皆様ごきげんよう。どうにか朝起き、途中でギブしたくなった時に備えてかなり早めに家を出た黒猫でございます。2007年仕事始めは「もう無理ギブごめん帰る」と100回くらい思った一日でした☆午前中はもう自分との戦いでしたよ。
今振り返ると、スパークリングワイン2種→ワイン→日本酒と呑んだあとにロデオボーイⅡ(乗馬運動マシン)に乗って振り落とされ(顔からダイブ)、にも関わらずそのあとカラオケに行って頭を振りまくったのがいけなかったんだと思います。
しばらくお酒を控えます・・・。
それはさておき。
今日から試写会四連続!死んだらごめんの怒涛の一週間のはじまりでした。
第一弾の今日は、『華麗なる恋の舞台で』。ジェレミーのためなら二日酔いなど!(だから戸田奈津子風に言うな)
かつては俳優、今はやり手の劇場経営者マイケル(ジェレミー・アイアンズ)を夫に持ち、自らはその劇場で主役を張り続ける名実ともに大女優のジュリア(アネット・ベニング)。今日も彼女の舞台を観る為に劇場は人で埋まっていた。何もかも満ち足りた生活ではあったが、彼女は変化の無い毎日にうんざりしていた。
そんな折、ジュリアは夫の紹介で息子ほども年の離れた米国人青年トム(ショーン・エヴァンス)と出会い、恋に落ちる。恋するときめきは彼女を輝かせ、演技にもさらに磨きがかかったと評判になる。しかしトムはやがて若手女優エイビス(ルーシー・パンチ)に心を移し、そればかりか彼女にチャンスを与えてやってくれと頼んでくる。傷心のジュリアはその頼みを聞いてやるが、そんな折、息子から夫の浮気疑惑を告げられる。
様々な裏切りを受けながら、新しい脚本で同じ舞台に出ることになったエイビスとも、トムとも夫とも表面上は円満に付き合うジュリアだったが、舞台初日に向けて何かを画策していて・・・?
というようなお話。
想像と違ったけど面白かったです!いかにもイギリス映画的。サマセット・モームの小説『劇場』の映画化だそうですが、わたしは未読。是非読みたいです。
主人公ジュリアはおそらく40代?まさに円熟期の美しさで才能もあり、多少の我がままには目を瞑ってくれる優しい夫もいるというのに若い米国人との恋に夢中になります。ちょ、夫ジェレミーだぞ?そんな若造相手にしてる場合じゃないだろとか思いましたが(笑)、そこはそれ。夫のマイケルにしてみれば、妻の人気に生活がかかっているのです。だから多少は目を瞑っているわけですが。
わたしこれ、度量の広い夫が色々過ちを犯した妻を深い愛で許してやるというような話かと思っていたんですが、全然違ったよ(笑)。
そもそもジェレミー、意外と出てこない(笑)。でも「もと俳優で自分が英国一の美男だと了解している」という役柄らしいので、なんか無駄に身体を鍛えているシーンがあり、このあたりはファンにはサービスショット?(笑)この筋トレシーンの上腕二頭筋もいいですが、ジェレミー・アイアンズの背広姿のイカすこと。1938年の時代設定なので、スーツと言わず背広と言いたいようなクラシカルなモードなんですが、実によくお似合いです。本当にぴしりと粋に着こなしています。これだけでもわたし的にはよし!という感じ(見所間違ってる)。
主人公ジュリアを演じたアネット・ベニングはこの役でゴールデングローブ賞を獲ったそうですが、納得。本当に魅力的で生き生きとうつくしく、ちょっと我がままで気分屋で、力づくで流れを自分に向けてしまうパワフルな女優を見事に演じています。
そして脇を固める俳優陣が豪華でした。終盤は喜劇的な展開になるのですが、脇の方々が上手いので本当に面白いです。
個人的にはジュリアの長年の良き友人を演じたブルース・グリーンウッドもよかった!かっこいい・・・。
あと劇場モノのせいか音楽が素敵でした~。酔えます。
ハリウッド的な派手さはありませんが、思わずにやっとしてしまう素敵な映画でした~。
さっ、明日にそなえてもう寝るぞ!お休みなさいませ。