食品のカラクリと暮らしの裏側

食品の安全・安心が総崩れ、また政治・社会の矛盾や理不尽さも増大
暮らしの裏側の酷さやまやかし、危険性・不健全さに迫る!

安倍前首相「桜前夜祭」弁明、どこまで無反省・不誠実なのか!ますます疑惑深まる*赤旗だより/少数派

2021年01月12日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ   特設|桜を見る会(桜疑惑)VOL19
安倍前首相「桜前夜祭」弁明、どこまで無反省・不誠実なのか!ますます疑惑深まる

M20201230*12/25
投稿者より/年末年始をまたいでも、コロナ禍・緊急非常事態のさなかであっても、一国
の首相が嘘を繰り返したこと、政治の不正は忘れてはならず、さっそく取り上げます。


■国会で118回も嘘の答弁・挙句の果てに「ヒショヒショ話」(秘書のせい)に
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/「桜を見る会」前夜祭をめぐり、国会で虚偽答弁を繰り返した安倍晋三前首相への質疑が衆参の議院運営委員会で行われました。安倍氏は、事実に反する答弁があったと認め「おわび」を口にする一方、安倍後援会が費用補填(ほてん)をしていたことを知らなかったなどと言い訳に終始しました。苦し紛れの開き直りという他ありません。秘書の独断で、多額の費用を補填していたというのは常識では考えられません。自己保身のために秘書に責任転嫁する姿勢は、うその答弁を続けた時と全く変わりません。無反省で不誠実な安倍氏に国会議員としての資格はありません。

秘書に任せてきた。補填は自分が知らない中で行われていた。秘書から説明があったのは最近だった ~ 安倍氏の議運委での弁明は、自分の責任をひたすら免れようとする言葉が並びました。少なくとも118回も国会でうその答弁をしてきたことについては「結果として事実に反するものがあった」と人ごとのような表現で済ませました。首相という行政府の長が一昨年19年11月から国会を欺き、国会での真相究明を妨害し、審議の土台を崩してきたことへの根本的な反省はみじんも感じられません。

■安倍氏の言い逃れを許してはならず嘘を言えば罪になる証人喚問を
そもそも安倍氏にはすすんで事実を明らかにする姿勢がありません。なぜ前夜祭の出入金が政治資金収支報告書に不記載になったのか。2013年には安倍氏の資金管理団体の報告書に前夜祭にあたる記載があったのに、14年の報告書から記載はなくなりました。日本共産党の宮本徹衆院議員が理由を説明するよう事前通告し質問したのに、安倍氏は当時の担当者から聞けなかったとごまかしました。14年に発覚した小渕優子経済産業相の後援会観劇ツアー補填をめぐる報告書未記載事件を受けて、安倍氏側が補填を隠蔽(いんぺい)した疑いが濃厚です。前夜祭に参加した地元有権者への利益供与を隠すためではないか。安倍氏には真相を語る大きな責任があります。

ホテル発行の前夜祭明細書の存在はやっと認めたものの、ホテル側が「営業上の秘密」と言っていると述べ、公開に後ろ向きです。安倍氏が記載を修正した政治資金収支報告書をめぐって領収書自体を隠している疑いもあります。安倍氏は、政治資金の透明性につとめると何度も口にしましたが、まるで説得力はありません。改めて問われるのは、補填の原資です。16年から19年まで4回の前夜祭分だけで補填額は約700万円にのぼります。しかし政治資金の報告書では、安倍氏側のどこから出されたのか不明のままです。

日本共産党の田村智子参院議員は、税金を使った首相主催の「桜を見る会」と、前夜祭とセットで地元有権者に「おもてなし」を行ったのではないかとただしました。国政私物化の核心の解明から首相は逃れることはできません。安倍氏の議運委での説明は、つじつまの合わないことが数多くあります。国民はとても納得できません。新たに浮上した疑惑もあります。うそを言えば罪になる証人喚問を衆参予算委員会で開催することが不可欠です。安倍氏の言い逃れを許してはなりません。官房長官として安倍氏のうそ答弁をおうむ返しし、真相解明を妨害した菅義偉首相の責任は重大です。

しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。


投稿者からのひと言/出鱈目な答弁は、いい加減うんざりだ。業を煮やした国民から、「#安倍晋三の不起訴処分に抗議します」のハッシュタグのツイッター投稿は、記事投稿時21万件以上に至っている。このように批判が殺到している。権力者は何をやっても罰せられない風潮を、許してはならない。当ブログの「特設|桜を見る会(桜疑惑)」は、今後も投稿を続けます。

Sankoub 桜を見る会特集
次号/20・「桜前夜祭」安倍前首相を聴取も家宅捜査せず、神戸学院大・上脇博之教授に聞く
前号/18・安倍首相「不起訴に抗議」ツイッター殺到&元文科事務次官・前川喜平氏怒る

Akahatatop

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

安倍首相「不起訴に抗議」ツイッター殺到&元文科事務次官・前川喜平氏怒る*毎日新聞・赤旗だより/少数派

2020年12月27日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ   特設|桜を見る会(桜疑惑)VOL18
安倍首相「不起訴に抗議」ツイッター殺到&元文科事務次官・前川喜平氏怒る
M20201225b 画像は毎日新聞記事から

*安倍首相不起訴は投稿者も許しがたい状況ですが、
今後の経緯投稿はやむなく新年に再開します。

■投稿者より/日本は出鱈目な国に成り下がり東京地検特捜部も忖度した
「桜を見る会」前夜祭を巡り東京地検特捜部が安倍前首相を不起訴、秘書を略式起訴にしました。あまりにも不合理なことからツイッターに批判が殺到している状況、そして怒りをぶつける元文部科学事務次官・前川喜平氏の談話記事をご紹介します。日本は、出鱈目な国に成り下がった。東京地検特捜部も、忖度した。後段の投稿者からのひと言もご覧下さい。

■桜を見る会について元文部科学事務次官・前川喜平氏「国民主権にもとる行為」
投稿はしんぶん赤旗を活用しております・前川喜平氏の記事/安倍晋三前首相は「桜を見る会」前夜祭で、会場の高級ホテルと参加した地元支援者らが個々に契約を結んだとか、ホテルの明細書はないなど、実質的にあり得ない説明を国会でしてきました。もし、そういう説明を秘書から受けていたとしても、安倍氏は納得できたでしょうか。普通は「おかしい」というはずです。公設第1秘書だけ処罰され、安倍氏が罰せられないのはおかしい。安倍氏は秘書と共謀関係にあると多くの国民が思うでしょう。検察が忖度(そんたく)をして手心を加えたとみられても仕方ない。トカゲの尻尾切りです。

百歩譲って、安倍氏が秘書の説明をうのみにしたとしても、国会で虚偽答弁をした政治責任が生じます。これは議員辞職に値します。安倍氏は「桜」だけでなく、森友・加計学園疑惑でも虚偽の答弁ばかりです。うそをうそで塗り固めてきた。国会で説明するとしていますが、虚偽答弁をしてきた予算委員会の公開の場で話すべきです。これ以上うそがつけないよう、偽証に罰則がある証人喚問で行う必要があります。菅義偉首相の責任も大きい。菅首相は官房長官として安倍氏と一心同体の関係でした。常識的にどう考えてもおかしい安倍氏の説明を、官房長官として、そのまま国会で答弁してきました。

菅首相は、「桜を見る会」の疑惑だけでなく、森友・加計疑惑でも、安倍氏による「国政私物化」を隠蔽(いんぺい)する役割も果たしています。安倍氏、菅首相の虚偽答弁は民主主義の根本にかかわる問題です。日本国憲法の前文は「国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する」とうたっています。国会で誠実に説明しない、うそをつくということは、国民主権の原理にもとる行為なのです。

■安倍前首相「不起訴に抗議」ツイッターに批判殺到投稿16万件超
投稿は毎日新聞を活用しております/「桜を見る会」の前夜祭を巡って公職選挙法違反と政治資金規正法違反の両容疑で告発された安倍晋三前首相が不起訴とされたことについて、ツイッターでは12月24日、抗議の投稿が相次いだ。「#安倍晋三の不起訴処分に抗議します」のハッシュタグ投稿は16万件以上(*当ブログ投稿時20万件以上)に上り、「東京地検」 「略式起訴」 「徹底捜査」といった関連ワードもトレンドになった。

