ひでさんの気まぐれ日記

旅の様子や趣味を書いていきます

中仙道12 3日目

2023-04-09 22:55:45 | 街道歩き

中仙道12 3日目

今日のスタートは馬籠宿。
中津川駅9:55発のバスで馬籠宿へ向かいます、車内はいっぱいで立ちの人たちも居るくらい大人気です。
朝の馬籠宿をしばし散歩し昨晩ホテルで貰った「岐阜の旅クーポン」1000円分で昨日望買い物をした新清水屋に向かい百草丸を買い足しました、おなかの薬は重宝するので少し多めでも問題なし。
長野製薬の百草丸は近くのドラッグストアでも買えますが分包はあまり見かけない、さらに日野製薬の百草丸は木曽周辺でしか見かけないので今のうちです、これからだんだん木曽から離れていくので。

馬籠宿を過ぎると視界が広がり田園地帯を歩きます、途中にあった神社の参道もいい雰囲気じです。

 

中仙道を落合宿方面に歩いていると旅人の宿といった趣の新茶屋という旅館がぽつんとあります、妻籠から落合にかけては道も整備されていて、このような旅館に泊まりながらの歩き旅は特に外国人にとっては日本の風景としてとても魅力的なのだと思います。新茶屋旅館のすぐ隣には一里塚が有りました、新茶屋というくらいなので昔ここに茶屋があったという事のようです。
  

一里塚のすぐ先から落合の石畳という道へ入ります。
街道を歩いていると時々整備された石畳の道があり、当時の人は草鞋での旅を行っていたと思われ石畳は大変ありがたい道だったと思いますが、我々現代人の靴は結構滑りやすいのです。特にウォーキング用の靴はトレッキングシューズのように底が凸凹しておらず比較的フラット、車で言うとサマータイヤなので雨上がりの石畳は滑らないよう気を付けなければなりません、石畳の出口(落合宿方面からは入り口)にはこんな看板も有りました。

  
このあたりの中山道を歩いていると気づくことがあります、道の舗装に陶器のかけらのようなものが混ぜられていてほかの道と区別されています。中山道を歩く人にとってはとてもありがたい、時々旧街道を外れてしまうことがあるのでこのように区別されているとわかりやすいです、事実この後立派な旧御屋敷に気を取られていたら旧中山道の曲がり角を見逃し、道の色が違うことに気づいて戻ったことも有りましたので。
しかし坂道が多い、馬籠を下りればフラットだと思ったのですが上ったり下ったりの繰り返しで結構きついです、岐阜はこんな感じの中山道が続くのでしょうか。

  
落合宿本陣は、「岐阜県内で唯一本陣建築が現存する重要な史跡地」でとても貴重な建物だそうです。
少しながら門の中を見させていただきました。

この後もまだ続く上り下り、上った先には一軒のオアシスが有りました。
越前屋さん、与坂立場跡に建つ古い建物のなかはお洒落なCafeになっていました。
昔、この辺にあった茶屋で出されていたという三文餅と暑いのでアイスコーヒーを注文、三文餅はちょっとしたおやつで、よく峠にある力餅のようなPowerを補充するといった食べ物ではなさそうです。

落合宿の次は中津川宿、こんな感じで道が続くことも。

 
中津川は大きな町ですが、中津川村庄屋屋敷辺りはこのような趣のある街道となっていました。
 

中津川宿を過ぎて少し進むと上宿の一里塚が現れました、こちらも立派な一里塚ですが「昭和9年に往時の約三分の一の大きさで復元されたもの」だそうです。

中仙道を歩いていて久しぶりに電車を見た気がします、街道歩きで電車を見ると街に近い個所を歩いている安心感があります。

 
大井宿に向かう最後の峠?の上から今来た方角を見渡せる休憩所がありました、絶景が広がります。

 
峠を降りると左奥に昨日宿泊したルートイン恵那が見えました、いよいよ今日の目的地大井宿です。

大井宿に入ると明智鉄道の陸橋を潜ります、といってもこの低さ、このすぐそばで列車が通るのを見てみたいものです。
明智鉄道は鉄印を頂ける鉄道、次回の旅は中山道にプラスして鉄印帳の旅も混ぜることにします。
 

本日の距離


 


