遠足で訪れた川で採集しました。

まずはウグイ。ハヤ系の魚はウグイが4割、オイカワが3割、カワムツが3割でしたかね。無論、捕れたカワムツは可哀想ですが極力駆除しました。カワムツは本来は東日本に居てはいけない魚ですから。




カジかわいい


ヒガシシマ

ただ、語感が似ているだけですがヒガシヒダもそのうち見に行きたいですね。ガチ登山になりますがw



鉄クズを覗いてみたらカジカ大卵型の卵が産み付けられていました。急流での石めくりは控えました。




少し下流では河川改修工事が行われていたようです。生き物が身を隠せるボサと
岩が減少していました。



ヌカエビ

在来種のヌマエビです。



カワリヌマエビ類

こちらは外来種。ヌカエビに比べてずんぐりしている。

アクアリウムで有名なミナミヌマエビを含めたカワリヌマエビ類は東日本には本来は分布していなかったと思います。最もミナミヌマエビと中国産のシナヌマエビの違いが僕にはよくわからないですが…

多摩川や近所の公園の池は昔はスジエビが多かった気がしますが、いつの間にかカワリヌマエビ類ばかりになっていました。







ギバチが確認出来てとても安心しました^^数が減少しつつある、貴重な在来種だと思います。

小学校の遠足で行った川で今も生き永らえていてくれるのはとても嬉しいです。

このギバチも人工物であるパイプを利用して隠れていました。河川工事で身を隠せるボサや岩が減るのなら、代わりに人工的に障害物を沈めてあげれば良いのかなと思います。

遠足で行った川とはいえ、自宅から距離があるので気軽にホイホイ足を運べる訳じゃないんですが、河川の管理者に障害物の設置を提案したいですね。











飼育して一年

2020-02-21 10:05:24 | 魚飼育
本文を入力


たまには非日淡の話として我が家で唯一の熱帯魚でも



ハナビを飼い始めてから一年位経ちました。

7匹購入して現在は10匹位います。繁殖自体はコイ科の魚で最も容易な部類かなと思いますが、一度に産む数が少ないのと初期メンバーがポツポツ死んでいったので、10匹程度の数に落ち着いてます。タナゴの人工授精の練習にもスペースを割いたので、ハナビの専用スペースを用意出来れば、数は殖やせるかなと思いますが…

30㎝プラケを26度に加温し、水草をモサモサにすれば勝手に産卵してくれます。一週間後位に親を取り出して、プラケは稚魚の育成にそのまま使うといった具合です。稚魚のサイズは割りと大きめです。

それとネットでは、デリケートな魚というニュアンスで書かれていることが多いように思いますが、実際に飼育した感覚では水質にうるさいようには思いませんでしたし、15度以上の水温が保てば水換えをたまにする位のそこそこの管理で飼育出来ると思います。

ただ、成魚のサイズがメダカよりも一回り小さいですので、大きな魚との混泳は捕食されるリスクがあると思いますし、魚病に耐える体力もあまり無いかもしれないので、末永く飼育を楽しみたいなら魚のコンディションには注意を払うべきでしょう。

逆にいうとメダカよりも一回り小さいということはさほど大きな水槽の用意が出来なくても群泳させることが出来るという訳です。先輩の日淡ブロガー氏も同じようなことを書かれていたと思いますが、日本の魚はそこそこ大きくなる種類が殆どなんですよね。

飼育スペースの確保が難しいなら無理してまで日淡に手を出さずに熱帯魚という選択肢もありかなと思ってます。











現在は50㎝位の特大プラケにハナビとタナゴ複数種で混泳をさせています。

5㎝位のオスのアブラボテもひと月前から一緒にしてますが、ハナビには関心が無いようでタナゴ同士での小競り合いはあるもののトラブルらしいトラブルは起きていません。

7㎝のデカいグリーンボテはさすがに怖いので、別容器にしています。

ハナビが落ち着けるスペースとボテの縄張り意識対策で水草はモサモサにしてあります。河川でも勿論ですが、隠れ家は水槽内においても重要でしょう。

画像最後は人工授精のボテ幼魚です。浮上直後は背骨がぐにゃぐにゃでしたが、今現在みた限りでは、体型の歪みが幸いにも見られないです。また、小さいうちから持ち前の気の強さでガンガンエサを食べに行くので、順調に育ってくれていると思います。


アブラボテの混泳が上手くいっているのは飽くまでこのプラケの事例ですので、個体差や微妙な環境の違いで混泳のパワーバランスは崩れる可能性がありますので、安易にマネしないことをオススメしますw