安倍氏の処分を巡っては、東京地検特捜部が21日に安倍氏に任意で事情を聴き、不起訴処分とされる見通しが報じられていた。抗議のハッシュタグはこうした報道を受けて拡散し、不起訴処分が速報されるとさらに広がった。投稿の中には、「不祥事の責任を取るのがトップの責務」 「これだけの多額を秘書の一存で動かせるはずがない」 「118回に及ぶ虚偽答弁の責任を取って国会議員を辞めて、証人喚問に応じてほしい」など、安倍氏の責任や関与の可能性を指摘する意見や安倍氏の証人喚問を求める内容、「忖度するな」といった検察の対応への批判が多く見られた。

また、オンライン署名サイト「Change.org(チェンジ・ドット・オーグ)」では、安倍氏に対する徹底捜査を東京地検に求める署名運動が展開され、12月24日午後5時までに約9万人分の賛同を集めた。 この日、賭博容疑で告発された黒川弘務・元東京高検検事長の東京地検の不起訴処分を巡り、検察審査会が「起訴相当」と議決したことも報じられ、これに関連して「起訴相当」もトレンド入りした。
.
しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。


投稿者からのひと言/本当に日本は、出鱈目な国に成り下がった。東京地検特捜部も、忖度した。安倍事務所への捜索もしていない。本音は特捜部は何もしたくなかったのだが、世間を恐れ形式的な最低限のことで収めたのだろう。権力を持てば、ウソをついても捕まらないことが証明された。こんな人間を選んだ地元民、こんな人間を首相に選んだ自民党・公明党、他与党。その糾弾は強めなくてはならない。菅首相もとぼけたことを言っているが、強力に加担した責任がある。最終的には、許す一部の国民が悪い。

Sankoub 桜を見る会特集
次号/19・安倍前首相「桜前夜祭」弁明、どこまで無反省・不誠実なのか!ますます疑惑深まる
前号/17・桜前夜祭・安倍首相不起訴も答弁虚偽・嘘は明らか「知らなかった」は通用しない

Akahatatop

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜前夜祭・安倍首相不起訴も答弁虚偽・嘘は明らか「知らなかった」は通用しない*赤旗だより/少数派

2020年12月26日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ   特設|桜を見る会(桜疑惑)VOL17
桜前夜祭・安倍首相不起訴も答弁虚偽・嘘は明らか「知らなかった」は通用しない

M20201225a

■首相不起訴も「国政の私物化」責任免れず・虚偽答弁で審議崩壊
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/「桜を見る会」前夜祭の費用補填(ほてん)事件で、東京地検特捜部が安倍晋三前首相の後援会の代表である公設第1秘書を政治資金規正法違反(不記載)の罪で略式起訴しました。安倍氏本人は不起訴としましたが、「補填していない」という安倍氏のウソを検察として明確に認定したものです。不起訴後の記者会見で安倍氏は、ごく最近まで補填を知らなかったと主張しました。信じがたい話です。前夜祭の費用補填は公職選挙法や政治資金規正法に違反する重大問題であり、秘書の責任では済まされません。安倍氏は、「桜を見る会」疑惑の全てを隠さず語るべきです。前夜祭は、首相主催の「桜を見る会」の前日に、「安倍晋三後援会」が都内の高級ホテルで開いてきたものです。参加者が払う1人5000円の費用はあまりに安く、安倍氏側が差額をまとめて支払った疑いがあるとして法律家らが法律違反を告発していました。

公設秘書についての起訴状などによれば、政治資金収支報告書の原本が保管されている2016年から19年の4年間、後援会の報告書には前夜祭の約3000万円の収支が記載されていませんでした。会費収入との差額約700万円は後援会が負担していました。後援会の代表で実質的な会計責任者だった公設秘書は、政治資金規正法の不記載罪に問われました。後援会による費用補填は、公職選挙法で禁じられた寄付行為にあたる違法性が濃厚ですが、東京地検特捜部はその立件をしませんでした。安倍氏を不起訴にしたのは、不記載への関与を認める証拠を得られなかったとしています。

■虚偽答弁と疑惑隠しに手を貸してきた菅首相自身と与党の責任が問われる
公設秘書が安倍氏の了解もなく巨額の費用を補填したとは考えられません。昨年11月、「桜を見る会」をめぐり日本共産党の田村智子参院議員が国会で質問した際、安倍氏は聞かれてもいないのに、補填を取り繕うかのような答弁をしています。安倍氏が早くから承知していた可能性は十分あります。さらに補填した資金の出所はどこか。「手持ち資金」という安倍氏の話は不可解です。何より重大なのは、安倍氏が1年近くにわたり、一貫して「事務所は関与していない」と、国会で虚偽の答弁を繰り返してきたことです。「国権の最高機関」である国会に対し、首相がウソを言い続けてきたことは大問題です。ウソをただすのは、与野党にかかわりなく国会全体の責任です。

「桜を見る会」という公的行事に、自らの後援会員らを大量に招待し、税金を使って飲ませ食わせしたこと自体、買収行為であり公職選挙法違反です。国政私物化疑惑をあいまいにできません。秘書の略式起訴と自らの不起訴を受けた記者会見で、安倍氏は秘書からの説明が事実と違った、自身は承知していなかったと言い張りました。あくまで秘書に責任を押し付けるのは、とんでもない開き直りです。安倍氏の一連の言動は国会議員の辞職に値します。菅義偉首相と自民党は、安倍氏の証人喚問を受け入れるべきです。官房長官として安倍氏の虚偽答弁と歩調を合わせ、疑惑隠しに手を貸してきた菅首相自身と与党の責任が問われます。

しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。


投稿者からのひと言/安倍氏本人は不起訴、当の秘書も略式起訴とは大問題だ。またもや出てきた、国会議員のヒショヒショ話(秘書に責任を負わせる)。国会を揺るがし安倍首相の名誉にも関わらず、首相は秘書に事実を追及しなかったと言う。仮に秘書が勝手にやったのなら、当の昔にクビにすべきこと。秘書を今まで“温存”させた(かくまう)ことは、首相自らが関与していた何よりの証拠。責任押し付け、ウソ連発、こうした不正がまかり通ってしまうことが政治不信、さらにはコロナ対策も緩みが出ているように日本国民をだらしなくさせてしまったのだ。次回以降は、著名な方の記事を紹介します。

Sankoub 桜を見る会特集
次号/18・安倍首相「不起訴に抗議」ツイッター殺到&元文科事務次官・前川喜平氏怒る
前号/16・桜を見る会前夜祭・安倍首相側800万円補填、東京地検はホテル領収書把握

Akahatatop

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜を見る会前夜祭・安倍首相側800万円補填、東京地検はホテル領収書把握*赤旗だより/少数派

2020年11月26日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ   特設|桜を見る会(桜疑惑)VOL16
桜を見る会前夜祭・安倍首相側800万円補填、東京地検はホテル領収書把握

M20201125a M20201125b
まさしく2019年4月12日・桜を見る会の前夜祭に出席した安倍首相夫妻

■特捜部は安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情聴取(他紙は数十人聴取報道)
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/安倍晋三前首相の後援会が「桜を見る会」前夜に東京都内のホテルで開催した前夜祭に関し、安倍氏側が費用の一部を補填した総額が5年間で800万円超に上る疑いがあることが11月24日、関係者への取材で分かりました。安倍氏は同日、国会内で記者団に捜査が行われていることを認めたうえで、「今の段階で話をすることは控える」と説明を拒否しました。関係者によると、補填の疑いがあるのは2015年から昨年までの前夜祭。ホテルが作成した明細書に記載された前夜祭の総費用と、参加者から徴収した会費との差額は計800万円超に上っていたといいます。また、安倍氏側が差額を負担したことを示す領収書をホテルが作成し、安倍氏側に渡していたとみられることも分かりました。

安倍氏はこれまで、「事務所はホテルと参加者の契約を仲介しただけだ」と事務所が費用を補填した事実はないと説明していました。前夜祭をめぐっては、法学者などが政治資金規正法違反などの容疑で告発状を東京地検に提出。特捜部は、既に安倍氏の公設第1秘書らから任意で事情聴取しており、同法違反に当たるか調べています。前夜祭は、山口県下関市に事務所を置く政治団体「安倍晋三後援会」が主催。2013年から19年まで、桜を見る会の前日に東京都内のホテルで開催され、地元支援者らが1人5000円の会費で参加しました。野党は国会で、会費が割安で、安倍氏側が差額分を補填した疑いがあると追及していました。

