Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

ケンチクテキ視点-18

2018年06月07日 | 建築、設計

このシリーズ書き始めて途中でアップされていな
かった。調べえみると、なんと昨年の6月19日
にアップされて以来なのだ。月日の経つのは恐ろ
しく早い。。。
 
F建築設計事務所を辞めてしばらくは家で他所の
事務所の図面の手伝いをしていた。この頃にドラ
フタ―という製図用器具から平行定規という器具
に変えた。ドラフタ―は場所もとるし、平行定規
の方が、コンパクトであり、建築模型を作るとき
に重宝されるのも理由の一つである。
 
ドラフターは将来ある少年が工業高校の建築学科
入学するというので、どうぞ使ってくださいとい
う感じで差しあげた。その後、家の近くで事務所
を借り、平行定規で図面を書くという体制が整っ
た。
 
打合せテーブルと言いながら、家具屋にいた友人
にシナ合板の12mmを接着貼りしてもらい24m
mのテーブルの天板にした。机も広いスペースが
欲しかったので机の上にシナ合板を置いて作業ス
ペースを広く確保した。
 
その頃は暇だったのでシナ合板は自分でクリアー
を塗り、看板も自分でつくり、時間があるので自
分で何でもつくった。将来という、希望に満ちた
日々であった。何をするにも楽しかった。こうい
う時にもっと先を見据えた感覚があればよかった
のであるが、若いというか、どうにかなるよな、
という感覚が強かった。
 
自営の人は財産があるようならばいいのであるが、
無い人は戦略というか、世の中との戦い方をマス
ターするべきであり、何もないのは、ちょっとし
たことで困難なことに陥る。そういうことは後に
知ることになる。
 
まあ、のんびりとしたスタートで事務所を開設し
た。