日淡好きとしてあまり無責任なことは発信すべきではないと思ってます。どこの誰とは言わないけど…観賞魚ショップの管理のやり方を批判しておいて、ご自分はコイやニゴイは60㎝水槽で飼っても問題ないとか発信されるのは浅はかじゃないかな?魚にあった適切な飼育設備が用意出来ないなら飼う前に諦めた方が良いと思いますけどね。

今のご時世に淡水二枚貝の使い捨てを勧めるような残念なブロガーさんもいますし…繁殖にはカワシンジュガイやマツカサガイを使いましょうとか書くのいい加減止めて頂きたいですね。

同じ貝を末永く飼育し続ける覚悟があるなら文句は無いのですが…二枚貝は夏場の暑さで死ぬので、春頃に産卵させるのがオススメです!とか書いて二枚貝を短期間で死なせることが前提になってしまっている。貝の長期飼育が出来ないならタナゴは人工授精で殖やしてください。


カワシンジュガイ等のイシガイ類は使い捨ての道具では無い。すっかり数が減って、希少な生き物になってしまったのだから大切に見守るべきでなくてはならないです。

午後から仕事ですのでこれ位に留めます。


ハナビの話のつもりが脱線し過ぎて、やっぱりイシガイ類の話になってしまいました…イシガイ類はとうといですからね(汗)

北関東里山採集8

2020-02-17 09:00:00 | 野外採集

トップ画像は今回の採集と無関係ですが、飼育中のセボシタビラ。幼魚~若魚サイズですと名前の由来となった幼魚斑つまり背星模様がはっきりしてます。





今回の採集は新規開拓で水路を回りました。この地域はまだまだ探れていない場所もあるので貴重になってしまった生き物がどれ位いるのか把握しておきたいところです。

なってしまったと過去形で書いたのは昔のように自然が豊かな時代であれば、今はトウキョウサンショウウオのように珍しくなってしまった生き物も沢山居たのかもしれませんから。

タイムマシンで過去に戻って、採集やりたいですね。そうしたらゼニタナゴなんかも雑魚扱いでバンバン捕れるんだろうなとw今は見る影もありませんが…



ツチガエル

水中越冬しているので、そのつもりが無くてもどんどん網に入ります。





この地域はどの川や水路でもカワムツ地獄です。

ホントにどこへ行ってもカワムツばかりなんですが…何故これが問題なのかというとhttps://blog.goo.ne.jp/gai6969/e/c5e2a5c9043adcd74ad1b20af8b967d4
過去記事も読んで頂ければご理解出来ると思います。カワムツは西日本原産の国内外来種であり、その強い繁殖力と適応力で在来魚を圧倒し、棲みかやエサを奪っているものと思われます。

https://www.google.com/url?sa=t&source=web&rct=j&url=https://www.jstage.jst.go.jp/article/jji/61/2/61_97/_pdf&ved=2ahUKEwiGyLmpj9fnAhWHFIgKHQi8BeYQFjADegQIAxAB&usg=AOvVaw1tW2fC3HD-GsLffgdlhXG8
論文を見つけました。



という訳で捕獲したカワムツは持ち帰って、微力ながら駆除することにしています。


コイ科にしては口が大きく開きます。この大きな口で在来種を捕食していることでしょう。

日本の魚とはいえ、元々その地に生息する生き物にとってはブラックバスやブルーギルに匹敵する位、脅威になってしまっているかもしれません。



カワムツに混じり、一匹だけヤマメの稚魚が捕れました。※このサイズは非常にデリケートだと思いますので、手は稚魚に逃げられない程度に水に浸けてキンキンに冷やした状態で撮って即リリースしました。



カワムツの捕獲に躍起になっていたら、冬眠中のイモリを掘り起こしてしまったようです。











Σ(゜Д゜)なんと!イモリと一緒にマタナゴも冬眠していたようです。

ツイッターでは大袈裟に婚姻色MAXと呟いてしまいましたが…でも、100%とまではいかないまでもこの時期にしてはかなりの発色ではないでしょうか?見事な腹黒さです。

それと画像では伝わりにくいと思いますが、本種としてはかなり体高があり横幅も肉厚で捕れた時は一瞬、カネヒラと錯覚する程でした。

こちらの方がより分かりやすいですかね。
セボシタビラとおなじくらいうつくしくてとうといおさかなです



メスだと思います。

ここのマタナゴの体高が高いのは、地域性なのかなと思ってます。ゆくゆくは他の地域でのスレンダー体型の成魚も観察してみたいです。

タナゴ釣りを楽しむのは良いことだと思いますが、だからといってタイバラやカネヒラを河川に放流するのは論外ですし、同種のタナゴの生息地だからと放流するのは地域性を損なったり、飼育由来の病原菌をばら蒔く恐れがあるため、安易な放流は絶対にしてはならないです。タナゴの産卵母貝となる二枚貝についても同じことがいえます。