M20201125c300

■神戸学院大学・上脇博之教授/公選法・政治資金規正法違反明らかに
『安倍晋三前首相の後援会が主催した「桜を見る会」前夜祭には毎年、地元の山口県から数百人が参加していました。高級ホテルの宴会場で5000円という格安の値段で飲み食いできれば、誰しも「得をした」と思うのは当然です。少なくとも1人あたり1万1000円と推定される飲食代を5000円しか徴収せず、地元の有権者に差額を提供したことは公職選挙法違反の寄付行為にあたります。また、同後援会が参加者から得た収入とホテルに支出した宴会代を政治資金収支報告書に記載せず、山口県選挙管理委員会に提出したことは政治資金規正法に違反します。同後援会の収支報告書には2013年から6年連続で前夜祭の収支に関する記載がありません。単純なミスではなく、公選法違反の寄付だと認識していたから収支報告書に記載しなかったとしか考えられません。』

『前夜祭は「桜を見る会」とセットで安倍晋三事務所が案内状を出しています。前夜祭には安倍氏が妻の昭恵氏とともに出席し、あいさつや写真撮影をしています。後援会代表の公設秘書は事前に安倍氏と打ち合わせをしていたはずで、前夜祭の開催は安倍氏の関与なしには不可能です。首相だった安倍氏が率先して違法行為をくり返していた可能性が高く、秘書だけに責任を押し付けることはできません。今後の捜査で注目されるのは、毎年の参加人数の多さからも前例のない悪質な供応の実態です。安倍氏が国会で「後援会としての収入、支出は一切ない」「(ホテル側から)明細書の発行は受けていない」と言い張ってきたのは、立件を逃れるためのウソだった疑いが強まっています。刑事責任とは別に政治的責任も問われることになり、説明責任を果たさないのであれば国会議員としての資格はありません。』

しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。


■投稿者より/事実を知っていたからこそ安倍首相は国会で強硬な否定発言
再び、「桜を見る会」(桜疑惑事件)が咲き(動き)出した。東京地検が、ホテルが発行した領収書と明細者の存在を把握、安倍首相及び安倍事務所の法律違反と虚偽答弁が明らかになった。政府べったりの読売新聞が、特ダネのような勢いで報道したのを不思議に思った。それは東京地検にバッチリ事実把握され、窮地の安倍氏と菅官房長官(当時)を救うため、秘書が勝手にやったと大々的に報じた読売と政府、安倍事務所の世論操作・猿芝居だった。現に安倍氏は、報道の2日前に事実を知ったという口裏合わせの発言。そんな馬鹿な! 安倍首相は国会で、「事務所は関与せず」が16回、「明細書がない」10回、「差額の補償はしていない」発言が7回に上るそうだ。事実を知っていたからこその強硬な否定発言であり、虚偽答弁だ。政治評論家は、毎年、「桜を見る会」とセットで行われる前夜祭に、安倍首相が関与していないとは、到底、考えられないと言う。どこまで東京地検が安倍氏に迫れるか? 立件できたとしても、腰抜け司法の壁も立ち塞がる。

Sankoub 桜を見る会特集
次号/17・桜前夜祭・安倍首相不起訴も答弁虚偽・嘘は明らか「知らなかった」は通用しない
前号/15・逮捕ジャパンライフ山口元会長・桜を見る会の安倍首相招待状を利用し被害者拡大

Akahatatop

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逮捕ジャパンライフ山口元会長・桜を見る会の安倍首相招待状を利用し被害者拡大*赤旗だより/少数派

2020年10月09日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ   特設|桜を見る会(桜疑惑)VOL15
逮捕ジャパンライフ山口元会長・桜を見る会の安倍首相招待状を利用し被害者拡大

M20201009
山口容疑者が顧客勧誘の宣伝利用した、桜招待状写真を使ったチラシ。
画像右の受付票・左下に小さく首相推薦枠「60」番が記入されている


■「桜を見る会」の招待チラシで信用させ1万人・2100億円の被害が発生
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/磁気治療器などの販売預託商法を展開し、破産した「ジャパンライフ」の創業者、山口隆祥元会長ら14人が、9月、詐欺容疑で逮捕されました。山口容疑者は、2015年に安倍晋三首相(当時)主催の「桜を見る会」に招かれていました。その際に届いた招待状が顧客勧誘の最大の宣伝材料に使われたことが大問題になっています。ところが、菅義偉政権は「桜を見る会」中止を表明する一方、過去の「桜」疑惑の再調査は拒否しました。国民は、「桜」をはじめ安倍前政権下で噴出した数々の疑惑の解明を求めており、幕引きを図ることは許されません。山口容疑者らの逮捕容疑は、資金繰り悪化で配当の見込みがないのに、実態を隠して顧客から金をかき集め、だまし取ったというものです。警視庁などの合同捜査本部によると、被害者は44都道府県の延べ約1万人、被害総額は約2100億円に上ります。預託商法をめぐる詐欺事件の被害総額では過去最大級となります。

絶対に曖昧にできないのは、山口容疑者が首相の公的行事「桜を見る会」に招待された経過です。同容疑者に届いた招待状は、勧誘セミナーで使用されたチラシに印刷されました。安倍氏の顔写真と「ご招待状が届きました」というタイトルが付いたチラシは勧誘に大きな効果を発揮しました。「チラシを見て信用した」などと証言する被害者は相次いでいます。招待状が山口容疑者に届いた15年2月ごろは、ジャパンライフが14年に行政指導を受け、立ち入り検査も日程に上った時期です。強引な勧誘への苦情などが増えたのが15年であり、同社が荒稼ぎするタイミングに招待状をわざわざ送ったことは「ただの広告塔」にとどまらず「被害拡大に協力したことになる」と批判します。安倍前首相の責任は免れません。

Yaku1912052 マンガ・やくみつる
強引な安倍首相、コロナ禍がなければこういう可能性もあった! 隣は加計氏か?

■来年から桜を見る会開催を中止するからといって今までの疑惑を帳消しにできぬ
昨年の国会で安倍前首相は、山口容疑者と「個人的な関係は一切ない」などと主張し、「桜を見る会」への招待の経過を説明していません。野党の調査などで、山口容疑者の招待状の受付区分番号「60」が安倍前首相の推薦枠だった事実が動かし難くなっているのに、政府は名簿を廃棄したと繰り返し、それを認めようとしません。当時の菅官房長官も「個人に関する情報」などを理由に解明に背を向けました。税金を投じた政府行事に悪徳商法のトップが首相の名で招待され、それが詐欺被害を拡大させる重大な結果を引き起こしたことへの深刻な反省はないのか。あまりに無責任で、不誠実の極みです。

ジャパンライフは政治家とのつながりが数多く指摘されています。加藤勝信官房長官は同社の宣伝資料に使われており、詳しい説明が求められています。もともと「桜」問題は、安倍前首相らが地元後援会員らを大量に招き公費を使って飲ませ食わせした重大な国政私物化疑惑です。菅首相も16年の「桜を見る会」で別のマルチ企業幹部と一緒に写真撮影しています。来年から開催を中止するからといって、これまでの疑惑を帳消しにできません。臨時国会を直ちに開き、深まる疑惑を徹底解明することが必要です。

しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。


投稿者からのひと言/菅首相は、安倍前首相の不始末である「桜を見る会」をうやむやにしようとしている。桜疑惑は終わったことではなく、さらなる追求が必要です。安倍首相が現役だった頃から、ジャパンライフが勝手にやったことだから与(あずか)り知らぬとしていることは詭弁だ。40年以上前から、山口容疑者の不正は国会で問題になっていた。会ったこともないと安倍首相は言うが、それは嘘で親の晋太郎氏と米国で個別に面談したことが国会議事録に残っている。そんな山口容疑者を桜の会に招待したことは、あまりにも安倍首相の責任は重い。ここがポイントなので、招待状の首相推薦枠「60」番の存在をひた隠しするのである。安倍首相が、山口容疑者の悪事を見て見ない振りをしたことは明白なのである。加藤官房長官も政府・自民党の“茶坊主”の田崎史郎氏も、ジャパンライフの広告塔どころか、それ以上に支援した証拠がある。

Sankoub 桜を見る会特集
次号/16・桜を見る会前夜祭・安倍首相側800万円補填、東京地検はホテル領収書把握
前号/14・弁護士ら662人が「桜を見る会」は違法だとして安倍首相らを東京地検に刑事告発

Akahatatop

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

財務局自殺職員の妻による「再調査」を求めるネット署名が35万筆・安倍首相に提出/少数派

2020年06月23日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢  森友・加計学園疑惑11Hammer120
財務局自殺職員の妻による「再調査」を求めるネット署名が35万筆・安倍首相に提出