中仙道12 2日目

2023-04-08 22:16:04 | 街道歩き

中仙道12 2日目

いよいよ今日から街道歩き再開、窓を開けると雨上がりの山々がとても綺麗でした。

温泉ホテルの朝はゆっくりと過ごしたいですがそうもいかず、7時半のバスに乗るため7時前にチェックアウトを済まして7時からの朝食会場に向かい朝食を頂き、そのままバスに乗るという強行軍で出発。
でも朝の山の中は気持ちいいです。
 

昨日はホテルの送迎バスにお世話になりましたが、今日は朝一のおんたけ交通バスで南木曽に行き、そこから野尻まで電車で向かいます、ここ野尻が今日のスタート地点です。

 
本来なら昨日の昼頃にここをスタートし、前回お茶をしたCafe刀に再訪してからスタートする予定でしたが未だ8:30、Cafeは11時からなので残念ですがお店の前を素通りです、もう来ることもないのだろうなとちょっと中を覗き込むと猫がこちらを見ていました、昨年来たときには猫は見かけなかったけどどこかに隠れていたのか?

 
さあ街道歩きの再開です、この時期は桜のシーズン、今年は異例なほど開花時期が早くてこの辺でももう桜は終わりかけですが花桃やしだれ桜は見ごろで街道沿いもたくさんの花で彩られていました。暫く進むと道端に一台の車が停まっていて外に子供と大人がいます、そう先ほど電車で通った時に見かけた電車に向かって手を振っていた親子?で電車の運転手さんが汽笛を鳴らしていたので常連さんでしょうか?

  
ルートチェックしていた時に地図上でもここはどう通ったらいいのかと思われる個所が野尻を過ぎて間もなくありました、国道に分断されていてどこをどう渡ればいいのか???

 
来てみるとこんな標識があり、

 
何と道路の下に道が走っていました、時々あるんですこんな感じの道が。

  
至る所で花がお出迎え、いい季節に来ました。
これは花桃でしょうか?花桃街道なる看板もあったので昨今桜に代えて花桃を植えるのがトレンドなのでしょうか?確かに花桃のほうが長い期間楽しめる感じはします。

  
南木曽を越えるといよいよ妻籠エリアに入ってきます。

  
上久保一里塚には立派な塚が有りました。

 
この日は朝から曇時々晴れといった感じで歩きやすい天候でしたがとうとう雨が降り出しました、運よく妻籠宿手前だったのでフードを被って雨をしのぎながら妻籠宿に滑り込みちょうど昼時なのでここで昼食とします。
入ったのは里久というお蕎麦屋さんですが五平餅も有る!けどメニューにある五平餅は2個入り、さあどうするかと悩んでいたら定員さんから五平餅付きのざるセットを勧められそれに決定、ざるそばと五平餅、最強です。野沢菜110円とメニューにあったので頼もうかどうか悩みましたが付いてました、これくらいでちょうどいい。

 
妻籠宿はちょっと小高い所にある宿場町で下に今朝バスで通ってきた道が走っています。
今朝経由したバス停もこの下と思われ駐車場なんかもあったので観光地ですが、しっとりとした宿場町の風情が感じられるいい感じのところでした。


  
  
途中栗きんとんいう看板を見つけました、どうやらここの名物らしいので澤田屋さんで2個ほど購入、バックパッカーにとってかさばる箱売りでなくばら売りしてくれるのがありがたい。
後で食べましたが100%栗で想像していた菓子以上の美味しさだったのでもう少し買っておくべきでした、栗きんとんはこのあたりの銘菓らしいので次回の街道歩き(たぶん秋)の時にまた堪能しましょう。

 
妻籠宿を後にして目指すは馬籠峠を越えて馬籠宿、猫たちがお見送りをしてくれました。

 
妻籠宿を越えて気が付くのは歩いている人がとても多い、しかも90%は欧米人。彼らにとって古き日本の姿を感じられる格好のハイキングコースなのかも?
途中の男滝女滝にもたくさんの欧米人が写真を撮ったり子供連れでハイキングを楽しんでいる人が多かった。

 
しばらく登ると建物が現れます、一石栃立場茶屋は無料の休憩場、無料でお茶などのサービスを行っている有名な茶屋らしく多くの外国人でにぎわっていました、私は静かに休憩したいのでその近くにあった枝垂桜?を見渡す休憩場所でしばしの休憩。