タナゴ愛好家は勿論のこと、オオタナゴの定着やイケチョウガイとヒレイケチョウガイの交雑問題は真珠養殖業者といった、漁業関係者の責任であると思いますので、放流が起源となっている外来種問題には様々な立場の人々が気をつけなければならない問題だと思います。

採集者や飼育者だけの責任ではないということです。


鳥取のザリガニ養殖問題といい、ホントに残念なニュースばかりです…

アメナマやウシガエルやジャンボタニシの前例があるというのに…

勿論、愛好家も生物多様性に配慮して採集と飼育をやる必要があります。




さて、話を採集に戻しますが…

マタナゴの居た場所では二枚貝が見当たらなかったので、上流を遡りました。途中二股に分かれていて、一方は画像の通り、高い堰がそびえ…


もう一方は段差こそ小さいもののボサや身を隠せる石一つない三面護岸でした。しかも、傾斜がかなりついていたのでボウズハゼ以外の魚では行き来するのが絶望的な感じしかしないです。

魚の行く手を遮らないように工法を配慮して欲しいものです。

下流を見ていないので、貝が居ることを信じたいと思います…


別の川にてようやくウグイ。カワムツに負けずに頑張ってほしい。









今年も出逢えました!

2020-02-08 08:39:43 | 野外採集

とあるスーパーにてカルピスとリアルゴールドの交雑個体が売られていたw

僕もたまにやるしドリンクバーで混ぜてる人は居るだろうけど、自販機に並べられてる見るのは初めてですね~







ブログには関係ありませんが、何故か今日になってからツイートやリツイートが全く出来ない状態になってます…いいねは押せるし、タイムラインは問題なく見れるんですけど、バグ?凍結させられるようなことはした覚えはないぞ!?

















気を取り直しまして…今季一番の寒気が流れ込み、晴れていたとは言えとても肌寒い1日でしたが採集に行って来ました。





トウキョウサンショウウオ卵


場所は三面護岸の小さな水路ですが…湧き水が流れ込み、森に囲まれた自然豊かな場所であり、ウシガエルやアメザリ等の外来種も見かけないためサンショウウオにとっては居心地の良い場所のようです。



ビニール袋に産み付けられた卵です。

図鑑等では水中に沈んだ枝にくっついている構図が大半だと思いますが、人工物も利用出来ないことはないようですね。



トウキョウサンショウウオ成体

可愛いですよね( 〃▽〃)ですが、ただ可愛いだけじゃありません!!

寿命が長く、繁殖形態はデリケート、自然度の高い場所でのみ繁栄出来るといったイシガイ教※好みの生き物になります!

環境破壊や乱獲は止めて、温かく見守っていきたいですね!

去年10月の台風19号により、甚大な自然災害が起こってしまいましたのでトウキョウサンショウウオの生息地はどうなることかと思いましたが…今年も出逢えて良かった!!!





※どぶぺディアより引用w
イシガイ教とは…イシガイ目の二枚貝を尊び、称え崇める新興宗教団体である。カワシンジュガイ、マツカサガイ、ドブガイ類等のイシガイの仲間の生態や魅力を布教すること、放流おじさん及び二枚貝使い捨ておじさんの生態系を狂わせる行動に待ったをかけるべく注意喚起等のパトロールを行うことが主な活動内容となっている。

















あなたもイシガイ教への入信及び改宗をしてみませんか?