20200622m

■妻・雅子さんはなぜ夫が死に追い込まれたのか・真実が知りたいと自筆メモを公表
財務省が国有地を不当に値引きし、公文書の改ざんにつながった森友学園問題はご存じの通りです。改ざんを強制された財務省近畿財務局員の赤木俊夫さんは、「改ざんはすべて佐川局長の指示です」の手記を残して、2018年3月に自殺しました。妻・雅子さん(週刊文春記事では仮名:昌子さん)が「有識者による第三者委員会での調査」を求めるネット署名に、352,659筆が集まりました。投稿者も、署名に応じたその1人です。今年6月15日、代理人弁護士が安倍首相宛てとして内閣府に提出しました。また麻生財務大臣、衆参議長には、同データを記録したDVDを発送しています。なお赤木さんが自殺に及んだ詳しい経緯は、当ブログのシリーズとして掲載しておりますので、既号をご参照下さい。

ネット署名は3月に開始し、署名の他に12,000件のコメントが寄せられました。「身内を不当に優遇し、ゆがみを赤木さんに押し付けた安倍政権」などの書き込みがあり、会見した生越照幸弁護士は「多くの方が怒っている。民主主義の現状に対する怒りが形になったと認識している」と語りました。夫を失った雅子さんは、「夫がなぜ死に追い込まれたのか」 「真実が知りたい」 「再調査を実施してください」などの自筆のメモを公表しました。なお雅子さんは、同じく3月、国と佐川氏を相手取り提訴しています。あまりも酷い安倍首相と麻生財務相の嘘、事実無視を許してはなりません。

F340fb07a2f35810cb97a1163fdd03bd_sb120321af2be01e02fd404555768e0672191_s120鉄槌を!

■森友・加計問題を闇に葬り去ろうとする安倍首相を糾弾する動きが高まっている
集まった署名35万人分は、A4判の両面印刷で段ボール5箱分もありました。雅子さんのメモは「当時、財務省・近畿財務局の中で何が行われどのようにして夫が改ざんすることになったのか」 「改ざんを招いた土地取引に問題はなかったのか」と疑問を呈し、有識者による第三者委員会の立ち上げと公正中立な調査を求めています。また署名賛同者に向けたメモでは、「このような沢山の人達が応援してくれることを知ったら、夫は自死まで追い詰められなかったかもしれない」 「夫も喜んでいると思う。署名は仏前に置いてあげたい」と感謝を表明しました。本当に、涙が出てきます。

松丸正弁護士は、俊夫さんが手記に「改ざんに関わった者としての責任を考えてきたが、事実を公の場で説明できず、今の健康状態ではこういう方法しかない」という趣旨の文章を残して亡くなったことを指摘。「事実を調査委や裁判の場で明らかにしたいという雅子さんの思いが、この署名運動の力になっている」と語りました。一方、市民団体「森友学園問題を考える会」でも、佐川元局長の再度の証人喚問を求める署名130,436筆が集まり、衆参議長に提出しました。メディアでは扱い量が極端に減っていますが、このように世の中は森友・加計問題を闇に葬り去ろうとしている安倍首相を糾弾する動きが高まっているのです。
お詫び/投稿者より~シリーズで「遺書・手記」と週刊文春補足記事を連載する予定でしたが、赤木さん関連の動きがあったので、今号は掲載を取りやめました。

赤木氏の妻が呼びかけた再調査を求めるインターネット署名と寄附 ←参考までに

Sankoub
次号/12・「森友改ざん事件忘れないで」赤木俊夫さんの死から3年、妻手記・毎日新聞に寄せる
前号/10・近畿財務局元職員手記1「本省(財務省)の了解なしに森友学園との交渉ありえない」
森友問題で自殺した財務局職員の妻が再調査を求めたインターネット署名が広がる

Ntopkeiji

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

近畿財務局元職員手記1「本省(財務省)の了解なしに森友学園との交渉ありえない」/少数派

2020年06月08日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢  森友・加計学園疑惑10Hammer120
近畿財務局元職員手記1 「本省(財務省)の了解なしに森友学園との交渉ありえない」

20200605m

■自殺した赤木さんの妻は相澤氏に手記を託し夫の後を追うつもりだった
投稿者前説/文春記事:『すべて佐川局長の指示です』森友問題自殺財務省職員の遺書明らかに~の投稿・2回目です。遺書といっしょに残された手記A4判7枚分、今号はこの存在と全文公開に至った経緯を挟みながら、2018年、自殺(享年54歳)した近畿財務局職員の赤木俊夫氏の手記を載せます(手記1回目は途中まで掲載)。当ブログでは遺書・手記の紹介とともに、週刊文春の記事における、赤木さんの妻(仮名:昌子さん)から相談を受けた大阪日日新聞記者の相澤冬樹氏を介した経緯も加えております。「昌子さんは、相澤氏に手記を託し夫の後を追うつもりだった。そんな昌子さんの気持ちが大きく変わったのは、財務省と近畿財務局の誠意のない態度だった」。これらの内容など下記の週刊文春にて相澤冬樹氏が書き綴った文章を、当ブログ投稿者が抜粋・編集しご案内致します。

相澤冬樹氏 履歴
東京大学法学部卒 NHKに記者職で入局 2016年大阪放送局司法キャップ
森友学園問題を大スクープ しかしNHKの政権寄り隠蔽体質によって2018年左遷・退職
現・大阪日日新聞論説委員・記者  移籍して森友疑惑の解明を続行
著書「安倍官邸 VS.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由」

■週刊文春:相澤氏の行動を通じた財務省と近畿財務局との経緯(抜粋)
彼(赤木氏)が何かを書き遺したようだという話は、当時からあった。しかし厳しい情報統制が敷かれて詳しい内容は分からず、死を選ぶ事情は闇に隠れたまま、世間から忘れられていた。私(相澤氏)がこの「手記」を初めて目にしたのは、赤木さんが亡くなって半年余りがたった2018年11月27日、大阪・梅田の喫茶店だった。赤木さんの妻・昌子さんが、NHKで森友事件を取材していた私が記者を外されNHKを辞めたことをどこかの記事で知り、会いたいという話だった。私は(今まで)、昌子さんを取材したことはなかった。NHK時代に同僚記者から、(昌子さんが)「取材を避けている」と聞いていた。

昌子さんは挨拶を交わして間もなく、カバンから数枚の紙を取り出した。「これ、見たいですよね?」 それが俊夫さんの手記だった。興奮を抑えられない私は、声に出して文書を読みながら、「この部分、すごいですねえ。こんなことが書いてありますよ」。ざっと読んだだけで、内容の重大性はよく分かった。「コピー・写真・メモも駄目、目で見て覚えて下さい」と昌子さんは手記をしまうと、「これは記事にしないで下さいね。相澤さんに裏切られたら私は死にます」と言い残して去った。だいぶ後にご本人から聞いたのだが、実は私に会うまでは、夫が遺した手記を私に託して、そのまま夫の後を追うつもりだったそうだ。ところが興奮する私の様子を見て、手記を託すのをやめ、同時に命を絶つのもやめたのだ。

私が、自書「安倍官邸vsNHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由」を出すことで、週刊文春に関連記事を書くことになっていた。文春編集部は、赤木さんの「手記」の話を聞いて色めき立った。しかし「出したら死ぬ」と昌子さんが話していたものを、無断で出す訳にはいかない。それから1年4か月後の今年(2020年)、3月7日に三回忌の法要が無事終わった。この間、財務省と近畿財務局は、昌子さんに誠意のない態度を繰り返した。亡き夫の職場を大切に思っていた昌子さんの気持ちも、大きく変化した。こうして昌子さんは、「手記」の公開を決意するに至った。そして、俊夫さんが死に追い込まれた状況、死後に昌子さんが味わった苦しみと悲しみを多くの方に知って頂きたい。

M20200409a  F340fb07a2f35810cb97a1163fdd03bd_sb120321af2be01e02fd404555768e0672191_s120鉄槌を!

■森友学園への国有地売却 赤木俊夫・近畿財務局元職員の手記 その1
ポイント1 「財務省が国会等で真実に反する虚偽の答弁を貫いている」
ポイント2 「近畿財務局は本省(財務省)の了解なしに森友学園との交渉ありえない」

投稿者お詫び/遺書ともいえる「手記」を抜粋するのは冒涜ですが、ブログ編集の点から鑑み、ご本人と奥様(当然、面識はない) そしてご覧の皆様へ、何卒、ご容赦願います。
*上記のタイトルや「その1」・ポイント等の表示は、投稿者によるものです。

これは財務省近畿財務局の上席国有財務管理官だった赤木俊夫さんが亡くなる直前、ノートに書き残した文章(遺書)です。

 手記 その1
<次号に続く>

▽投稿者補足
1.この手記は、毎日新聞2020.3.19付の記事を基にしています。
2.下線は、原文でも下線が引かれていた箇所です。
3.平成29年=2017年
4.赤木さんは森友学園との交渉時は別担当で出席しておらず、
  尻拭いだけさせられたことは極めて気の毒です。

赤木氏の妻が呼びかけた再調査を求めるインターネット署名と寄附 ←署名にご協力を!

