中仙道14 1日目
今日から中山道14
前回は一日33kmと長距離で峠越えが多かったので体力的にきつかったけど、今回はずっと平地で体力的には問題なさそうなので35km/日程度の旅程を組みましたが過去の旅の状況をすっかり忘れていたため過酷な旅となりました。
予定通り前回の旅の終わり蘇原駅ではなく六軒駅からスタートです、昨日長良川鉄道に乗るため美濃太田駅に向かう途中に蘇原駅付近を通過する際に例の踏切工事は終わっていることを確認済みですが、わざわざ戻ることもないかという事で六軒駅からスタート、これから岐阜市内へ入っていく街中歩きとなります。歩き出すと直ぐに各務原市民公園が現れます、スタートしたばかりですがあまりに雰囲気のいい公園なので5分ほどベンチに座って休憩しました。
っとのんびりしては居られないので先に進みます。公園の横には新境川が流れていて季節によっては桜の名所らしいです、ちょうど川の先の鉄橋を先ほど乗ってきた名鉄の列車が通りました。
日吉の一里塚跡碑の近くには日吉の蛙と書かれた石像が、ここ日吉には蛙の伝説が有り色々な所に石像が祀られているようです。
暫く進むと「フスマのだるま工房」と書かれた建物、だるまを作っている工房?中が見えないので正体は謎でした。
その先には「50円カラ」と書かれた自販機が!本当に50円で買えるのか半信半疑のままスルーしてしまいました、買ってみればよかったね。
いよいよ加納宿に入ります、旧宿場町を思わせるような建物は見かけられませんが所々に石碑が有りました、そして「だんごや」と書かれた団子屋さんが、店の名前は?と疑問に思いながらもスルー、こういう場面で寄り道する心の余裕が欲しいものです。後で調べたら「江戸時代から続く加納宿のお茶屋」さんだそうで1本から団子を買えたみたいです。
加納宿とは岐阜駅の南側に位置するので、線路をまたいだ通り沿いに滞在中の宿が見渡せました、そう今回は岐阜駅を跨ぐような行程となっています。
東海道線の高架を潜ると見事な六叉路、その近くにローソンが有ったので一休みします、今日は朝から結構暑いので冷たいものでクールダウンといきます。冷蔵庫の商品も良いけど珈琲マシンで入れるアイスコーヒーを購入し店内のスペースで一服、熱く火照った体にこの氷がありがたいです。
旅を続けます、
中山道はこの後長良川を渡りますがここもGoogleストリートビューで予習済み、橋の右側を歩くと渡り切った土手から旧中山道に降りられますが、左側歩道を歩くと降りられないという事なので右側の歩道から渡ります。
川をわたると河渡宿ですがここで事件が、MapMyRunというアプリで工程をトラッキングしているのですが、休憩したローソンで何故かPause状態に!一定時間同じ所にいるとPauseになることが有るのを忘れました、直ぐに再開しましたが3km分ワープした形に、結果この先はアプリの距離+3kmが今回の行程になります。
先程から休憩できるベンチ的なもの(場所によってはバス停などにある)を探していましたが一向に現れないので、小さな川(天王川)沿いの階段的な所で一休みします。というのも実は昨日美濃太田駅で衝動買いしたつるやの「サンドウイッチ」を頂くところを探していたのですが(たくマヨパンは昨日列車内で食べた)、朝一の公園以来まったく休憩するところが無い、流石にローソンで持参のパンを出して食べるわけにいかないのでそんなきれいな川ではなったですが川岸の階段に座って頂きました。丸い食パンの輪切りで何かが挟まれていてそれが2枚、クリームか何かを想像していたので一口食べて衝撃が!中には丸いスライスハムとマヨネーズ、そうハムサンドでした。昨日のたくマヨパンといいこちらの方はお惣菜とマヨネーズをはさむのがお好きなのか?
