中仙道15 食
今回の旅での食を中心に書いていきます。
先ずは旅の初日、彦根に宿を取ったので近江牛を頂きたいという事で駅からは少々離れていますが徒歩圏内の焼肉近江屋に行きました。
せんなり亭伽羅とも迷ったのですがかしこまった懐石よりも気分的に自由なこちらを選択しました。
この焼肉屋さんは近江牛の色々な部位が楽しめるお店、聞いたこともない部位などが多いので若い定員さんにお勧めを聞いたところ「タン」との事、とにかく普通のタンとは違う激ウマという事でお勧めされた「特上和牛タン(味わいが別格)」と、「ハラミ」、そして聞いたことのない「クリミ」を注文。
先ずは特上和牛タン、確かに今まで食べたことのあるタンとは別格でした。
そしてハラミも激うま
クリミはうで肉の赤身との事ですが確かに「甘くておいしい」に偽りなしの旨さでした。
〆めはこれまた初めての南高梅冷麺(ハーフ)、この南高梅が入ることにより冷麺がよりさっぱりとした味わいになり焼肉の締めとしては最高で、大満足の初近江牛となりました。
2日目の昼は結局彦根へ戻ってから駅前にある近江ちゃんぽん、これも食したかったので遅めの昼飯という事で彦根城に行く前にササっと頂きました。
昼が遅かったので彦根城から戻ってから少しばかし休憩してから夕食、目当ての「八千代 駅前店」に行くと何と20時半閉店との事で店じまいしていた所でした。しかたなく近くを探索していると鮨屋を見つけたので入ってみることにしましたが、ここが大正解!鮨割烹銀水はお手頃価格で極上寿司を提供してくれるお鮨屋さんでした。追加で頼んだ赤貝は、カウンター前のネタケースの目の前にあった赤貝を取り出してそのままさばいての提供、身とひもを一貫づつとしての一皿で極旨でした。
3日目の昼、この旅初めてのまともな昼食は有名店「逢坂山 かねよ」のきんし丼、始めて食す卵焼きと鰻の取り合わせと、関西の鰻(焼き方が違う)にわくわくドキドキ、鰻は近くに行きつけができて最近よく食べる機会が有るのですがなんか違う、これが関西の鰻なのか「かねよ」さんの鰻なのか、はっきり言って地元のお店の鰻の方が好きだなと思った次第です。
3日目夜は京都、京都の食を満喫したいという事でホテルそばの豆腐懐石「豆水楼」に予約を入れて入店、早い時間なのでカウンター席には私一人(後からもう一人ご来店)という贅沢な空間での夕食となりました。
高瀨川のコースを注文、先付からメイン、デザートまで特別な夕食となりました。
湯豆腐はおかわりOK、1回だけおかわりをして京都の絶品お豆腐を堪能しました。
そしてこちらは4日目の朝、ホテルの朝食。
宿泊した「ソラリア西鉄ホテル 京都プレミア 三条鴨川」ではゆっくりと良い時を過ごさせていただきました、
できることならここへ2~3泊したいところですが事情により今日までの旅程となります。
最終日は京都の列車と寺院観光の後に京都の老舗喫茶巡り。
1店目は「フランソア喫茶室」、1934 年開店のフランス風カフェは内外装とも落ち着いたクラシカルな洋風建築で多くのお客さんで賑わっていました。
頼んだのはシナモンシュガートーストと特性プリンに珈琲、どれも美味しかったです、ドライオレンジの刺さったプリンが映えます。
定員さんのコスチュームもクラシカルな感じで、インバウンドで人混みの京都の中にあって落ち着ける異次元な空間で良いひと時を過ごせました。
続いて2軒目「喫茶 ソワレ」、
ひっそりと佇む(最初通り過ぎた)喫茶店は階段を上って2階に行くと異次元の素敵な空間が広がっていました。
戦後ほどなく開店したというこの喫茶店、ここが京都四条大橋のそばとは思えないノスタルジックな空間で頂くゼリーポンチはこれまた格別でした。
(いい写真が撮れなかったので喫茶ソワレさんのwebより拝借)
ソーダの中に浮かぶゼリー、現代となっては非常にシンプルな味ではありますが、戦後間もなくから開業しているこの喫茶で味わうという事に意味が有ります。
今回の喫茶巡りは2店目で終了、本当は3~4店巡りたかったのですがこの後行きたいところも有るし、トースト、プリン、珈琲、ゼリーポンチと立て続けに食して少々おなかにたまっている事も有るのでこの辺にしておきます。この続きは次回また。