Sankoub
前号/9・文春記事「すべて佐川局長の指示です」森友問題自殺財務省職員の遺書明らかに

Ntopkeiji

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

弁護士ら662人が「桜を見る会」は違法だとして安倍首相らを東京地検に刑事告発*赤旗だより/少数派

2020年05月27日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ   特設|桜を見る会(桜疑惑)VOL14
弁護士ら662人が「桜を見る会」は違法だとして安倍首相らを東京地検に刑事告発

Yaku1912052

■税金を使い公的行事を安倍首相が私物化した数々の疑惑が厳しく問われる
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/「桜を見る会」疑惑は、「森友学園」 「加計学園」疑惑に続き、安倍政権の国政私物化とモラル崩壊ぶりをはっきり示すものです。黒川弘務・前東京高検検事長の違法な定年延長・賭けマージャン問題をめぐる安倍政権の対応に国民の怒りは高まる一方です。新型コロナ対策でも不信は強まっています。国民の信頼を失っている安倍政権の姿勢が厳しく問われています。

安倍晋三首相主催の「桜を見る会」の前日に都内のホテルで開かれた「前夜祭」で、参加した多数の有権者に飲食代を提供するなどした行為は違法だとして弁護士ら662人が、首相らを東京地検に刑事告発しました。「桜を見る会」では、税金を使った公的行事を首相が私物化した数々の疑惑が大問題になっています。しかし、安倍政権は名簿を廃棄したなどと開き直り、説明責任を全く果たしていません。今回の告発は真相解明を求める国民の声を改めて示したものです。安倍首相はこの声を真剣に受け止め、疑惑隠しの姿勢を根本から改めるべきです。

弁護士や法学者らの告発(5月21日)は、2018年4月20日にホテルニューオータニの宴会場で、首相の後援会が地元・山口県の支援者ら約800人を集めて開いた宴会をめぐるものです。告発状によれば、最低でも1人1万1000円と推定される同ホテルの飲食代を、1人当たり5000円の会費しか徴収せず、差額6000円を参加者に提供したことは、公職選挙法違反の寄付行為にあたるとしています。また、前夜祭の収支が後援会の政治資金収支報告書に記載されていないことは、政治資金規正法違反だと指摘しています。検察当局は告発を受け、公正・厳正な捜査をすべきです。

■安倍首相の答弁は辻褄が合わず破綻があらわ言い逃れはもう通用しない
前夜祭は、「桜を見る会」と一体で13~19年まで毎年開催されてきました。費用や収支をめぐる不自然さは19年の国会からたびたび追及されましたが、首相は、会費は「ホテル側が設定した」ので問題ないと言い張り、報告書の未記載も、参加者が個人でホテルと契約したもので、後援会としての収支はないなどと正当化します。しかし、それを証明する明細書などはないと述べ、説得力はありません。今年2月、会場となったホテルの一つは、宴会主催者に見積書や請求明細書、領収書は発行しており、政治家でもこの原則は変えないと表明しました。首相の説明が虚偽であることは極めて濃厚です。

前夜祭だけでなく、「桜を見る会」そのものの疑惑解明も進んでいません。12年末の第2次安倍政権発足以降、参加者と費用は年々膨れ上がるとともに、首相の地元の支持者や後援会員が多数招待され、特別に優遇されていた深刻な私物化の実態は浮き彫りになるばかりです。税金で賄われる行事で、後援会員を飲ませ食わせしたこと自体が、公選法違反の買収の疑いがあります。安倍政権が、招待者名簿は「廃棄した」などと説明を拒んでいることも、公文書管理法に反する重大な問題です。首相の推薦枠で詐欺的な悪徳商法を繰り返した加害者が招かれていたことなど疑惑は尽きません。「桜」問題をめぐる安倍首相の国会答弁は、追及されるたびにつじつまが合わなくなり、破綻があらわです。もう言い逃れは通用しません。

しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。


投稿者からのひと言/新型コロナの影響で、「桜を見る会」の疑惑追及が陰に隠れたように見えますが、この不正は見逃すことができず、弁護士ら662人が立ち上がったものです。森友問題から桜疑惑、そして黒川検事長の件まで、でたらめばかりです。コロナ対策でもやる気のなさ・無能が国民にも分かり、最新の世論調査は次の通りです。毎日新聞 内閣支持率27%・不支持率64%、朝日新聞 同29%・同52%。コロナ2波・3波が予測される中、安倍首相では日本は救えません。刻々と、退陣(失脚)の日が近づいています。

Sankoub 桜を見る会特集
次号/15・逮捕ジャパンライフ山口元会長・桜を見る会の安倍首相招待状を利用し被害者拡大
前号/13・桜疑惑◇桜を見る会前夜祭でANAホテル新証言、安倍首相虚偽答弁が濃厚

Akahatatop

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

文春記事「すべて佐川局長の指示です」森友問題自殺財務省職員の遺書明らかに/少数派

2020年04月10日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢  森友・加計学園疑惑9Hammer120
文春記事「すべて佐川局長の指示です」森友問題自殺財務省職員の遺書明らかに

M20200409b
週刊文春の記事から  下記は文春3月26日号表紙

■自殺した赤木俊夫さんの手記は次回以降当ブログで連載紹介します
当ブログ投稿者は、近畿財務局職員だった赤木俊夫さんが「すべて佐川局長の指示です」と遺書と手記を残し自殺した無念にいたたまれない気持ちでおります。皆様も、そう感じると思います。しかし遺書を見ても何も感じぬ安倍首相・麻生太郎財務大臣の素っ気なさ、他人事のような発言に憤りが込み上げて参ります。森友問題が発生した2017年、また赤木さんが自殺した2018年、当時から現在も在職の安倍晋三首相らを許すことができず「激怒」しております。そこで私は遺書・手記が掲載された週刊文春の3月18日発売「3月26日号」を完売前にいち早く入手して、何度も読み返しました。せめて投稿者としてやれることは何かと考え、公開された遺書・手記を当ブログで記事投稿して明らかにしたいと考えました。但し遺書の他に、残された手記は何分にもA4判7枚分に及ぶため、明示は次号以降とし、まずは文春の記事を含めた背景を皆様にご案内致します。次回以降、数度に渡り投稿します。
これは財務省近畿財務局の上席国有財務管理官だった赤木俊夫さん(享年54)が亡くなる直前、ノートに書き残した文章(遺書)です。

M20200409a  F340fb07a2f35810cb97a1163fdd03bd_sb120321af2be01e02fd404555768e0672191_s120鉄槌を!

■完売した週刊文春3月26日号のトップタイトル・冒頭リード文のご案内
今号では、週刊文春記事の前説部分をご紹介致します。週刊文春記事は、15~17・24~35ページにも渡ります。記事は遺書・手記だけでなく、赤木さんの妻から相談を受けた大阪日日新聞記者の相澤冬樹氏を介して、遺書公開に至った経緯が述べられています。

文春タイトル部分  「すべて佐川局長の指示です」  森友自殺財務省職員  遺書全文公開
妻は佐川元理財局長と国を提訴へ  実直な公務員が死を前に伝えたかったことは

文春本文冒頭
いわゆる「森友学園問題」で、財務省が公文書を改ざんしていたことはすでに明らかとなっているが、当事者の肉声が公になるのは初めてだ。赤木さんは当時、改ざんの指示に対して強く抵抗したものの上司に強要され、不法行為を行わざるを得なかった現場の担当者の一人。自らの行為を悔やみ、財務省が虚偽の答弁を続けていることにも心を痛めていた。そして2018年3月7日、自ら命を絶った。赤木さんのPCには、改ざんの経緯を記した「手記」も遺されていた。これまでの中身は一切明かされてこなかったが、三回忌を終えたこと、そして丸2年間、財務省側の不誠実な対応が続いたことで、妻の昌子さん(仮名)は夫の元職場と闘うことを決意。記者の相澤冬樹氏に手記を託した。そこには理財局長(当時)だった佐川宣寿氏の指示や、その他幹部の言動が赤裸々に綴られている。あのとき、「役所の中の役所」と言われる財務省で、何が起こっていたのか。

2年前の3月7日、近畿財務局職員・赤木俊夫氏が自ら命を絶った。安倍昭恵夫人が関与する小学校への国有地格安払い下げが国会で問題となる中、起きた文書改ざん事件。真面目な公務員は、なぜ公文書を改ざんし、そして死を選ばなければならなかったのか。「財務省が真実に反する虚偽の答弁を貫いている」 「最後は下部がしっぽを切られる」 A4で7枚の痛切な「手記」やメモには、その経緯が克明に綴られていた。「隠蔽の安倍政権」の真実がついに明らかに-。

再び投稿者の文章/繰り返しますが、赤木さんの無念、そして安倍首相と麻生財務大臣が口裏を合わせ、「新しい事実はない」 「再調査しない」と言っていることに怒りを禁じ得ません。国家の中枢・トップのこんな態度は許せません。そして詭弁を通り越して虚偽答弁を繰り返した佐川局長(当時)、今ものうのうと欺まん政治、隠蔽政治を続ける安倍政権を続けさせてはならないのです。ぜひ真実が明るみに出ることを願う一人として、投稿を継続します。

赤木氏の妻が呼びかけた再調査を求めるインターネット署名と寄附 ←署名にご協力を!