  
しばらく登ると馬籠峠の上に出ます、そこの峠の茶屋に魅力的な看板が、「甘酒」妻籠宿を出てから水補給だけで登ってきたのでここでエネルギーチャージという事で冷たい甘酒を頂きました、美味しい!
今まで中山道を長く歩いてくると「峠の茶屋」といっても昔の茶屋で影も形も無かったり、廃業したドライブインになっていたりと、なかなか茶屋というところには巡り合いませんでしたが正にここは峠の茶屋でした。こう考えるとこの妻籠~馬籠エリアは本当に魅力的な街道だと感じます、江戸時代はきっと街道を通って江戸~京都間を行き来する人も多かったと思われるのできっとこんな感じでにぎやかな街道だったのでしょうね。


  
馬籠峠を抜けると暫くしていよいよ馬籠宿へ突入です、馬籠宿は木曽路から続く山間からの出口というか碓氷峠でおさらばした都市への再入り口といった感じで感覚的には軽井沢に似た感じを感じました、軽井沢宿には昔の町並みはなく今や軽井沢銀座と呼ばれる観光地ですが都市部からアクセスしやすい馬籠宿も多くの人でにぎわう観光地でした。といっても、軽井沢とは似ても非なる所で馬籠宿は古い建物が続く魅力的な街並みにこれまた魅力的なお店が軒を連ねた非常に魅力的なところでした。
ここに来ると中国人観光客や日本人も増えます、欧米人は馬籠宿の周りを歩くことを+αの楽しみにして、日本人や中国人は馬籠宿だけを見て感じて食べて満足するといったところでしょうか?峠の欧米人率を見ると偏見?ではないと思います。茶屋のおばちゃんも前来たお客さんが馬籠峠は欧米人率90%と言っていたと仰ってましたので。
 


  
馬籠は既に岐阜県です、今まで長く歩いた木曽路は中央本線と平行に進んでいくので結構頻繁に遭遇する特急しなのに癒されたりしました、長かった長野路もここまででこれからまた長い岐阜路が始まります。
本日はここまで、恵那に宿をとっているのでバスで山を下りて中津川から恵那へ向かいます。
バスまで時間があるので先ほど目についたお店に逆戻りして栗ぜんざいを頂きました。

本日の距離


中仙道12 1日目

2023-04-07 22:38:25 | 街道歩き

中仙道12 1日目

今回の予定は野尻宿を昼頃出発し大井宿までの約42kmを2日間で走破する予定ですが、あいにくの雨のため今日は歩かずに直接宿へ向かいます。
 
日程をずらしても良かったのですが宿はもう予約済みでキャンセル料ももったいないので予定を変更し、明日の朝一から歩くことにします。
予定では1日目の昼頃に野尻を出発し妻籠まで、2日目妻籠~大井に行き18時過ぎの列車で帰郷のところを2日目早めに出発し野尻~馬籠、3日目馬籠~大井で16時代の列車に乗る予定、つまり1日2日の予定が2泊3日になりました。
雨の中を国道も含む区間歩くのは危険と考えての結果です。
今日泊まるホテルは「大江戸温泉物語 ホテル木曽路」、妻籠に比較的近くこの辺にあるホテルでは一番大きな温泉付きホテルです。
街道沿いには旅籠といった感じのいい感じの旅館が何件か点在しているようですが大人気で平日含めずっと先まで満室、おそらくは海外の方に大人気なのではないかと推測します。

 
ホテル裏には「KISOJI RESORT」と書かれた庭園のような施設があり満開の花桃がお出迎えしてくれました、ちょうど部屋から出てエレベーターわきの窓からこのような風景を見渡せてとても綺麗でした、晴れていたら散歩したかったですがこの雨では・・・、温泉を堪能することにします。

 
夕食はバイキング、何回かお替りをしてちょっと食べすぎました、しばらく部屋でゆっくりした後3度目の温泉に向かいます、今回申し込んだのは貸切風呂付プラン、何故かこのプランが最安だったのですがこの広々とした貸切風呂を独占できてとてもリラックスした時間を過ごすことができました。