僕は前回の記事で採集と飼育の有用性を書かせて頂きました。https://blog.goo.ne.jp/gai6969/e/b979dfc9dda138388c45177203336732



その一方で…



このように非常に残念な行為を行う人間が一定の割合でいるのも事実です。

売買も採集も飼育も全部禁止にしろ!というのは極端ですし、それも生き物への距離をつくり過ぎて僕は良くないことだと思います。

ですが、生態系や持続性を省みずに乱獲や安易な放流をするヤカラが存在する以上はある程度の規制は必要ですし、愛好家同士で厳しくしたり、お互いを高めていく必要があります。

趣味とはいえ、いくつもの小さな命を預かっている訳ですし、一歩間違えれば生物多様性を壊す恐れがありますからそれ相応の責任感は必要だと思います。

おかしな事をブログやSNSに書いていたら、その人物の人格を否定しない範囲内で注意してあげましょう。自浄作用は大事です。

















とある日淡を購入しました

2020-02-03 07:24:07 | 魚飼育

数日前の話ですが、新しい魚を迎えるために水槽にいたアブラボテ、ヤリタナゴ、ムギツクを別容器に移動させました。カネヒラ、ツチフキ、ズナガニゴイ、ヒガシシマドジョウは残留です。







新幹線ずなが号







okfish中村さんがヤフオクに出品されていた養殖セボシタビラを購入しました。ヒレ欠けひとつないベストコンディションと思われるお魚達でした!

okfish中村さん
ブログ 川日記→https://westriver.at.webry.info/

飼育欲があるのは、否定しません。今回、なぜこのセボシタビラを買ったかといいますと…情熱と信念を持って活動されている中村さんを応援したい気持ちが湧き上がり、またこの方ならばどんどん悪い方向に向かってしまっている野生生物及びタナゴ類等の観賞魚の未来を正しく明るい方向へ軌道修正してくれるだろうという期待を込めて、購入させて頂きました。

ブログの川日記は必見です。日淡を取り巻く現状を正しく理解することが出来ますし、中村さんがどれだけ真摯に日淡や養殖魚に向き合ってきたかがお分かり頂けると思います。

ヤフオクには、今回の国内希少野生動植物種の指定により、今後は採集も売買も全て禁止されてしまうセボシタビラを複数の方が出品されていました。

他の人が売っているセボシタビラは数千円で落札出来る程度の金額でしたが、僕はあえてokfishさんのセボシタビラを諭吉さんが2枚オサラバするような金額で落札させて頂きました。

あえて高額で落札したのは応援したいという寄付的な意味合いです。サンショウウオのエロ本を待ちわびていたから魚部さんに寄付したのと同じような意味合いですよ。

今後、一般人の手に届くことの許されないセボシタビラですし、中村さんのこれまでの努力の結晶であると思いますので大事に飼育します。


飼育というのは生き物に興味を持つひとつのきっかけといいますか、入り口だと思ってますから。何でもかんでも指定して禁止にするだけでは良い方向に向かいません。条件付きで譲歩する必要はありますよ。

無節操な飼育者による放流の懸念はごもっともだと思います。決して安易な放流してはならないですから、僕自身も大きく賛同致します。

ですが、それならば漁協のアユ、サケ、ヘラブナ等の放流にも厳しい目を向けなければアンフェアであると思います。

ワタカやスゴモロコ等はアユに混じって放流されて、日本各地に定着してしまっているのでしょうし、ヘラブナが外来種だという認識はかなり薄いですよね。インスタのコメント欄でダントウボウに負けるなヘラブナ!等の記述があったりしますが、どちらも外来種なんですよ?

北米原産のニジマスを資源と称し、日本の川に放流しているのは失笑ものです。ヤマメやイワナ等の在来サケ類への影響をまるで考えていない…ブラウントラウトという地中海?原産のサケなんかはコクチバス並みにヤバいらしいですね。

環境省や保全関係の方々も野生生物や種としての生き物を守るために真っ当に活動されている方々が大半だと思われますが…ごく一部の人間が私利私欲に生き物を利用していないこともないだろうと思うんですよね。僕も保護団体のことはよくわかりませんし、飽くまでネット上で見た知識の受け売りになってしまいますが…

↑過去記事ですが、国内希少野生種への指定は飽くまで野生生物を守るためのひとつの手段のはずなのに目的にすり替わるのはおかしいですよね。300種の指定を目指すだとか営業ノルマにする意味がわかりません。個体数や生息地を回復させて、指定を解除出来る位になるのが本当の意味でのハッピーエンドではありませんか?

希少種の累代飼育も公的機関だけではなく、okfishさんのように実績のある養殖業者に任せた方がより、域外保全に安定感が増すと思います。

こういったものを見ると利権ですとか生き物を守ることが個人の私利私欲に向かっているなと感じてしまいます。





観賞魚業界といいますか、飼育や採集ばかりを槍玉に上げるのは何か違う気がするんですよね~

飼育や採集をするのはとても良いことだと思ってます。生き物に興味を持つきっかけですとか生態、生息環境を知ることが出来ますし、河川環境ですとか生き物を取り巻く現状も生で感じることが出来ます。