Sankoub
次号/10・近畿財務局元職員手記1「本省(財務省)の了解なしに森友学園との交渉ありえない」
前号/8・森友問題で自殺した財務局職員の妻が再調査を求めたインターネット署名が広がる

Ntopkeiji

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

森友問題で自殺した財務局職員の妻が再調査を求めたインターネット署名が広がる/少数派

2020年04月05日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢  森友・加計学園疑惑8Hammer120
森友問題で自殺した財務局職員の妻が再調査を求めたインターネット署名が広がる
F340fb07a2f35810cb97a1163fdd03bd_sb120321af2be01e02fd404555768e0672191_s120鉄槌を!

■再調査拒否の安倍首相・麻生大臣は妻の気持ちを踏みにじり世論に逆らう暴挙
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/国有地が不当な安値で払い下げられた「森友学園」問題で、公文書改ざんを強要され、自殺に追い込まれた財務省近畿財務局職員・赤木俊夫氏の妻が、国と佐川宣寿理財局長(当時)に損害賠償を求める訴訟を起こしたことを契機に、再調査と真相解明を求める声が広がっています。公表された赤木氏の手記は、佐川氏からの改ざん指示などについて重大な新事実を明らかにしています。ところが安倍晋三首相は「新しい事実はない」と言い張り、再調査に応じません。国政を揺るがす大問題が新展開を見せているのに、真相解明に背を向けることは通用しません。

赤木氏の妻が呼びかけた再調査を求めるインターネット署名への賛同者は約28万人にのぼります(投稿者補足:投稿時)。市民団体が行っている佐川氏の国会証人喚問を要求する署名への賛同も10万人を超えました。いずれも短期間で一気に広がりました。共同通信の世論調査では、「再調査が必要」が73%を占めました(「東京新聞」など)。国民が真相解明を求めているのは明白です。しかし安倍首相も麻生太郎財務相も、財務省が2018年6月に出した「調査報告書」と「大きなかい離はない」などと繰り返し、再調査を頑として拒んでいます。真実を手記に残した赤木氏の思い、その遺志を引き継いだ妻の気持ちを踏みにじるだけでなく、国民世論に真っ向から逆らう姿勢です。

■手記の新事実を踏まえ佐川局長・財務省幹部と昭恵氏の証人喚問が必要
17年2月に発覚した「森友」問題では、安倍首相や妻・昭恵氏の関与が国会などで追及され、首相は「私や妻の昭恵が関係していれば、首相も国会議員も辞める」と答弁し、佐川氏は文書を廃棄したなどと主張しました。昭恵氏らの名前が削除された公文書の改ざんはその直後から始まっています。財務省の調査報告書は、極めて不十分な内容です。佐川氏の関与についても「具体的な指示はなかった」などとごまかしました。一方、赤木氏の手記は「すべて佐川理財局長の指示」 「学園に厚遇したと取られる疑いの箇所はすべて修正するよう指示があった」と具体的に記しています。「大きなかい離はない」どころか大違いです。

手記は、「国会議員への説明」をめぐり、佐川局長から「原則として資料はできるだけ開示しないこと」との指示や、会計検査院の検査では、内部検討資料は「一切示さないこと」などの本省の指示があったことも明らかにしています。これらは国政調査権(憲法62条)の重大な侵害であり、会計検査院法にも反します。手記は、改ざんという違法行為を強いられ、良心の呵責(かしゃく)にさいなまれ、苦しんだ当事者でしか書くことができない生々しさと説得力があります。財務省は調査報告書をまとめる際、赤木氏の手記は承知せず、読まなかったなどとしています。再調査をするのは安倍政権の最低限の責任です。

手記にある新事実を踏まえ、佐川局長をはじめとする財務省幹部と昭恵氏の証人喚問が必要です。当時関係した財務省幹部が栄転していることも問題です。公務員として誇りを持って仕事をしていた赤木氏に改ざんを強い、死に追い込んだことに痛みを感じないのか。「真実を知りたい」。赤木氏の妻からの悲痛なメッセージは、国民共通の思いでもあります。

しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。


投稿者からのひと言/全く心ない安倍首相と麻生財務大臣。「心が痛まないのか?」と問うことさえも、無駄に思えるような対応だ。だから新型コロナ対応でも、国民の痛みが分からない施策ばかり。赤木さんの妻の仰るように、佐川局長(当時)・財務省幹部と昭恵氏の証人喚問を求めなければならない。投稿者も、下記の「再調査」を求めるインターネット署名に参加した。多くの方が署名に参加され、声を広げることをお願いしたい。

赤木氏の妻が呼びかけた再調査を求めるインターネット署名と寄附 ←署名にご協力を!

Sankoub
次号/9・文春記事「すべて佐川局長の指示です」森友問題自殺財務省職員の遺書明らかに
前号/7・投書欄・森友問題の近畿財務局職員の自殺(遺書)から権力の恐ろしさ感じる

Akahatatop

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

投書欄|森友問題の近畿財務局職員の自殺(遺書)から権力の恐ろしさ感じる/少数派

2020年03月27日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ/政治情勢  森友・加計学園疑惑7Hammer120
投書欄|森友問題の近畿財務局職員の自殺(遺書)から権力の恐ろしさ感じる
Indsnamf0102b  F340fb07a2f35810cb97a1163fdd03bd_sb120321af2be01e02fd404555768e0672191_s120鉄槌を!

Ptto450b
  女性 61歳 主婦 埼玉県所沢市
  森友学園問題で2018年に自死した近畿財務局の男性職員の奥さまが、
  損害賠償を求めて国と佐川宣寿・元国税庁長官を提訴しました。この2年
  間、奥さまや家族がどのような気持ちで過ごされてきたのかを思うと、胸が
  痛みます。

  男性職員の手記からは、佐川氏の指示で関係公文書の改ざんが行われ
  た経緯・様子がはっきりと分かります。安倍晋三首相が国会で「私や妻が
  関係していたということになれば、首相も国会議員も辞める」と答弁したこ
  とが影響しているように思います。

  この問題で、財務省の官僚らは誰一人として罪に問われませんでした。お
  かしいです。現内閣が司法さえ都合のいいように動かしているように見え、
  権力の恐ろしさを感じます。政権寄りといわれる黒川弘務・東京高検検事
  長の定年延長の理由も、こういうことではないのでしょうか。安倍政権に自
  浄能力はないようです。次はどんな理不尽なことが起こるのか、心配です。
Ptto450b

ブログ管理人より/近畿財務局職員の赤木俊夫さん(享年54)が、亡くなる直前にノートに書き残した文章「遺書」(手記)を、投稿者も読みました。「すべて佐川局長の指示です」 「森友問題 佐川理財局長(パワハラ官僚)の強硬な国会対応がこれほど社会問題を招き、それにNOを誰れもいわない これが財務官僚王国 最後は下部がしっぽを切られる なんて世の中だ 手がふるえる 恐い 命 大切な命 終止府」(原文ママ)~この文は遺書のごく一部ですが、苦悩の内が切々と綴られていました。あまりにも哀しいことです。新聞に掲載された遺書(全文)と、完売される前に早めに購入した「週刊文春」も読みました。文春は遺書の他に、補足(※)された経緯も記載されていました。

