皆様ごきげんよう。デスマーチ三日目、ちょいと眠気が厳しい黒猫でございます。
今週三本目、今日の映画は『愛の流刑地』でした。豊川悦司と寺島しのぶ主演。「現代を生きる、すべての大人の女性に捧げる“究極の純愛”ストーリー」だそうで。
ある男が情事の果てに女性を殺した。自ら通報してきたその男は、かつて恋愛小説でベストセラーを出し、今は半ば世間から忘れられた作家、村尾菊治(豊川悦司)。殺された女は、三人の子どもを持つ人妻だった。
「何故殺したのか」という刑事(佐藤浩一)の問いかけに対し、菊治は「彼女がそう望んだから。愛していたから」と答える。
ここ10年ほど、ろくに話が書けずにくすぶっていた菊治は、取材に訪れた京都で女性編集者魚住(浅田美代子)に入江冬香(寺島しのぶ)を紹介される。冬香はずっと菊治の大ファンだったのだという。冬香の見せた、陽の光を遮るために手をかざす仕草になんとなく魅せられた菊治は、彼女に惹かれるようになる。最初は躊躇っていた冬香も次第に心を開き、ふたりは逢瀬を重ねるようになる。初めは遠距離で、人目をはばかり僅かな時間をやりくりして逢っていたふたりだったが、冬香の夫(仲村トオル)の転勤に伴いお互いの距離が近くなる。更に溺れるように逢瀬を重ねるふたり。やがて冬香は「一番幸せな今、あたしを殺して」と口癖のように言うようになる。菊治はそれに従い、情事の最中に冬香を殺したのだ。
この事件と担当することとなった女性検事織部(長谷川京子)は、裁判の前に関係者と菊治本人から話を聞くが・・・?
というようなお話。
・・・ええとね。
わたし、トヨエツが好きなはずなんですが。何だかよくわからなくなってきました。
もらったチラシによると、原作となった渡辺淳一の同名小説は新聞連載されたもので、その当時から話題となり「朝の話題は愛ルケから」と、愛ルケ現象を巻き起こした、とか書かれていますが、わたしその現象知りません(笑)。
・・・わたし、登場人物の誰にも共感できませんでした。こういうケースはきつい。最後まで「フーン・・・いやナシだろそれ」と。
人妻との禁断の関係の末に殺人を犯したという主人公の行為をとにかく美化しようとしている感じがして、どうも入っていけないのです。主人公が作家だからか、くどき文句も行動もちょっと引くくらい気障で、現代日本でやられるとどうしても無理と思ってしまいました。いくらトヨエツでもさあ・・・なんか引きましたよ。ふたりだけが盛り上がって盛り上がって、盛り上がった末こんなんなっちゃいました、みたいな。ありえないんじゃないかな。
あと長谷川京子の検事ぶりもありえないと思いました。あんなエロい格好した検事はいないだろ。逆転裁判(ゲーム)とかならともかく(笑)。
最終的に、主人公菊治はひとりだけやたら納得して終わってましたが、わたしは置いていかれたというか乗り遅れたというか、ついていけなかったです。ごめん、わたしは純粋な子どもなので大人の恋愛は全体的に無理だった(今平気で嘘ついた)。
以下私信になります。
・ひとことメルフォより K様
ひとことありがとうございました。貴重なお時間を破壊者SSなんかで費やさせてしまいすみません。ほぼ万事あの調子ですのでよ~く考えて時間を使って下さい(笑)。
『ディパーテッド』等、ブログで書いている感想はすべてわたしの私見なので、全部鵜呑みになさらないで下さいね・・・。
お暇がありましたらまた是非いらして下さいませ。