皆様ごきげんよう。四連続試写会という名のデスマーチ二日目、完全に酒が抜けたので割と余力を残しております黒猫でございます(世間の常識人はそれが普通です)。
今日の映画は『ディパーテッド』です。香港映画『インファナル・アフェア』のハリウッドリメイク版です。
マフィアのボス、コステロ(ジャック・ニコルソン)が牛耳る街、ボストン。
幼い頃よりコステロに目をかけられて育ったコリン(マット・デイモン)は内部情報をコステロに流すために、親類は犯罪者ばかりの一族に育ったビリー(レオナルド・ディカプリオ)は自分だけはそんな人生を歩みたくないがために、それぞれ警察学校に入学し、警察官となる。
優秀なコリンは私服刑事となり、捜査を装ってコステロに情報を流すスパイとなる。一方、ビリーはその適性を買われ、表向きは警察を首になった形で内密にコステロの仕切るマフィア組織に潜入し、内部から逮捕に足る証拠を集めるためのスパイとなる。
やがて双方の組織はお互いの組織にスパイがいることを認識し、それぞれがスパイ探しを始めることになる。正体がバレたら命がない。ふたりは己の正体を隠しつつ、表向きはスパイ探しに協力し、正体を知らぬままにお互いを追い詰め合い・・・?
というようなお話。
わたしは元映画の『インファナル・アフェア』も観ていますが、ちょっと前の映画なので細かいストーリー展開はおぼろげにしか覚えていません。
大体同じだったような気がしますが、最後はかなり違ったと思います。香港版ではまさにクライマックスシーンだった、廃ビルの屋上でお互いの頭に銃を突きつけてカメラがその周りをぐるりと回って撮られたシーンがなかった・・・ここすごい良かったのにな。つうかわたしはもともとアジア大好きっ子なのでアンディ・ラウとトニー・レオンのオリジナルキャストにはときめきを覚えたのですよ(笑)。今回のハリウッド版はレオナルド・ディカプリオとマット・デイモン。・・・ ごめん特に興味ないや(笑)。
だがしかし。思わぬダークホースがいました。
マフィアのボス役、ジャック・ニコルソン。ちょ・・・
この人ちょっとラジニに似てね!?
思わず自分の携帯の待ち受け画像と照らし合わせると(待ち受けはラジニ)、なんか気のせいだったような気もします(笑)。でも『バーシャ!』(※ラジニ主演映画。これもマフィアもの)の時のラジニとはちょっと似てると思う・・・どう、どう思う皆さん!?(リンク先画像の一番上の段がバーシャ時のラジニです)
なんか映画の内容とは違うところで興奮してしまいましたが(笑)、映画としてはまあまずまず面白かったと思います。話が複雑なので、よ~く眼を開けて展開を追わないといけないですが。でもわたしは香港版のほうが好きだけどね!やはり香港映画には積み上げてきたヤクザ映画の歴史があるからね。
でも基本的にマフィアモノなので、血がダメだという人にはおすすめできません。出ます、かなり。
ところでエンドロールの最後まで観なかったので確認できなかったのですが、字幕は戸田奈津子さんだったのでしょうか。ああ~、公式サイトに全然載ってないYO!計・算・外・・・!
「家族の汚名を?(晴らすためか?)」とか「おれを?(知っているか?)」とか、省略しすぎてわかんねえよというのが続出だったんですが。そのへんは?(自分で補うべきですか?)