それに対して麻生財務大臣は、財務省がまとめた報告書から見て、遺書は「大きな乖離があるとは思えない」 「再調査しない」と発言。安倍首相に至っては「改ざんは2度とあってはならない」と、まるで他人事です。投稿者は遺書を拝見し故人の哀しみを改めて知り、さらには近畿財務局の幹部・財務省の態度に憤り、また安倍首相や麻生財務大臣の無責任ぶりに再びの憤りを越えて「激怒」しています。

投稿者の気はおさまらず、また何とか故・赤木さんの遺志を皆様にもお伝えしたく、遺書(手記)のご紹介と週刊文春の補足文(※)も何とか繰り入れた投稿を検討しております。時間を要しますが、数度に渡り投稿をしたいと考えております。
(※)補足文は、相澤冬樹氏が書かれています。=元NHK職員、現・大阪日日新聞。NHK在職中、森友問題を大スクープも、NHKの政権寄り隠蔽体質によって、左遷され退職、現在に至る=

「投書欄」とは、新聞の投書欄に寄せられたご意見や編集委員のコラムなどの中
から、当ブログ管理人が共感したものをピックアップしたものです。投書者のお名
前は、当ブログでは伏しています タイトルは、管理人によるものです。


Sankoub
次号/8・森友問題で自殺した財務局職員の妻が再調査を求めたインターネット署名が広がる
前号/6・愛媛新文書・やはり加計獣医部新設は「加計ありき」「安倍ありき」だったことが証明

 TOPページへ

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

桜疑惑◇桜を見る会前夜祭でANAホテル新証言、安倍首相虚偽答弁が濃厚/少数派

2020年02月27日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp 少数派シリーズ  特設|桜を見る会(桜疑惑) VOL13
桜を見る会前夜祭でANAホテル新証言、安倍首相虚偽答弁が濃厚

20200222bm
毎日新聞複写/見にくいですがご容赦を

■ホテル側が安倍答弁を否定、根幹を崩す大問題、疑いが一層深まる
投稿はしんぶん赤旗を活用しております/「桜を見る会」前日に都内の高級ホテルで開かれた安倍晋三後援会主催の前夜祭をめぐり、首相の国会答弁の根幹を突き崩す新たな疑惑が大問題になっています。首相は前夜祭の明細書はホテル側から受け取っていないなどと主張していますが、ホテル側が「明細書を主催者に発行しないケースはない」などと首相の言い分を否定する説明を書面で行ったのです。首相はあれこれ弁明しましたが、ホテル側は「例外はない」と明言しています。首相の答弁が虚偽だった疑いは一層深まりました。もう言い逃れは通用しません。

問題の前夜祭は、「桜を見る会」と事実上一体の行事として2013年以降毎年開かれてきました。首相後援会が主催なのに、後援会の政治資金収支報告書に記載がないことが政治資金規正法に反するなどと厳しく追及されています。首相は、記載は必要がないとして、
▽参加者はホテルと個別に契約した
▽参加費5000円は安倍事務所職員が便宜的に会場で集めて、すぐにホテルに収めた
▽ホテルからもらった宛名のない領収書を各人に渡した
▽事務所は明細書を受け取っていない
―などの理由を挙げ正当化してきました。

■ANAホテルは安倍首相と全く逆の説明、首相弁明は破綻し追い込まれる
ところが2月17日の衆院予算委員会でこれを覆す新事実が明らかになりました。13年、14年、16年の過去3回の前夜祭会場となったANAインターコンチネンタルホテル東京が、立憲民主党の辻元清美議員の問い合わせに
▽主催者に見積書や明細書は発行している
▽宛名は空欄では発行しない
▽会費は主催者からまとめて支払ってもらう
―と回答したのです。首相の国会答弁と全く逆の説明です。辻元議員に食い違いを指摘された首相は、ANAホテルに事務所を通じて確認したとして、「辻元議員にはあくまで一般論で答えたもので、個別案件については営業の秘密にかかわるため回答には含まれていない」と言い張りました。

しかし、この答弁について同ホテルは17日の予算委終了後、複数の報道機関に「ホテルからは、『個別の案件については、営業の秘密にかかわるため回答に含まれない』と申し上げた事実はない」と回答しました。さらに「『一般論として答えた』という説明をしたが、例外があったとは答えていない」と強調しています。首相答弁が成り立たないことは明白です。ANAホテルが「営業の秘密」と首相の事務所に述べたということも裏付けはなく、「首相のうそでは」という声が相次いでいます。疑念は膨らむばかりです。首相はホテルにどう問い合わせ、どんな回答を得たのか―。実際のやりとりを書面で明らかにすることは、絶対に必要です。それを拒否し、“自分を信じないのか”と開き直る首相の姿勢は許されません。

しんぶん赤旗の複製可能範囲内において、投稿者によって一部割愛や
それに伴う接続文章等の修正・タイトル付けを行いました。


投稿者からのひと言/自民党はANAホテルを呼び出し、あからさまな圧力を掛けていた。その結果、ANA側はその後のコメントは出さなくなった。とはいえ自民党がこれほど焦り出したのは、ANA側に真実があったことだ。誰でも首相になびくのではないことを認識させたANAに、称賛が寄せられている。投稿者は高級ホテルを利用したことはないが、仕事や社会生活の感覚から見て、ANAの言い分は自然な流れだ。安倍首相の答弁は破綻しており誰が見ても支離滅裂、どんどんと追い込まれていく。

Sankoub 桜を見る会特集
次号/14・弁護士ら662人が「桜を見る会」は違法だとして安倍首相らを東京地検に刑事告発
前号/12・松尾貴史コラム◇桜疑惑追及本当の意味は安倍政権の悪癖・特定人優遇の検証

Akahatatop

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

確定申告時期は未だに佐川長官を思い出す・嘘を付いて還付額が増える手はないか?/うるせーオヤジだ!

2020年02月17日 | 国葬・桜・森友・赤木
少数派シリーズ/うるせーオヤジだ!

Sind1481443b

追記/思えば森友証人喚問で、ミエミエの嘘をついた佐川宣寿氏が国税庁長官で在籍したのは、2017年7月から18年3月のたった9か月。でも印象が強過ぎて、確定申告のシーズンになると、今でも氏の顔を思い出す。こんなふざけた人間が税のトップにいれば、真面目に払いたくなくなる。これは冗談です(苦)、確定申告(還付申告)は正しく申告しましょう。

Sankoub
医療費控除(還付申告)シリーズ完全解決版!のご紹介
森友証人喚問の佐川氏は証言拒否を乱発、守ろうとしたのは安倍首相・昭恵氏・官邸

TOPページへ  連動ツイッター



  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松尾貴史コラム◇桜疑惑追及本当の意味は安倍政権の悪癖・特定人優遇の検証/少数派

2020年02月09日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp  少数派シリーズ  特設|桜を見る会(桜疑惑) VOL12
松尾貴史コラム◇桜疑惑追及本当の意味は安倍政権の悪癖・特定人優遇の検証

20200206m

■桜ばかりやらずに重要法案を審議せよ!の声には“もみ消し”意図がある
安倍首相の答弁によると、「募る」と「募集」は違う意味だと解釈していたと思われます(笑い)。投稿者を始め、日本中の方が辞書で調べ直したかもしれません。それにしても「桜を見る会」(桜疑惑)に対し、安倍首相の“言い逃れ” “うそつき発言”は酷いものです。段々と追い込まれているのでしょう。「国会は『桜』ばかりやらずに重要法案を審議せよ」の声を聞きます。それは全く政治を知らない人間、あるいは安倍支援者やネトウヨが意図的にあらぬ方向(もみ消し)へ持っていこうとする誘導です。桜疑惑・モリカケ問題の本当の追及は、松尾貴史氏が本文で言っているように、安倍政権が都合の良い特定の人だけを優遇しているのか否かの検証です。こういう問題を許せば不正や嘘がまかり通って、人々の倫理や真面目に働き・生きる人達に光が当たらなくなるからです。

毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムから抜粋した記事をご紹介します。松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*タイトル付け、文章の省略化、補足は投稿者によるものです。

 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■安倍首相は本当に「募る」と「募集」は違うものと思っていたかもしれない
安倍晋三氏の事務所が、「桜を見る会」の参加者を広く募集していた問題で、共産党の宮本徹衆院議員から「参加者募集をいつから知っていたのか」と質問され、安倍氏は「幅広く募っているという認識で、募集(注1)しているとの認識ではなかった」と、パラドキシカル(注1)な言い回しで、答えになっていない答弁をした。そう、「答えているという認識で、答弁しているという認識ではなかった」とでも言いたくなる恥ずかしさだ。質問に立っていた宮本議員は「48年日本語を使ってきたが、『募る』と『募集する』は同じですよ」と、小学生に諭すようなことを言っていた。衆院予算委員会では嘲笑を含む大笑いになり、これには与党の議員からも失笑が漏れていた。