(写真は買った駅で)
先ほどからずっと前を歩いている人がいます、同じ道を歩いているので中山道歩きの人だろうか、先ほど休んだ時はかなり前方にいたけど結構差が詰まってきましたが、しばらく行くと姿が見えなくなり少し歩くと清水屋さんという鰻屋さんがポツンとありました。ここに入ったのか?そろそろいい時間なので入ろうかなと考えましたが、この先の美江寺近くに豊田屋さんというこれも鰻屋さんが有りそちらをチェックしていたので、あまり考えずに先を急ぎました。
美江寺駅そばの踏切を渡り次回はこの樽見鉄道で鉄印を貰うのだよねと考えながら美江寺前を左に折れると暫くして冨田屋さんが現れました、が駐車場に一台も車が無い、??平日とはいえと思い暖簾をくぐると中は真っ暗、店員の姿も見えずやっている様子もない、もう終了???と思いながら店を出ました、ここからまた20分戻って清水屋さんに行く気力もないので先に進みます、先ほどのサンドウイッチが昼食となりました。
すぐ先の墨俣道分岐道標のそばにバス停のような屋根付きのベンチが有ったのでしばし休憩、団子屋さんもそうですがやっぱり目に入ったお店に飛び込むのが正解ですね、あらかじめ調べていても当日開いている保証は無いしという事で反省、後で調べると店構えは新しそうでそう見えませんでしたが清水屋さんは創業100年以上の老舗鰻屋さんでした、残念。
今日も結構気温が上がっています、マツキヨで買ったひんやりタオルが大活躍ですが水分がなくなるとただのタオル、瑞穂市図書館分館の裏にトイレがあったのでトイレを借りるついでに水道でタオルを濡らして首に巻き付けるとひんやりとして生き返ります。以前持っていた(行方不明)何か特殊素材が入った首に巻くひんやりアイテムよりも効果が長続きする優れものです。
揖斐川を越えて少し歩くと小簾紅園、「秋の紅葉と静かな雰囲気で有名な小さな庭園」だそうで木陰にいくつかのベンチが並んでいるのでしばしの休憩、今日は暑いのでおのずと休憩が多くなります。
前回の13峠含む恵那-御嵩とは違い今回はずっとアスファルトの上を歩いています、前回はアスファルト、土、石と様々な道が有り足への負担は少なかったですが、1日中アスファルトの上を歩いているとテーピングをしてリーボックのレインウォーカー(DMX-MAX)を履いた足でもダメージは大きいです、DMX-MAXは私の弱点である踵の保護には最高アイテムですが、ショックをすべて吸収してしまうためエアバックのない足指根本や外側にダメージが蓄積されます、今後ほかのアイテムも考えた方がよいかもしれません。今回の行程であるほぼ街中、田んぼの中は中山道の埼玉から群馬辺りを思い出します、長野に入ってからは結構変化に富んだ風景を楽しみながら歩きましたが、今回は修行のようです。
赤坂宿に着くといい感じの水場がありました、赤坂港跡はかつて川が交通の主流だったころに大きな船着き場が有った場所だそうです、今は子供たちの遊び場になっていました。
関ケ原は明日の行程ですが既にこのような看板が有りました、関ケ原の戦いの時にここ赤坂宿も重要な拠点になっていたようです。
しかし今日の暑さは堪えます、30度には届いていないようですが一日歩き向きではありません。ここ数年暑さを凌ぐために春の歩きを前倒して昨年は4月初の中山道歩きでも山を下りてからは少し暑かったのですが、今回鵜飼のシーズン開きに合わせて5月末としましたため少々気温も高め、気持ちよく歩くためにはやはりもう少し涼しい時期を選定すべきでした。最高気温は昨日よりは2~3℃低ようですがじわじわとこたえます、もう35km位歩いているので足(特に足の裏)が少々きつくなってきました。10年位前に埼玉を歩いていた時に25kmは平気だけど30km位からきつくなり、35km過ぎるとかなりきつくなり、40km過ぎると足が棒のようになり少々の段差も厳しくなることを学んでいましたが、ここ最近そのような工程を歩かなかったのですっかり忘れていました。
今日は午前中に寄ったローソン以降全くコンビニが無いので涼しい中の休憩が全くできず気力が滅入りそうなときにオアシスが突然現れました、しばらく先にミニストップが見えます、がぜん元気が出てきてミニストップに飛び込みハロハロのプチプチメロンソーダを注文し中の休憩スペースで頂きました、生き返ります、まさに砂漠の中のオアシスでした。
あとは今日の目的地を目指すだけ、街中をひたすら進むと突然キャプテン翼が現れました、「キャプテン翼スタジアム垂井」という場所だそうですがなぜキャプテン翼スタジアムなのかは不明、原作者公認の施設のようですが。
いよいよ今日の目的地垂井宿、垂井駅へたどり着きました。
トラッキングアプリでは35.13kmとなっていますが+3km換算なので38km歩いたことになります、今回のスケジューリングは京都まであと4日間で歩くために結構ハードな計画をしましたが見直しが必要です。舗装路を35km以上歩くとかなりダメージが蓄積されます、今もかなり足裏が痛いので宿に帰ってケアが必要と思われ、明日も33kmを予定していましたが計画を見直します。
垂井駅より電車で宿のある岐阜へ帰ります。
+3km