国会中継の画角で言えば、安倍氏の後ろに座っている高市早苗総務大臣が、首を傾けながら、驚いたような、あきれたような、「いやいやあかんわ、反応せんようにしよ」といった心の動きが錯綜したような面持ちだった。自民党の中でも、「うちの親分、大丈夫か」という空気なのだろう。もはや裸の王様である。これは、自身の疑惑への言い訳として繰り出された「ごはん論法(注3)」(にもなっていない)的なものだろう。きっとこの人は、「広く募る」と「募集する」は違うものだと、本気で「認識」していたのかもしれない。<省略> 妻の昭恵氏の招待枠についての言い訳は、「各界で活躍する人を幅広く把握する観点から妻に聞くこともあり、その意見を事務所へ伝えたこともある」のだそうだ。「私人」と閣議決定までした人物の推薦を受け付ける公私混同は、去年も続いていた。

注1/パラドキシカルとは、逆説的であるさま
注2/募る=広く求め集める。募集する。募集=つのり、あつめること。(広辞苑第七版)
注3/ごはん論法(既出)とは、意図的な論点ずらし、はぐらかしなどの不誠実な答え方・国会答弁の手法を言います。例えば「朝ご飯は食べたか」という質問に対し、「ご飯」を故意に狭い意味にとらえ「ご飯は食べていない」と答えます。しかし(お米のご飯は食べていなくても)その実、パンやパスタは食べている様を指します。

■桜疑惑・モリカケ問題は全ての国の運営・政権姿勢に関わっているので追及は当然
前回の参院議員選挙の時に、自民党から1億5000万円が河井案里氏に振り込まれていたことで、「河井夫妻(案里氏と夫の克行前法務大臣)が説明責任を果たしているという認識か」を問われた安倍氏は、<省略> 質問者に叱られて、渋々、出た答えが、「責任を果たしたか否かは国民の判断だ」と逃げた。ならば、国民の判断で、8割の人が納得していない自身の説明責任をどう認識しているのか。果たすことができないのであれば、即刻辞任すべきだろう。

「まだ桜をやっているのか」と、安倍氏の応援団やネットサポーターが判で押したように言っているが、追及する側は「桜」などどうでもいいのだ。公私混同し、ウソをつき、選挙違反をし、公金流用し、一部の自分たちに都合の良い人だけを優遇する政権かどうかを検証しようとしているのであって、それは全ての国の運営に関わってくる大問題なのだ。私たちの血税から、大金持ちや大企業や「上級国民」や地元の有権者や反社会的な人物や腹心の学校経営者やトランプ大統領にばかり恩恵を与えるような政権なのか否かを確かめようとしているのである。

何度でもいうが、政権や内閣府などが、隠している資料・データをつまびらかに提示すれば一瞬で終わる話なのに、なぜか応じず、ウソが小出しにバレていく状況をあえて続ける安倍政権にこそ、「喫緊の課題が山積しているのに、いつまで検証や調査を渋っているのか」と要求すべきなのだ。それは、野党からだけでなく、「本心から真っ当に」自民党を支持する人たちからこそ、そう求めるべきではないか。

Sankoub 桜を見る会特集
次号/13・桜疑惑◇桜を見る会前夜祭でANAホテル新証言、安倍首相虚偽答弁が濃厚
前号/11・松尾貴史コラム◇安倍首相年頭から「改憲」意欲示すも「桜疑惑」への発言なし

Ntopkeiji

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松尾貴史コラム◇安倍首相年頭から「改憲」意欲示すも「桜疑惑」への発言なし/少数派

2020年01月21日 | 国葬・桜・森友・赤木
Ns170minoritytp  少数派シリーズ  特設|桜を見る会(桜疑惑) VOL11
松尾貴史コラム◇安倍首相年頭から「改憲」意欲示すも「桜疑惑」への発言なし

20200120m

■“柚は九年の花盛り”と言う前に首相は「桜疑惑」の説明責任を果たせ
投稿者の前説文/安倍首相は自民党の年頭挨拶で、「桃栗三年柿八年、柚は九年の花盛り」と柚の例を出してまでも、2021年までの任期を全うすることに固執したそうだ。冗談ではありません! 桜を見る会の説明責任を果たす気は全くなく、その一方で年始早々「改憲」に意欲を燃やすとんでもない行為です。柚は柚でも、総理大臣の椅子は「譲らず」、改憲も「譲らない」が本音のようです。その傲慢さに呆れます。安倍首相がいくら「新時代を切り開く」と言っても、虚しい限りです。国民からどう思われているか、全く分からない“裸の王様”になってしまいましたね。今年は、年内退陣説が本物になるでしょう。私達は声に大に、まずは「桜疑惑」の追及を叫びましょう。

毎日新聞の日曜版、「松尾貴史のちょっと違和感」というコラムから抜粋した記事をご紹介します。松尾貴史氏はコラムの中で、痛烈な批判をしています。ぜひお読み下さい。
*タイトル付け、文章の省略化、補足は投稿者によるものです。

 ↓ ↓ ▽松尾貴史氏のコラム

■安倍首相の改憲発言は憲法99条の憲法順守・擁護義務違反は明らか
日本の憲政史上最長かつ「最低」 「最悪」とみなしている政権が2020年に年が改まっても続いていることに、新年早々暗たんたる気持ちだが、その「主」は年頭の記者会見でご機嫌麗しく「人生100年時代の到来は大きなチャンスです。意欲ある皆さんは働き続けることができる、生涯現役の社会を作り上げる」などと言っていた。もういいかげんに引退して隠居したいと思えど、年金だけでは生活ができないので元気なフリをして現役として働き続けなければ生きていくことができない人のことなど、まるで眼中にないようだ。つまりは、年金の給付時期を遅らせて高齢者を働かせようという詐術のような物言いではないか。

憲法の改定については、「私自身の手で成し遂げていく考えに全く揺らぎはない」と言っている。総理大臣には、憲法を順守し擁護する義務があるのに、これほど声高に変えたがっている状態自体が明らかに憲法違反である。しかし記者たちがそのことに問いただそうとしないのが不思議だ。憲法は主権者たる国民のものなのに、憲法で縛られる権力者の側がそこへ手を突っ込んで変えたがること自体、何を勘違いしているのかと言いたくなる。自民党総裁ではなく、内閣総理大臣として出す年頭所感でも改憲を主張するのは憲法99条違反だ。「飼い慣らされている」メディアも増えているようだけれども、総理大臣の憲法順守・擁護義務違反をマスコミはしっかりと批判すべきではないか。<省略>

■安倍首相は「桜」の説明責任を果たす気がなければ一刻も早く散って欲しい
「日本の新時代を切り開く1年に」とも言っていた。この数年間、新時代を切り裂いているとしか思えない彼の「業績」は、その後、誰が日本のかじ取りをするのかはわからねど、破壊された組織やルール、モラルを修復するのはただ事ではない。本当に「日本の新時代を切り開く」つもりがあるのなら、戦前への回帰をやめ、森友学園、加計学園、スパコン、「桜を見る会」などの不正疑惑について説明責任をまっとうに果たして、一刻も早く「総理大臣も国会議員も辞めますよ」という宣言を実行に移してくれることが、一番の近道だ。

自民党本部では、仕事始めのあいさつとして任期満了までの在任をほのめかし、「桃栗三年。おかげさまで桃や栗は収穫できた」と言ったそうだ。本当に収穫があったとしたら、自身と妻の昭恵氏やその周辺のみにもたらされた恩恵であって、多くの国民は蚊帳の外だ。おまけに、任期満了まで続ければ、総裁としては合計9年になることを「ユズは九年の花盛り、ユズまでは私の責任を持って、皆さんとともにしっかり大きな花を咲かせていきたい」と垂れたそうだ。彼が折に触れて便利に用いる「責任」という単語がまたも空疎に使われ、ユズの花に自身をたとえるというナルシスティックなあいさつだったようだ。「ユズ」どころか「桜」についての説明責任すら果たす気配がみじんもないのだが、一刻も早く1枚残らず散っていただきたいものだ。

Sankoub 桜を見る会特集
次号/12・松尾貴史コラム◇桜疑惑追及本当の意味は安倍政権の悪癖・特定人優遇の検証
前号/10・桜疑惑◇安倍首相は「4つの山口」を責任解明しない限り年内退陣に追い込まれる

Ntopkeiji

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする